刻印師Barre氏とナポレオン3世の金貨

J.J Barre氏の傑作！100フラン大型金貨

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■ナポレオン3世 100フラン金貨

• 買い取り参考価格　1,700,000円
• 発行年：1865年
• 発行：フランス
• 重量：32,25g
• 品位：金900/1000
• 発行年：1853年
• 鑑定機関：NGC
• 鑑定結果：Ms63

こちらは、ナポレオン3世肖像のフランス発行、100フラン大型金貨です。
刻印師、パリ造幣局18代目のAlbert Desire Barreによってあしらわれました ナポレオン三世コインと言えば、その彫刻に携わったBarre一族を挙げることができます。
刻印総監師Jean-Jacques Barre (1793年パリ出生-1855年没)と、その末っ子Desire-Albert Barre (1816年出生-1878年没)の２人の名がよく認知されていますが、J-J Barre氏は1810年からMonnaie De Paris (パリ造幣局)に入社し、当時総監師だったTiolier氏にすぐに師匠をもう超える最高の弟子Barreが速やかに注目され、1842年にTiolier氏が生涯を終えるまで右腕として大活躍して、同年にパリ造幣局の17代目刻印総監師になります。
ルイフィリップ1世が、ご自身の石膏Medaillion(メダル系など)や、王家のポートレートなどをBarre氏に幅広く依頼されました。
J.J Barre氏の傑作はコインだけではなく、ほかにも
●1848年フランス共和国の大型国璽
●1848年フランス国民議会の大型国璽
●1849年フランス初の切手(1月1日)セレスタイプからナポレオン三世タイプまで (1876年までBarreのデザインが使われた)
などがあり、コイン収集家だけでなく、切手収集家にもBarre氏の名前はとどろくほどなのだとか。
1855年に急病で62歳で他界、末っ子のDesire-Albertがパリ造幣局の刻印総監の地位を継ぎました。
こちらは、そんなDesire-Albert氏意匠のコインです。
髪の編み込みや、紋章の繊細さがよく見て取れる非常に美しいコインですので、絶大な人気を誇る逸品です。

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2018年6月2日