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東日本大震災の復興事業による記念硬貨

平成23年に起きた東北地方太平洋沖地震は三陸沖を震源とした地震で、規模は日本観測史上最大規模でマグニチュード9.0です。

この地震により福島第一原子力発電所事故が発生。二次災害含め、とてつもない被害が東日本に齎されました。

震源地に最も近い宮城県の最大震度は宮城県栗原市で観測された震度7で、宮城県は震度6強を観測、激震に襲われました。

津波被害は、327平方キロメートルが浸水。浸水域の人口は約33万人で宮城県の一県だけで、阪神淡路大震災を上回るほどの多くの犠牲者が出ました。

県北部は津波への対策がなされていて、住民の防災意識も高く多くの人々が避難行動を取りましたが、過去に類を見ない津波が押し寄せたため、甚大な被害を受けました。

県中南部は想像だにしない津波に襲われ、平野が広がっていたために内陸まで広く浸水し、甚大な被害を受けました。

気仙沼市では、介護老人保健施設で59人、杉の下地区の住民が避難した海抜12mの高台で93人が亡くなるなど、犠牲者は1,350人以上にも及びました。

南三陸町では、防災対策庁舎の屋上まで水没して町職員が42人、志津川病院も4階天井付近まで水没して入院患者72人と職員3人が亡くなられました。海抜15mの高台にあった特別養護老人ホームでも1階が水没して49人が亡くなるなど、850人以上が犠牲となりました。

女川町は震源にもっとも近い町の一つです。猛烈な津波に町は襲われ、中心部は海抜20mの高さまで水没。強い引き波によって建物の倒壊も多くありました。指定避難所の女川病院は、海抜16mの高台にあったにもかかわらず1階が完全に水没。七十七銀行女川支店は、屋上に避難していた行員13人が流され12人が亡くなるなど、犠牲者は約900人にものぼりました。

石巻市は3,700人以上が震災の犠牲になりました。

石巻市内北東部、旧雄勝町、旧北上町、旧河北町の沿岸はほぼ壊滅。雄勝病院は水没し、入院患者と職員の65人が津波に流され生存者は3人、北上川の石巻市北上総合支所では職員と避難者合わせて57人のうち生存者は3人だけでした。津波によって北上川は氾濫し、とてつもない勢いで遡上。5キロ上流に位置する大川小学校では、徒歩で避難していた児童78人と職員11人が流され、生存者は児童4人と職員1人のみでした。

石巻市内南部、人口の多い市街地が海に面して広がっていて、津波による犠牲者数も多く、また市内各地で身動きのとれない渋滞が発生し、そのまま津波に飲まれてしまうことが多かった。

東松島市は36%が浸水。野蒜地区は東側の仙台湾から押し寄せた津波が陸地を横断し、西側の松島湾に流れ込んだ。野蒜小学校で13人、特別養護老人ホームの56人が亡くなるなど、野蒜地区や大曲地区が壊滅的被害を受け、約1,100人の犠牲が出てしまいました。

多賀城市で海に面しているのはごく一部で、市民も海沿いの街という認識はなく、市外の方はさらに認識がありませんでした。地震の影響で道路が大渋滞しているところに、建物の間から突然の津波が襲来。犠牲者は幹線道路を中心に200人ほどになり、半数は市外の方でした。

仙台市は人口約105万人の政令指定都市ですが、沿岸部の大部分が開発制限されている市街化調整区域で、田園地帯が広がっていたため、人口密集地への浸水はほぼありませんでした。ですが沿岸部の若林区荒浜地区や宮城野区中野蒲生地区が壊滅。また、仙台港一帯の工業地域や商業地域を中心に、犠牲者数は800人以上にもなりました。若林区は60%が浸水。

名取市は27%が浸水。沿岸部にあった閖上地区が壊滅的被害にあうなど、約1,000人が犠牲になりました。

岩沼市は沿岸部の集落が壊滅、48%が浸水しておよそ200人、亘理町でも浸水によりおよそ300人が犠牲となりました。

山元町は38%が浸水。養護老人ホームと併設しているケアハウスで82人が犠牲になり、自動車学校の送迎バスが津波被害により39人が犠牲になるなど、およそ700人が犠牲となりました。

この他にも、七ヶ浜町など、各所で大きな被害がありました。

東日本大震災にて亡くなられた方のご冥福をお祈りし、被災者の方々には心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復興を心からお祈りします。

東日本大震災復興事業記念 10000円金貨幣

第一次金貨は奇跡の一本松とハトが描かれ、第二次金貨では貨幣デザイン公募作品の学校と鯉のぼり、第三次金貨は貨幣デザイン公募作品の復興特別区域の地図と折鶴と奇跡の一本松、第四次金貨は貨幣デザイン公募作品の豊かな自然と鳥が描かれています。

東日本大震災復興事業記念金貨幣買取価格

東日本大震災復興事業記念 1000円銀貨幣

第一次銀貨は大漁船と稲穂が描かれ、第二次銀貨では貨幣デザイン公募作品の復興特別区域の日の出と折鶴、第三次銀貨は貨幣デザイン公募作品の日本を応援する少年、第四次銀貨は貨幣デザイン公募作品の握手する日本列島と桜が描かれています。

東日本大震災復興事業記念銀貨買取価格

地方自治法が施行されてから60周年を記念した硬貨

地方自治法施行60周年記念貨幣（宮城県） 1000円銀貨幣

伊達政宗は、出羽国と陸奥国の戦国大名です。陸奥仙台藩の初代藩主で、観光地である仙台城の本丸跡にある伊達政宗騎馬像が描かれています。

伊達政宗騎馬像とともに描かれている慶長遣欧使節とは、慶長18年（1613年）に仙台藩祖の伊達政宗が、仙台領内でのキリスト教布教容認と引換えにノビスパニア（メキシコ）との直接貿易を求めて、イスパニア（スペイン）国王、及びローマ教皇のもとに派遣した使節のことです。

慶長遣欧使節に選ばれた家臣の支倉常長が、宣教師ルイス・ソテロとともに、仙台藩内で建造した洋式帆船「サン・ファン・バウティスタ号」で太平洋を渡り、イスパニア国王フェリペ3世やローマ教皇パウロ5世に拝謁。7年後の元和6年（1620年）に帰国しました。

地方自治法施行60周年記念貨幣（宮城県） 1000円銀貨幣買取価格

地方自治法施行60周年記念貨幣（宮城県） 500円バイカラー・クラッド貨幣

青竹に飾られた和紙と風が織りなす仙台の夏の風物詩「仙台七夕まつり」。

仙台七夕は、藩祖伊達政宗公の時代から続く伝統行事として受け継がれ、今日では日本古来の星祭りの優雅さと、飾りの豪華絢爛さを併せ持つお祭りとして、全国に名を馳せております。

七夕まつりは本来、旧暦の7月7日の行事として全国各地に広まっていました。仙台七夕まつりでは、その季節感に合わせるために新暦に1ヵ月足して、月遅れの8月6日から8日に開催しています。

吹き流しや仕掛けものなど趣向を凝らした1,500本を超える竹飾りがアーケード街にアーチを描き、青森ねぶた、秋田竿燈とともに東北三大夏まつりの一つとされています。

新幹線の開業50周年を記念した東北新幹線100円硬貨

新幹線の開業50周年を記念した記念硬貨が発行されました。

東北新幹線は、東京駅から青森県の新青森駅までを結ぶ高速鉄道です。

昭和57年に大宮駅から盛岡駅までが暫定的に開業し、大宮から東京までは開業が遅れておりました。

宮城県の仙台駅は開業当初から新幹線が停車。その後、上野から大宮までが開業しました。国鉄民営化を経て、平成3年に東京から上野までが開業し、東京から盛岡まで乗り換え不要となりました。

平成14年、盛岡から八戸まで開業。そして平成22年、八戸から新青森までが開業し、全線開通となりました。

昭和57年の大宮-盛岡間の開業から29年の月日をかけて完成したのが東北新幹線です。

昭和45年に東北新幹線の停車駅として仙台市では長町駅、仙台駅、宮城野駅（現在の仙台貨物ターミナル駅）の3案が出され、それぞれ「新幹線東部地区設置期成同盟会」、「新幹線現仙台駅建設促進期成同盟会」、「新仙台駅誘致仙南期成会」が結成され、誘致運動を行いました。国鉄は東北新幹線の停車駅について現行の仙台駅を希望し、地元のデベロッパー委員会も仙台駅への新幹線停車を希望すると表明。そして既存の仙台駅に新幹線停車駅が併設されることになりました。

新幹線鉄道開業50周年記念（東北新幹線） 100円クラッド貨幣