25周年記念カンガルーハイリリーフ金貨のデザインと価値について

カンガルー金貨はメープル金貨やウィーン金貨と並ぶ代表的な地金型金貨(投資用に発行された金貨)です。
1989年から毎年発行されており、2014年に25周年をむかえたことで25周年記念カンガルーハイリリーフ金貨が発行されました。
25周年記念カンガルーハイリリーフ金貨は、発行枚数が少なく希少価値が高いコインであることから、投資目的で所有すれば取引価格の上昇が期待できるでしょう。
この記事では、25周年記念カンガルーハイリリーフ金貨についてくわしくご紹介します。
25周年記念カンガルーハイリリーフ金貨の概要
25周年記念カンガルーハイリリーフ金貨は、1989年のカンガルーハイリリーフ金貨発行から25周年を記念して造られたコインです。
額面の違う6種類が発行されましたが、メインのデザインは共通であり、表面にはレッドカンガルー、裏面にはエリザベス2世の肖像が描かれています。
- 『25周年記念カンガルーハイリリーフ金貨:200ドル』
名称 |
25周年記念カンガルーハイリリーフ金貨 |
発行国 |
オーストラリア連邦 |
発行国 |
パース造幣局 |
質量(g) |
62.215g(2オンス) |
直径(mm) |
36.60mm |
厚さ(mm)
| 6mm |
材質 |
金 |
品位(karat) |
K24 |
- 『25周年記念カンガルーハイリリーフ金貨:100ドル』
質量(g) |
31.112g(1オンス) |
直径(mm) |
32.60mm |
厚さ(mm)
| 2.80mm |
材質 |
金 |
品位(karat) |
K24 |
- 『25周年記念カンガルーハイリリーフ金貨:50ドル』
質量(g) |
15.554g(1/2オンス) |
直径(mm) |
25.60mm |
厚さ(mm)
| - |
材質 |
金 |
品位(karat) |
K24 |
- 『25周年記念カンガルーハイリリーフ金貨:25ドル』
質量(g) |
7.777g(1/4オンス) |
直径(mm) |
20.60mm |
厚さ(mm)
| - |
材質 |
金 |
品位(karat) |
K24 |
- 『25周年記念カンガルーハイリリーフ金貨:15ドル』
質量(g) |
3.111g(1/10オンス) |
直径(mm) |
16.60mm |
厚さ(mm)
| - |
材質 |
金 |
品位(karat) |
K24 |
- 『25周年記念カンガルーハイリリーフ金貨:5ドル』
質量(g) |
1.556g(1/2オンス) |
直径(mm) |
14.60mm |
厚さ(mm)
| - |
材質 |
金 |
品位(karat) |
K24 |
25周年記念カンガルーハイリリーフ金貨のデザイン
25周年記念カンガルーハイリリーフ金貨の表面には、元気よく飛び跳ねているレッドカンガルーが、「RED KANGAROO」「P25」という文字と共に彫られています。
レッドカンガルーの発達した太ももの筋肉がしっかりと表現されており、今にもコインの中から飛び出してきそうなほど生き生きとしたデザインです。
外周の文字は、種類によって質量の表記が異なるだけで、「AUSTRAIAN KANGAROO」「9999 GOLD」「1989-2014」の文字は共通となっています。
裏面のデザインは、ティアラを被ったエリザベス2世の肖像です。2014年当時、エリザベス2世は90歳でしたが、25周年記念カンガルーハイリリーフ金貨に描かれている彼女は初老くらいに見えます。
その他、裏面の外周に彫られている「AUSTRALIA」「ELIZABETHⅡ」という文字は全種類共通で、異なるのは額面の表記だけです。
25周年記念カンガルーハイリリーフ金貨の価値
25周年記念カンガルーハイリリーフ金貨は地金型金貨です。
地金型金貨とは投資用に発行された物で、金の時価相当分にプレミアムを上乗せした価格で取引されます。
また、25周年記念カンガルーハイリリーフ金貨は発行枚数が少なく、希少価値の高いコインといえます。
たとえば、25周年記念カンガルーハイリリーフ100ドル金貨は最大で1,500枚を発行する予定でしたが、パース造幣局が公表した実際の発行枚数はわずか189枚でした。
以上のことから、取引市場では高値で取引されています。
カンガルーに関するトリビア

カンガルーは動物園でお馴染みの動物です。
しかしながら、一般にはあまり知られていないトリビアもあります。
オーストラリアで「カンガルー」は通じない?!
カンガルーという名前は、オーストラリア先住民族アボリジニが使うグーグ・イミディル語で「跳ぶもの」を表す"gangurru"が変化したものだと言われています。
ところが、現代のオーストラリアでは英語が公用語となっており、英語を話す人はカンガルーのことをルー(Roo)と呼びます。
そのため、オーストラリアでカンガルーについて話す時は、「ルー」と言った方が無難です。
なお、オーストラリアでは、カンガルーを含む有袋類全般の子どものことをジョーイ (Joey) と呼びます。
カンガルーは後退することができない!
カンガルーは後肢が発達しており、前方への推進力に関しては、非常に高いものがあります。
特に大型種であるレッドカンガルーは、跳躍により時速70kmほどのスピードを出すことができます。
しかしながら、カンガルーは後退ができません。
これは後肢が前進することに特化したためであり、優れた前方への推進力の代償なのです。
まとめ
この記事では、25周年記念カンガルーハイリリーフ金貨についてご紹介しました。
カンガルーハイリリーフ金貨がはじめて発行されたのは、1989年のことです。
それから25年後の2014年、ひとつの節目として25周年記念カンガルーハイリリーフ金貨が発行されました。
躍動感のあるレッドカンガルーと、貫禄のあるエリザベス2世の肖像が彫られたこのコインは、取引市場でとても人気があります。
このコインをお持ちで取引価格が気になる方は、ぜひ金貨買取本舗へお持ちください。
鑑定のプロフェッショナルが丁寧に査定して買取価格をご提示しますので、どうぞお気軽にお申し込みください。
まずは無料査定の申し込み