みなさんは100円玉にもいろいろな種類があることをご存じでしょうか？
もちろん、このサイトを見ているような方ならご存じかと思いますが、過去に造幣局から発行された100円玉は、記念硬貨も含めると数十種類もあります。
そのほとんどが、額面通りの価値しかないいわゆる両替品なのですが、なかにはプレミアのつくものも……。
ここではそんな硬貨を3種類紹介していきましょう。
～其の壱 鳳凰100円銀貨～
まず「鳳凰100円銀貨」。昭和32年から33年にかけて発行され、品位は銀60%、銅30%、亜鉛10%、重量は4.8gです。
現在の100円は白銅貨と呼ばれる銅とニッケルの合金でできていますが、それに比べて鳳凰は銀が60%も使われている立派な銀貨です。デザインもその名のとおり表面には鳳凰が刻まれており、重厚感のある仕上がりとなっています。
～其の弐 稲100円銀貨～
次に「稲100円銀貨」。こちらも鳳凰と同じく品位は銀60%、銅30%、亜鉛10%、重量は4.8gの銀貨です。通称「稲穂の100円」と呼ばれたりすることが多いですね。
その通称どおり、表面には稲穂が刻まれています。
発行された期間は昭和34年から昭和41年の7年間で、発行枚数が1千万枚と少なかった昭和39年のものが一番プレミアがついています。
～其の参 東京オリンピック記念100円銀貨～
最後に「東京オリンピック記念100円銀貨」。東京オリンピックの開催を記念し、昭和39年9月21日と同年の11月24日に発行されました。
品位、重量ともに鳳凰、稲と同じく銀60%、銅30%、亜鉛10%、4.8gとなっています。
表面には聖火と五輪が刻まれています。発行枚数は8千万枚。
なお、こちらの銀貨とともに東京オリンピック記念1,000円銀貨も発行され、そちらもプレミアがついています。表面には富士と桜が、裏面には五輪が刻まれた日本を象徴するデザインが魅力の1枚です。
まとめ
これらの硬貨はいずれも数多く発行され、普通の家庭にも流通していたものです。
もしかしたら、あなたの家にも眠っているかもしれません。
古銭を売るときはまとまった数を売ったほうがお得ですので、ぜひ家の中を探してみてください。
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