ご自宅や工場に眠っている使用済みの金糸やボンディングワイヤ、実は買取の対象になるってご存知でしたか?
意外に知られていませんが、金糸やボンディングワイヤには貴金属としての価値があり、適切な業者に依頼すれば高価買取も期待できます。
この記事では、金糸とボンディングワイヤの違いから買取相場、信頼できる買取店の選び方まで徹底解説します。不要になった金糸やボンディングワイヤの売却をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
似てるけど全く別物!金糸・ボンディングワイヤとは?
金という共通点を持つ金糸とボンディングワイヤですが、用途や製造方法には大きな違いがあります。
金糸は高級な織物に使われ、装飾的な役割を果たす一方、ボンディングワイヤは電子機器内部で電気信号を伝える役割を担っています。
それぞれの特徴をくわしく見ていきましょう。
金糸とは?製造方法や用途
金糸は、非常に細く加工された貴金属製の糸のことで、その美しい輝きから主に織物や刺繍、工芸品などに用いられてきました。
特に西陣織や着物、能衣装など、日本の伝統工芸において欠かせない素材とされています。
最近では、金糸はアクセサリーやインテリアなどにも使用され、より身近な存在となっています。特にファッション業界では、金糸を用いたデザインが多く見られ、現代のスタイルにもマッチしているといえるでしょう。
製造方法は以下のとおりです。
- 金箔のように、貴金属を薄い箔状に加工する
- 細く裁断して糸状にする
- 芯となる糸(絹糸など)に均一に巻き付ける
ボンディングワイヤ(金ワイヤー)とは?製造方法や用途
ボンディングワイヤ(金ワイヤー)は、電子部品やマイクロチップと外部電極を接続するための細い金属線で、電子機器の小型化・高性能化に欠かせない存在です。
その高い導電性と酸化に対する強い抵抗力から、信頼できる接続材料として、コンピュータや家電、自動車といった幅広い用途で使用されています。
ボンディングワイヤ(金ワイヤー)の直径は、数ミクロンから数十ミクロンと人間の髪の毛よりも細く、精密な加工技術が求められます。
こちらの製造方法は以下のとおりです。
- 高純度の貴金属を溶解する
- ダイスと呼ばれる工具に通して、極細に引き伸ばしワイヤ状にする
- 熱処理を施し、ワイヤの硬さを調節する
- 表面に貴金属をコーティングする
- スプールと呼ばれる円筒形の部品にワイヤを巻き取る
金糸・ボンディングワイヤの買取相場は金相場を見よう!
金糸やボンディングワイヤの買取価格は、その日の金相場を参考に予測できます。
純金の金糸・ボンディングワイヤなら「金相場×g数」が買取参考価格
純金の金糸やボンディングワイヤの場合、買取価格の参考となるのは『金相場×g数』です。
たとえば、2025年2月の田中貴金属の金地金価格平均値は14,169円/gでした。
もし、手元にある金糸が5gの場合、14,169円/g×5g=70,845円が買取参考価格となります。
参考価格としているのは、金の相場は売る時点で変わっている可能性があるためです。
また、金糸は量や芯材の種類、ボンディングワイヤの場合は不純物の混入度合いやワイヤの状態によって最終的な買取価格が変動することもあります。
金相場は過去最高を更新中!売るなら2025年がチャンス!?
金相場は常に変動していますが、近年は特に高騰傾向にあります。
それは国際情勢の不安定化や、世界的なインフレ、金融不安など、さまざまな要因が絡み合い、安全資産としての金の需要が高まっているためです。
2024年も金相場は高水準を維持しており、過去最高値を更新する場面も見られ、2025年もこの傾向が続くと予測されます。
金糸やボンディングワイヤの売却を検討しているのであれば、市場動向や経済情勢を注視し、売却タイミングを見極めるのが重要といえるでしょう。
金糸・ボンディングワイヤが純金ではない場合もある
金糸やボンディングワイヤの中には、純金ではない物も存在します。
それは『金合金』と呼ばれる、金にほかの金属を混ぜた物が使用されている場合です。
金合金の場合、金含有率によって買取価格は大きく変動します。
たとえば、18金の金糸であれば金含有率は75%で、純金の金糸よりも買取価格は低くなります。
お手持ちの金糸やボンディングワイヤが、純金か金合金かをご自身で判断するのは難しい場合があるでしょう。
判断するには専門的な知識や機材が必要となるため、専門の買取業者に査定を依頼するのがおすすめです。
金糸・ボンディングワイヤを売る際の買取店の選び方
金糸やボンディングワイヤを売る際は、信頼できる買取店を選ぶことが重要です。
悪質な業者に依頼してしまうと、相場よりも低い価格で買い叩かれたり、不当な手数料を請求されたりする可能性があります。
ここでは、優良店を選ぶためのポイントをご紹介します。
刻印がなくても金を査定できる設備や体制が整っている
金糸やボンディングワイヤには、基本的に刻印がありません。
そのため、金糸やボンディングワイヤを査定するには、専門的な知識や分析機器が必要です。
査定士の経験や専門知識はもちろん、比重計やX線分析装置など、金の純度を正確に測定できる設備や体制が整っている買取店を選ぶのがおすすめです。
公式サイトで金製品の買取実績を公開している
公式サイトで金製品の買取実績を公開している買取店は、安心感があります。
買取実績は、その買取店がどれくらいの量の金製品を買い取っているのか、どのような種類の金製品を取り扱っているのかを知るための重要な情報源です。
また、買取実績とともに、実際に買取をした顧客の声が掲載されている場合は、より信頼性が高いといえるでしょう。
オンラインや訪問買取だけでなく、実店舗も運営している
買取方法には、実店舗での買取、オンライン買取、訪問買取など、さまざまな選択肢があります。
なかでも実店舗を持つ買取店は、査定士と対面で相談できる安心感が大きなメリットです。
品物を実際に手に取って査定してもらえるため、オンラインでは伝えきれない細かな状態や価値を評価してもらいやすいでしょう。
長年の経験と実績がある実店舗だからこそ、納得のいく価格で買取してもらえる可能性も高まります。
実店舗を軸に複数の買取方法に対応している買取店は、お忙しい方にはオンライン買取、大量の品物がある場合は訪問買取など、顧客のニーズにあわせて柔軟に対応できるため、利便性が高いといえるでしょう。
査定料や手数料をあらかじめ開示している
買取店の中には、査定料や手数料を事前に開示せず請求する業者も存在します。
これらの費用は、買取価格から差し引かれるため、必ず事前に確認しておくことが重要です。
優良な買取店は、査定料や手数料はもちろん、訪問費やキャンセル費といった料金体系を、明確に開示しています。
料金体系が明確であることは、お客様に安心して査定を依頼していただくための、信頼の証といえるでしょう。
査定を依頼する前に、ホームページや電話などで料金を確認し、納得のいく説明を受けられる買取店を選びましょう。
金糸・ボンディングワイヤ買取のよくある質問
ここでは、金糸やボンディングワイヤの買取に関するよくある質問をご紹介します。
開封済みや使用済みの金糸・ボンディングワイヤでも売れますか?
はい、開封済みや使用済みの金糸・ボンディングワイヤでも売却可能です。
買取価格は、金の純度や重量によって決まるため、状態はあまり関係ありません。
たとえば、壊れた金のネックレスや、片方だけのピアスの買取も可能です。
不要になった貴金属は、まとめて査定に出してみましょう。
金糸を使った製品(帯や着物など)も買い取ってもらえますか?
金糸を使った帯や着物などの製品も、買い取ってもらえる可能性があります。
ただし、買取価格は金糸の量や状態によって大きく変動します。
金糸の量が少ない場合や状態が悪い場合は、買取を断られることも。
まずは買取業者に相談してみるのが良いでしょう。
金以外のボンディングワイヤも売れますか?
ボンディングワイヤには、金以外にも、銀や銅、アルミニウムなどの素材が使用されている場合があります。
銀のボンディングワイヤであれば、買い取ってもらえる可能性があります。
銅やアルミニウムのボンディングワイヤは、貴金属としての価値がないため、買取は難しいでしょう。迷った場合は、査定を依頼してみるのがおすすめです。
金貨買取本舗なら金糸・ボンディングワイヤも無料査定ができる!
この記事では、金糸とボンディングワイヤの違いから買取相場、買取店の選び方などをご紹介しました。
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不要になった金糸やボンディングワイヤの売却をお考えの場合は、ぜひお気軽にご相談ください。
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