近年、金価格が高騰しており、金製品の買取市場が活況を呈しています。特に、帯留めなどの和装小物は骨董品としての価値が加わることで、思わぬ高値がつくケースもあります。
また、遺品整理や生前整理の一環として、使わなくなった帯留めを売却する方も少なくありません。
今回の記事では、金の帯留めの最新買取相場と、高く売るための具体的な方法を解説します。手元にある帯留めの価値を知り、売り時を逃さないようにしましょう。
金の帯留めは売れる?高く売るための基礎知識
金の帯留めは単なる和装小物としてだけでなく貴金属としての価値も持ち合わせているため、適切な業者に持ち込めば高値で買い取ってもらえる可能性があります。
しかし、その価値を最大限に引き出すためには、いくつかの基礎知識を理解しておくことが重要です。
まずは、金の帯留めが今なぜ高く売れるのか、またどのような特徴を持つ帯留めが高値で取引されるのかみていきましょう。
金の帯留めは今が売り時な理由
金の帯留めが現在「売り時」とされる最大の理由は、世界的な金価格の高騰にあります。
2020年以降、世界経済の不安定さや地政学的リスクの高まりから、安全資産として金への需要が急増しました。さらに、インフレ懸念や各国の金融緩和政策も金価格を押し上げる要因となっています。
そして2025年現在、金の価格は1gあたり15,000円を超える水準で推移しており、過去10年間で見ても非常に高い水準です。
どんな金の帯留めが高く売れる?
金の帯留めの買取価格を決定する主な要素は、金の純度、重量、デザイン、状態、作家、希少性です。
それぞれの影響を見ていきましょう。
金の純度(K24・K18・K14)
- 24金(K24・純金):柔らかく加工が難しいため珍しく、非常に高価値
- 18金(K18):適度な硬さと美しい色合いを持ち、帯留めに最も多く使われる金種
- 14金(K14):硬度が高く耐久性に優れるが、純金の含有率が低いため買取価格は低め
作家物の帯留め
人間国宝や著名な金工作家の作品は、希少性と芸術性が評価され高額で取引されます。
特に、香川勝広、大角幸枝、柴田光春などの作家の作品はコレクター需要が高く、サイン(銘)が入っていると、さらに価値が上がります。
このように金の帯留めは素材だけでなく作家や希少価値によっても買取価格が大きく変わるため、査定の際はこれらのポイントを意識しましょう。
素材別の帯留め買取相場
帯留めはさまざまな素材で作られており、その素材によって買取価格も大きく異なります。
ここでは、代表的な素材別の帯留めの買取相場について解説します。相場を知ることで、お手持ちの帯留めがどの程度の価値を持つのか、おおよその見当がつくでしょう。
金(ゴールド)の帯留め
金の帯留めは純度と重量によって価格が大きく変わります。特に純度が高いものほど高価買取が期待できます。
24金(K24)
純金100%で作られた帯留めは非常に価値が高く、2025年現在の買取相場では約12~15万円が目安とされています。
デザインや作家によってはさらに高額査定になるケースもあります。
18金(K18)
金75%、その他の金属25%で構成され、K24よりも硬度が高く、帯留めとしての実用性も兼ね備えています。
買取相場は10万円前後です。
さらに、作家の名前が明らかな場合や、歴史的な趣きがあるアンティーク調な帯留めは、金の価値のみならずデザインや希少性によってさらに高値がつく場合があります。
プラチナの帯留め
プラチナ製の帯留めも高価買取が期待できます。
- Pt900(プラチナ90%)が主流で買取相場は約7~9万円
- プラチナは金よりも硬く傷がつきにくいため、長年使用されていても比較的良好な状態を保てるのが特徴
- ダイヤモンドや真珠などと組み合わせたデザインが多く、特に細かい彫金技術が施されたものは工芸品としての価値も高まりやすい
ダイヤモンド付きの帯留め
ダイヤモンドが施された帯留めは、宝石の品質とデザインによって大きく価格が変動します。
1カラットの高品質ダイヤモンドが使用されている場合、金やプラチナの価値に加え、30万円以上の付加価値がつくことがあります。
特に、明治から大正時代にかけて作られたアンティークの帯留めで、オールドカットやローズカットのダイヤモンドが使われているものは、コレクターの間で特に支持されています。
その他(珊瑚・翡翠・べっ甲など)
金やプラチナ以外にも、珊瑚(サンゴ)、翡翠(ヒスイ)、べっ甲(タイマイ)などの天然素材を使用した帯留めは、希少性の高さから高額査定となるケースがあります。
珊瑚(サンゴ)
- 色合いによって価値が大きく異なり、特に「血赤珊瑚」と呼ばれる鮮やかな赤色の珊瑚は希少
- 5gほどの血赤珊瑚の帯留めで10万円以上の価値がつくケースもある
- 国際的に珊瑚の取引が制限されているため、良質な古い珊瑚製品の価値は年々上昇
翡翠(ヒスイ)
- 透明度と色合いが価格を大きく左右
- 「氷翡翠」(透明度の高いもの)や「帝王翡翠」(鮮やかな緑色のもの)は特に高価で数十万円の価値がつくこともある
べっ甲(タイマイ)
- ワシントン条約によって新たな製造や取引が制限されており、古いものほど価値が高い
- 江戸時代~明治時代の良質なべっ甲帯留めは数万円~数十万円の価値がつくことがある
その他にも、象牙、螺鈿(らでん)、七宝などの帯留めが存在しますが、国際条約や法律によって取引が制限されている素材もあります。
売却を検討する際は、事前に法的な制約を確認し、適切な手続きを経ることが重要です。
帯留め買取業者選びのポイント3選
帯留めを少しでも高く売るためには、信頼できる買取業者を選ぶことが非常に重要です。
ここでは、帯留めの買取業者を選ぶ際に注目すべき3つのポイントについて解説します。適切な業者選びが、満足のいく買取価格につながることを念頭に置いてください。
金製品・宝石類の買取に強い業者を選ぶ
和装小物の帯留めを売却する際は、一般的なリサイクルショップではなく、貴金属・宝石・骨董品に特化した専門買取業者を選ぶことが大切です。
専門業者は素材価値だけでなく、工芸品としての価値も適切に評価できる知識と経験を持っています。
特に金製品専門の買取業者は最新の金相場に基づいた適正価格で買取を行うため、金の帯留めを売却する際におすすめです。
金の帯留めの買取なら、ぜひ『金貨買取本舗』にお任せください。
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また、当店には宝石鑑定士や骨董品鑑定士の資格を持つ専門の査定員が在籍しております。これにより、お客様の大切な帯留めに使用されている金の純度や宝石の品質を正確に評価し、その真の価値をお伝えすることができます。
お客様の満足度を第一に考え、丁寧な対応と高額買取を心がけております。ぜひ一度、『金貨買取本舗』の専門スタッフにご相談ください。
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手数料や査定料を確認する
帯留めの買取を依頼する際は、事前に手数料や査定料などの諸費用を確認することが重要です。中には査定料が無料でも、キャンセル料や出張費などの名目で予想外の費用が発生するケースがあります。
理想的には、査定料・キャンセル料・出張費がすべて無料の業者を選ぶことがベストです。
『金貨買取本舗』では、お客様の大切な帯留めを最高の条件で買い取らせていただきます。
当店では、査定料・キャンセル料・出張費をすべて無料とし、お客様に余計な負担をかけることなく、安心してご利用いただけるサービスを提供しております。
残念ながら、業界には予想外の費用を請求する業者も存在します。しかし、当店ではそのような心配は一切ございません。お客様の満足度を最優先に考え、透明性の高い取引を心がけております。
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お客様の大切な帯留めの価値を最大限に引き出すお手伝いをさせていただきますので、ぜひ、『金貨買取本舗』にお任せください。
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口コミや評判も参考にする
買取業者を選ぶ際には、口コミや評判も重要な判断材料となります。
インターネット上の口コミサイトやSNSでの評価、知人からの紹介など、実際に利用した人の声を参考にすることで、業者の信頼性やサービスの質を事前に把握できます。
特に注目すべきポイントは、「査定額の納得感」「スタッフの対応」「知識の豊富さ」「迅速さ」などです。
帯留めのような専門性の高いアイテムの場合、単に高額査定をするだけでなく、なぜその価格になるのかを丁寧に説明してくれる業者が理想的です。
金の帯留め買取方法とQ&A|初めてでも安心
帯留めの買取は初めての方でも安心して利用できるよう、一般的な疑問とその回答をまとめました。
買取方法には主に店頭買取、出張買取、宅配買取の3種類があり、それぞれのライフスタイルや状況にあわせて選べます。
最後に、よくある質問と回答を通して、初めての方でも安心して帯留めを売却するための情報をお伝えします。
金か金メッキか分からないのですが、査定してもらえますか?
金か金メッキかわからない場合でも、多くの買取業者で無料査定を受けられます。
専門の鑑定士が比重計や試金石を用いて金の純度を確認するため、ご自身で判断がつかない場合でも安心です。買取店に直接持ち込む方法のほか、宅配買取を利用すれば自宅にいながら査定を受けることも可能です。
また、ご自身で簡単にチェックする方法として、まず刻印を確認するのもひとつの手です。
「K24」「K18」「K14」などの刻印がある場合は金の可能性がありますが、「GP(ゴールドプレート)」や「GF(ゴールドフィルド)」と記されている場合はメッキ加工が施されたものとなります。
さらに、磁石を近づけてみるのも簡単な判別方法です。金は磁石に反応しないため、もし引き寄せられる場合はメッキや別の金属の可能性が高いでしょう。
傷や汚れがある帯留めでも買取してもらえますか?
帯留めに傷や汚れがある場合でも、基本的には買取してもらうことが可能です。
特に金やプラチナなどの貴金属製の帯留めは素材自体に価値があるため、多少の傷や汚れが大幅な減額に直結することはあまりありません。
特に昔の帯留めは長年の使用や保管状態によって変色している場合もありますが、金製品であれば磨き直せば本来の輝きを取り戻すことも期待できます。
ただし、傷や汚れの程度によって買取価格に影響することはあります。たとえば、大きな凹みや変形、欠損などがある場合は、修復コストが考慮され、買取価格が下がる可能性もあるので注意が必要です。
付属品がなくても買取してもらえますか?
帯留め単体でも買取はできますが、付属品がそろっていると査定額が上がる可能性があります。特に、購入時の箱や保証書、鑑定書などは重要なポイントになります。
中でも、作家物や高級ブランドの帯留めに付属する箱は、真贋を証明する大切な要素のひとつです。「共箱」(作家自身が制作した箱)があると、その作品の信頼性が高まり、買取価格のアップにつながるケースもあります。
桐箱に作家の署名や落款が入っている場合、それ自体の価値が加わるかもしれません。
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