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1871年(明治4年)に「円」という通貨単位が生まれ、昨年の6月で150周年を記念して発行された「近代通貨制度150周年記念貨幣」をここでクローズアップします。
まず発売された硬貨は3種類。1つがプルーフ仕様の1万円金貨幣です。2つめは5,000円金貨幣、3つめは1,000円銀貨幣。なかでも額面5,000円の金貨はこれが初となるので、注目を集めました。
3枚ともデザインは同じで、書かれている額面のみ異なります。表面には、中央に力強く「圓」の文字が置かれ、その両脇に「菊と桐」が。裏面には現行通常貨幣(6種類)の図柄が刻まれています。
1万円金貨はK24、重量15.6g、直径26mm、発行枚数2万枚、販売価格145,000円。5,000円金貨はK24、重量7.8g、直径20mm、発行枚数2万枚、販売価格76,000円。1,000円銀貨はSV1,000、重量31.1g、直径40mm、発行枚数5万枚、販売価格11,700円でした。
1871年「新貨条例」を制定し、「円」を基本の貨幣単位とした明治政府は、「円」の1/100を「銭」、「銭」の1/10を「厘」としました。それに基づいて、金1.5g=1円とする近代洋式製法の新貨幣を発行。当初は銀本位制を予定していた明治政府ですが、アメリカに出張中の伊藤博文の建議で、金4分(1.5g)を1円とする金本位制になったのです。
新しい金貨、銀貨、銅貨は円形の貨幣となり、江戸時代の楕円形の大判、小判、丁銀、不定形の小粒だった豆板銀などがすべて円形に統一されました。
しかし、1897年(明治30年)3月29日に貨幣法が制定され、規定された本位貨幣の金貨が廃止に……。その背景にはこんなことがありました。1.5gの純金を1圓と定めた旧金貨は、金の準備不足から発行が少量だったうえに、1897年までに発行された金貨は総額にして約81%が日本国外に流出したのです。
そして、一方で幕末から墨銀(メキシコドル)が多量に日本国内に流入し、また東洋においても貿易取引の決済は銀貨が中心であったことから、貿易一圓銀貨の発行高が伸び、1878年(明治11年)5月27日の太政官布告第12号により、貿易一圓銀貨は日本国内でも金貨と等価に無制限通用が認められることになりました。
そのため、事実上の金銀複本位制となってしまったのです。
その後、銀価は明治初期の頃と比較して半値に下落。日本国内の物価は高騰し、国民生活および国家財政が圧迫されるようになり、貿易にも支障をきたすようになります。
ここで再び世界の動向を見て、日本も金本位にするべきだという気運が高まり、政府は1893年(明治26年)10月14日に貨幣制度調査会を設置。幣制改革を必要とする者と金本位制とすべき者に分かれたものの、その頃の日本には必要な金準備を整える見通しがありませんでした。
そんななか起こった日清戦争の勝利により、下関条約において清国より軍費賠償金として銀二億両、三国干渉による遼東半島還付報償金として銀三千万両、威海衛守備費償却金として銀百五十万両を得ることとなりました。
日本は金本位制の採用を切望していたため賠償金を金で受取ればその目的が達成されるとし、当時大蔵大臣であった松方正義は1895年(明治28年)5月、金で受取るとした草案を内閣総理大臣の伊藤博文に提出。
この結果、賠償金の合計銀231,500,000両は、英国金貨38,082,884ポンド15シリング6.5ペンスに換算され受け取ることとなりました。そして、日本は物価を安定させるために金本位制を主軸とした幣制改革を行うことになったのです。
こうして様々な改革を経て現在の日本の貨幣制度が出来上がっていったかと思うと、先人たちの試行錯誤の歴史を感じずにはいられませんね。
日本貨幣制度と新貨条例以降の歴史的背景や近代通貨制度150周年記念貨幣についてお話をしましたが如何でしたでしょうか?
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