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ちょっと気になる金貨の話題を不定期に掲載しています。今回は前回の続編になります。
希少20ドル金貨には
【Libertyタイプ】と【St.Gaudensタイプ】があります。【St.Gaudensタイプ】の初年度のもの(1907年)には、 ローマ数字で年代を記したものがあり(MCMVⅡ)、 これは"High Relief"と呼ばれています。1907年後半には通常のアラビア数字に変わりました。
そして1908年以降に鋳造されたものは、"Barbar / Saint-Gaudensタイプ"とも呼ばれ、平坦なイメージとMotto(In God We Trust)が加えられています。
この20ドル金貨が鋳造されたのは、カリフォルニアで金が発見されたためでもあり(ゴールドラッシュ)、1849年3月3日にコイン鋳造法が制定されています。 そしてこの法律が施行された後に、Longacre氏が20ドル金貨の鋳型を作り始め、同年12月22日に完成しました。
また20ドル金貨は90%の金、10%の銅が含まれており、純金含有量としましてほぼ1オンスの0.95750オンスに相当します。<鋳造枚数について>
St.Gaudens(セントゴウデンズ)金貨
■ 年代:1907年 - 1933年
■ 総鋳造枚数:69,832,846枚
この6,900万枚ですが、公式統計上は鋳造されたものの、大金庫室に保管されていながら、一般には放出されなかった年代が多くあります。
また、St.Gaudens金貨の総鋳造枚数である6,900万枚の40%にも相当する2,800万枚もの金貨が鋳造されたものの殆ど全てが溶かされて発行されなかったのです。 これらの数を除外すれば、本当の鋳造枚数は4,100万枚まで激減してしまうのです。
Liberty(リバティー)金貨
■ 年代:1850年 - 1907年
■ 総鋳造枚数:103,835,171枚
このLiberty金貨は、デザインの違いにより3種類に分類されます。
以下はその分類です。
金貨のタイプ ●タイプⅠ(1850年 - 1866年) - 鋳造枚数 23,538,945枚 *1866年にはサンフランシスコ鋳造所で(NoMotto)が僅か12,000枚のみ鋳造されており、これが事実上タイプⅠの最終年にあたります。●タイプⅡ(1866年 - 1876年) - 鋳造枚数 16,148,758枚 ●タイプⅢ(1877年 - 1907年) - 鋳造枚数 64,147,468枚 この3つのタイプの違いがありますが、事実上入手が出来ますのは<タイプⅢ>しかなく、<タイプⅠ・タイプⅡ>は余りにも稀少性が高く殆ど購入することが出来ません。<鑑定グレードの概要>
米国(世界標準)では、コインの鑑定に70段階の数字を用いて鑑定を行っています。 具体的には、1から70段階まであります。(70が最高グレード)
そして、この70段階に区分けされましたグレードの中で、65以上に鑑定されました稀少金貨が、一般的に投資用金貨として、頻繁に取引されています。
2014年5月27日
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