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米国には約50のもコイン鑑定機構があります。その中でもPCGSとNGCが有名で、鑑定済みのコインはほとんどPCGSかNGCにより鑑定されています。
▼Professional Coin Grading Service(PCGS)
少数のコイン鑑定士グループにより、1985年に南カリフォルニアで設立。過去総数千万枚以上のコインを鑑定する機関です。アメリカの独立コイン鑑定機構としてNGCと並び、コインに携わる多くの方より圧倒的な支持がございます
▼Numismatic Guarantee Corporation (NGC)
1987年フロリダ州で設立されました。コインの格付け工程に少なくとも経験豊富なコイン鑑定士の方が3人は携わるのだとか。PCGSと同様に、独立したコイン鑑定機構として非常に有名です。
▼格付けの歴史
今現在、コインのランク付けにはSheldon Scale(1-70)が適用されておりますが、その前は “Good””Fine””Uncirculated”の3つの段階で格付けが行われていました。
”Good”=細かい部分まで綺麗に彫われているが流通時に傷が付き、輝きもいまいち。”Fine”=綺麗に彫われていて、流通時の傷も少ない、多少の輝きがある状態。
”Uncirculated”= 非常に綺麗に彫われている。傷もなく美しく輝いている。
あまりにも大雑把なこの格付けシステムを改善する為1948年、鑑定士Dr.William Sheldonがコインの格付けを1-70で行う事を提案し採用されました。
当時全く同じコインの中で1番評価の高いコインが1番評価の低いコインの70倍の価値あったことから1-70が評価基準として用いられています。
本日お持ち寄りのコインは、そんな評価基準最高ランクのMS70FS (First Strike)。
そのため、流通価格の相場よりもやや高めにお買取させていただきました。
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