日本の郵便制度が1871年(明治4年)にはじまってから、今年の4月で150周年を迎えることを記念して、郵便制度150周年記念貨幣と記念メダルが発行されることになりました。
いずれも通信販売による抽選受付が4月21日に開始されています。
このコラムでは、貨幣とメダルの紹介とともに日本の郵便制度の歴史を紐解いていこうと思います。
郵便局やポストが刻まれた貨幣とメダル
郵便制度150周年記念一万円金貨は2万枚発行され、表面には「我が国初のポストである書状集箱と郵便物搭載作業風景」が、裏面には「旧東京中央郵便局入口」がレリーフされています。
次に記念千円銀貨ですが、5万枚発行されカラーで表面には「郵便差出箱一号丸型と郵便物搭載作業風景」が描かれており、裏面には金貨と同じく「旧東京中央郵便局入口」が刻まれています。
2021年初めての記念貨幣とメダルということもあり、また数もそれほど多く発行されないため、求める人の競争率はかなり高そうです。
郵便制度が確立される前までの日本
郵便局制度ができるまでの日本は、どんな手法で伝文などを行っていたのでしょうか?
それは皆さんも時代劇などで見たことがあるであろう、伝馬や飛脚でした。もともと伝馬を用いていたものが、鎌倉時代に至って飛脚が出現し、戦国時代には大名の書状送付に飛脚が利用されるようになりました。
さらに、江戸時代に入り幕府の整備によって、武家や町人が利用できる飛脚屋、飛脚問屋などの制度が発達していったのです。
その後、明治時代に入り飛脚は郵便に移行していくことになります。
ページトップに戻る
“郵便の父”前島密氏が作り上げた郵便制度
東京都中央区 前島密の像
日本において現状のような郵便制度の元となるものは、1871年(明治4年)4月20日(旧暦3月1日)に東京、京都、大阪間で官営の郵便事業(制度)が開始された日をもって、日本の郵便のはじまりとされています。
1円切手の図柄にもなっている前島密氏によって建議され、創設された近代日本の郵便制度ですが、前島氏は1870年(明治3年)に政府から「駅逓権正(えきていごんのかみ)」の任務を命ぜられました。
そこで、政府文書の送達に1500両を支出していた事実から、郵便は事業化できると判断し「全国均一料金」を取り入れ日本の郵便制度を作り上げたのです。
また、1872年(明治5年)8月に前島氏は郵便役所をさらに横浜、神戸、長崎、函館、新潟と全国展開を図り、江戸時代に地域のまとめ役だった名主に自宅を郵便取扱所とする旨を要請しました。
1873年(明治6年)に全国約1100ヵ所の名主が郵便取扱所を快諾したことから、郵便制度は全国に拡大しました。
最後に、“郵便”と“郵便切手”などの言葉を選択したのも前島氏になります。
届くのが待ち遠しい!?郵便制度150周年記念貨幣一万円金貨幣の買取は金貨買取本舗へ
2021年5月11日にお申し込み受付が終了し、これから抽選でお手元に届く郵便制度150周年記念貨幣一万円金貨幣と郵便制度150周年についてお話をしましたが如何でしたでしょうか?
もし記念金貨やお手持ちのコインを手放す際はぜひ金貨買取本舗ではまでお持ち込みください!高額査定いたします。
郵便制度150周年記念貨幣1万円金貨幣―
名称 |
郵便制度150周年記念貨幣1万円金貨幣 |
発行国 |
日本 |
鋳造 |
造幣局 |
質量(g) |
15.6 |
直径(mm) |
26 |
厚さ(mm)
| - |
材質 |
金 |
品位(karat) |
K24 |
図案・表 |
我が国初のポストである書状集箱と郵便物搭載作業風景 |
図案・裏 |
旧東京中央郵便局入口 |
発行枚数 |
2万枚 |
金貨買取本舗では「郵便制度150周年記念貨幣」のような純金製記念貨幣を高価買取いたします。
郵便制度150周年記念金貨買取価格
一万円金貨幣以外にも千円カラー銀貨幣も五万枚発行されました。
金貨は化粧箱の柄になっていますが、郵便差出箱一号丸型と郵便物搭載作業風景のイラストが目を引く美しいカラー銀貨です。カラー銀貨もお買取りをしております。
金貨買取本舗では記念金貨、プレミアム金貨・銀貨を高価買取いたします。
お持ちの記念金貨幣は今どれくらいの価格になるのか、価値が気になるかたはぜひ無料査定をご利用下さい。
メールフォームで無料査定
LINE査定で無料査定
ページトップに戻る