こちらのブログでは、ちょっと気になる金貨の話題を不定期に掲載しています。金貨に関する最新の記事ではございません。
国内金貨の偽物について
近代銭は貿易銀と並んで偽物の多いといわれた金貨です。偽物のポイントとしては各コインとも大きさの割に「重量感」があるという点です。
近年は財務省からの放出もあり注目されている銘柄です。昔から台湾・香港製などの贋造品が多いです。
■旧十圓金貨 明治4年銘 - 台湾・金製。大きい為か、横から見ると歪みがある。重量15g 本物より1g以上軽い。
■旧五圓金貨 明治7年銘 - 台湾・金製。重量7.6g 本物より軽い。
■旧二圓金貨 明治3年銘 - 台湾・金製。重量3.3g 本物とほぼ同じ。極印のひび割れなど細かい個所もそのまま鋳写されている。
■旧一圓金貨 明治4年銘 - 台湾・金製。重量1.8g 本物よりやや重い。エッジにこすり跡が目立つ。
■新十圓金貨 明治42年銘 - 台湾・金製。重量8.6g 本物よりやや重い。
■新二十圓金貨 明治37年銘 - 金製。重量15.93gで、本物よりやや軽い。表面がざらついている。
■旧五圓金貨 明治7年銘 - 重量5.7gで、本物より大分軽い。鋳造品で出来は悪い。
■旧二十圓金貨 明治3年銘 - 重量31.81g 本物よりやや軽い。デザインが甘く、鍍金のように見える。
■旧一圓金貨 明治4年銘 - プルーフのような輝きがあり、とても精巧に出来ている。
■新十圓金貨 明治32年銘 - 鍍金。重量4.8g 本物より明らかに軽い。面背のデザインが傾斜している。
2014年5月23日