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2012年10月9日から14日まで東京で開催された、「第67回国際通貨基金・世界銀行グループ年次総会」を記念し発行された銀貨をここでご紹介。
また、国際通貨基金・世界銀行グループ年次総会とは？という疑問にもお答えします。
第67回国際通貨基金・世界銀行グループ年次総会・東京開催記念千円銀貨は、ほかの銀貨とは見た目がちょっと異なる貨幣です。
それは、銀貨表面が虹色に輝くように微細加工を行う「虹色発色」技術を採用していること。
この虹色発色技術とは、微細な間隔に刻んだ溝に当たり反射した光が、干渉し虹色に輝いて見えるよう加工する技術のことです。
そしてこの銀貨は、虹色発色をより鮮明にするため、素材に銀合金が用いられています。
その虹色発色で刻まれた表面の図柄は、富士山と江戸の庶民。裏面は銀色で世界地図をレリーフ。
品位は銀合金（銀92.5％、銅7.5％）、重量31.1g、直径40mm、発行枚数5万枚、造幣局から発売された当時の価格は8,000円になります。
キラキラした虹色発色はとても美しく、さまざまな角度から見たくなる1枚です。
国際通貨基金とはIMF（International Monetary Fund）と呼ばれ、1944年（昭和19年）7月のブレトン・ウッズ会議（米国ニュー・ハンプシャー州ブレトン・ウッズで開催された連合国国際通貨金融会議）で創立が決定。
同会議で調印された「国際通貨基金協定（IMF協定）」により1947年（昭和22年）3月に業務を開始した国際機関のことです。
世界の国々が金融取引を行う際に必要な為替相場の安定などに取り組んだり、金融危機に陥った国への支援も行います。
そのIMFと世界銀行グループは毎年、年次総会を開催しています。
年次総会には、各国の中央銀行総裁、財務・開発大臣、民間セクターの幹部、学界の代表などが一堂に会し、世界経済の展望、国際金融の安定性、貧困削減、経済開発、援助効果といった世界的な問題について協議します。
東京で国際通貨基金・世界銀行グループ年次総会が開催されたのは、1964年以来、実に48年振りのことでした。
第67回国際通貨基金・世界銀行グループ年次総会記念 千円銀貨の詳細は下記となります。
| 名称 | 第67回国際通貨基金・世界銀行グループ年次総会記念 千円銀貨 |
|---|---|
| 発行国 | 日本 |
| 鋳造 | 造幣局 |
| 質量（g） | 31.1g |
| 直径（mm） | 40mm |
| 厚さ（mm） | - |
| 材質 | 銀 |
| 品位（karat） | Sv1000 |
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