パンダ金貨の買取価格一覧
パンダ金貨は、中国造幣公司より1982年から毎年発行されている地金型金貨。金の純度は99.9パーセント以上。1トロイオンス、1/2トロイオンス、1/4トロイオンス、1/10トロイオンス、1/20トロイオンスの5種があります。
表面にはジャイアントパンダ、裏面には北京天壇がレリーフされており、表面のパンダは毎年デザインが変わります。発行年によってはデザインや発行枚数の違いから収集家によって高額で取引されるため、パンダ金貨は地金型金貨と収集型金貨の性質の両方を持つと言われています。
パンダ金貨 1oz(オンス)
本日の買取価格 |
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パンダ金貨 5oz(オンス)
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パンダ金貨 1/2oz(オンス)
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パンダ金貨 1/4oz(オンス)
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パンダ金貨 1/10oz(オンス)
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パンダ金貨 1/20oz(オンス)
本日の買取価格 |
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パンダ金貨 30g
本日の買取価格 |
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中国・パンダ金貨の買取価格は?種類の多いパンダのデザインやプレミアな年代をご紹介!
中国の顔ともいえる動物、パンダをあしらったパンダ金貨。
コレクション人気が高い地金型金貨の代表格として、今や中国国内のみならず世界中で名を馳せているほどの有名金貨ですが、買取に出すとどのくらいの価値が出るのでしょうか?
この記事では、さまざまな種類のあるパンダ金貨の各種解説や、プレミアがつくレア物の見分け方まで、気をつけるべきポイントを全てご紹介します。
パンダ金貨とは?人気の理由!
表には「中国といえば」な動物のパンダ、裏には中国の王朝時代を象徴する天壇祈年殿(てんだんきねんでん)。描かれたこのふたつの『中国代表』で、中国の長い歴史をひしひしと感じさせてくれるのがパンダ金貨です。
明・清代の皇帝が天に祈りを捧げるために用いられていた祭壇で、現在ではユネスコ世界文化遺産に登録されています。
パンダ金貨の最大の特徴は、なんといってもそのパンダの絵柄のバリエーション。1982年の発行開始以後、毎年絵柄が変更されている中国のきれいな純金製金貨……なんて魅力的なアイテムですから、世界中の金貨コレクターから人気が集まり、今ではコレクションとして高い地位を確立しています。
また絵柄以外にも、サイズや後述する“プルーフ”の違いも特徴的です。パンダ金貨とひとくちに言っても、実に奥深いものであることがわかりますね。
そんな“収集型金貨”として注目されているパンダ金貨ですが、元の用途は投資用の“地金型金貨”でもあります。すなわち、投資に使用される商品として需要が集中するのもまた当然のお話です。
投資の商品として着目されるポイントを、まずはひとつひとつチェックしてみましょう。
素材や重量
パンダ金貨の素材は純金。99.9%以上の純度(金の含有率)を保証されているため、その重量(=金がどれほど含まれているか)が価値に直結します。
パンダ金貨の重量は、主に
・1オンス
・1/2オンス
・1/4オンス
・1/10オンス
・1/20オンス
の5種類です。そこに5オンス・12オンスといった一部の年でだけ発行された大型商品が仲間に加わり、パンダ金貨の種類を形成しています。
※なおここでいう“オンス”は、一般的に“オンス”を指す常用オンス(1oz=約28.3495g)ではなく、トロイオンス(1toz=約31.1035g)を指します。
また、パンダ金貨の中にはプルーフ金貨と呼ばれる、『プルーフ加工』が施されたバリエーションも。
これは金貨の表面に特殊な磨きを施す加工で、硬貨の表面がぴかぴか輝く豪華な仕上がりとなっています。
プルーフ金貨はとても綺麗な上に枚数が少ないため、コレクション目的・投資目的のどちらでも高い需要を誇っている一品です。
デザインは毎年変わる!
上でもお話しましたが、パンダ金貨のデザインは毎年変更されています。
池の水を飲むパンダ、親子でじゃれるパンダ、笹にぶら下がるパンダ……。
年を重ねるたびに増えてゆくかわいいバリエーションが「もっと集めたい、全部集めたい」という衝動を駆り立て、コレクション心をくすぐります。
加えて、さんさんと光り輝くプルーフ加工も眺めていて楽しい要素のひとつ。愛らしい毎年のバリエーションと相まって、地金型金貨でありながら収集型金貨としての性質もあわせ持つ、パンダ金貨の魅力を確立しているのです。
希少価値のパンダ金貨の特徴や価格相場は?
希少価値がつくパンダ金貨に共通していえるのは、『発行枚数が少ない』こと。
具体的には、発行開始年である1982年から1999年までのものが、発行枚数が少ないものとしてあげられます。
その中でも
・1982年
・1995年
・1998年
の3年に発行されたものは特に枚数が少なく、コレクターが特に欲しがるといえるでしょう。また近代金貨の場合、発行枚数1万枚あたりが希少性の増すボーダーといわれていますが、これらの年ではそれに近い、または大きく下回るような物も。
たとえば1982年・1オンスであれば発行枚数は約1万3,500枚ですし、1995年・1/2オンスは約1万1,200枚です。全種別の中でも最も希少な1998年・1/2オンスは、なんとたったの約4,200枚。どれも高い買取価格が期待できます。
レアなパンダ金貨が具体的にどれほどの買取価格になるのか、前述の1995年・1/2オンスで例を見てみましょう。
まず金そのものの価値を計算してみます。
2024年2月時点における金価格は、1グラム約10,700円。1/2オンスは15.6グラムなので、
10700×15.6=16万6,920円
が元の価格となります。
しかし1995年・1/2オンスは、最大で約110万円ほどの価格で買い取られたケースが存在しています。
すなわち、パンダ金貨としての希少価値が、本来金として持っている価値の約6.6倍にまで跳ね上がっている、ということです。
希少性の高いパンダ金貨が、いかにコレクションとしての地位を確立しているかをうかがい知れます。
偽物が多くあるのも事実です
コレクションとしても投資対象としても魅力的なパンダ金貨ですが、その人気ゆえに偽物の存在もついてまわります。
上述したような人気年には偽物が特に多く、売却の際には真贋をしっかり見極める必要があります。
そのため、真贋を専門知識と経験に基づいて判断してくれるような、信頼できる買取業者を見つけ出すことが非常に重要となるのです。
ネットのみで完結する売買は危険
偽物関連で念頭に入れておきたいのが、「ネットのみで完結する売買は危険なことが多い」ということです。
たとえば、個人間取引が主となるオークションサイト・フリーマーケットサイトなどで出品されている金貨の場合、それが本当に本物なのか?という証明がなされていないことが多いです。怪しい出品者の場合、鑑定書のない物が出品されていることもしばしば。
すなわち、
・立場が保証されていない出品者から
・鑑定されていないものを
・出品者の言い値、またはオークションでつり上がった金額で
購入する、ということです。そのため、自己責任という言葉が普段の取引以上に強く感じられます。
これは売却側の立場に回った際もリスクを孕むことを意味しており、購入者からクレームをつけられたり、知識不足や値切りのせいで本来売れる金額よりも安く売ってしまったり、といった形で表出します。
また、そもそも地金(インゴット)や金貨の出品自体が禁止されているサイトで運営の目をすり抜けて出品されているケースもあり、その場合は売買自体が望ましくありません。仮にその手のサイトを利用するのなら、まずは各サイトの出品に関する規約を読むところからスタートしましょう。
安心できる業者に査定を依頼する
リスクを避けるのであれば、やはりベターなのは実店舗での売買だといえます。
・知識と実績が証明されたスタッフのいる実店舗で
・鑑定済の信頼できる商品を
・価値が反映された適切な値段で購入する
というのが、もっとも安心できる金貨取引の手段です。
高価な品物を取り扱う以上、慎重になりすぎるということはありません。
出張査定などでネットは有効活用できる
ここまでネットでの売買のリスクを説明しましたが、一概に「ネットの金貨取引=全部危ない」と判断するのは早計でもあります。
たとえば最近では、ネットで査定を申し込み、実際にスタッフに品物を見てもらって買取を行う、『出張査定』を実施している店舗があります。実質的に持ち込みで査定をしてもらうのと同等の信頼性が確保できるため、実店舗まで足を運べない際に有力な手段です。
また購入の場合も、実店舗が存在し多数の取引実績を持つ業者を選ぶことで、適切な金貨を適切な価格で購入できる確率は向上します。
やみくもにオークションサイトなどで売買するのではなく、信頼できる相手を見つけて取引を試みることができれば、買取・購入ともに選択肢の幅が広がるでしょう。
パンダ金貨を高く売る方法
最後に、どのようにすればパンダ金貨の買取価格が高くなるのか?という方法を、3つ紹介します。
端的に言えば「金相場を見て、よい保存状態で売却する」というシンプルなものではありますが、ひとつひとつ順番に確認してみてください。
金の相場が高いときに売る
金貨の買取価格は、当然ながら素材である金の価格に影響を受けて変動します。
そのため、金の相場を定期的に確認し、高くなっている時期に売却する……というのが、後述する2つの方法のような『状況によっては不可能な手法』に依らない、一番「なにもしなくてもより高く売れる」手段となります。
なお、金の相場は一般的に、経済情勢の不安で通貨への信頼性が落ちた場合に上がりやすいとされています。
こういった経済情勢の不安の例として、日本において最もわかりやすいケースは円安でしょうか。円安で円の価値が下がる(=円が信頼できなくなる)と、投資家は持っている円の価値をこれ以上下げられたくないと考え、円よりも価値が安定している金への投資を盛んに行います。そのため金の需要が増え、それに応じて金の価格が上昇するのです。
田中貴金属工業など、金の価格推移を記録しているサイトを随時チェックし、相場の傾向を元に売るタイミングを決めるとより利益が出やすいでしょう。
付属品を揃えて売る
買取を依頼する際に心配なのは、「買取業者から正しく査定してもらえるか」ということです。
勿論、ほとんどの業者は金貨そのものに隠された価値を見出してくれますが、査定額を下げたがる業者と出会う可能性もゼロではありません。
保証書や箱・ケースといったアイテムは、そういったネガを潰してくれます。
当然の話ではありますが、“金貨そのものの状態・希少度”を元に価値をつけるのが金貨の買取。そのため、付属品のない裸で出した場合と保証書や箱をセットで買取に出した場合を比較しても、同じアイテムの同じ状態であれば本来金額に差は生じません。
しかし業者によっては、箱や保証書がないことで査定額に減額を受ける可能性があります。「保証書がないと偽物のおそれがあり、信頼性に欠ける」「ちゃんとした箱やブリスターパックに入っていないので保管が正しくなされていない」といった理由付けをされてしまうケースです。
逆にいえば、その金貨の価値を証明する保証書がついており、しっかりと誂えられた木箱などに入れられていれば、無用なトラブルを防ぐことができます。
特に保証書はその金貨の価値を証明するものなので、万が一の「真贋の判定を間違えられる」という事態を回避するためのアイテムです。
箱・ケースについては、次の『保存状態には気をつける』でも解説しているので、そちらもご確認ください。
付属品の有無に関しては、厳密にいえば「高く売る」積極策というよりは「下げられないようにする」ための消極策です。
付属品での先入観に囚われず、金貨そのものの状態や価値をフェアに判断してくれる買取業者へ査定を依頼する……というのが理想ですが、現実を見据えておくのであれば、現在の買取市場では付属品もあるに越したことはないでしょう。
また、付属品というわけではありませんが、金貨はバラで売るよりもセットの方が高価買取がのぞめます。特にプルーフ金貨の場合など、各年の5枚が全て揃っていると買取価格は向上するので、手持ちの金貨の年号を元にチェックしてみるのもひとつの手です。
保存状態には気をつける
これもまた当然の話ではありますが、金貨の材質は(レプリカ・メッキの製品を除けば)金です。すなわち、ほかの金属でできたものと比べて非常に柔らかく傷つきやすい、という特徴を持っています。そのため、適切な保管が必要不可欠です。
専用の箱やケースに入れたり、サビないようにブリスターパック・クリップシーラーなどで密閉保存したり、傷を避けるためにクッション材に包んでおいたり、鑑定の時に入れてもらったスラブケースのまま保存したり……選択肢はさまざまですが、どれも劣化を避けるために有用といえます。
セキュリティ面を考えるのであれば、金庫への保管も視野に入ります。特に金貨を数多く所有する場合、自身で購入した金庫や金融機関の貸金庫を利用することで、天災や盗難のリスクを下げることにつながるでしょう。
しかしどの保管方法にも共通して気をつけたいのは、
・取り出して触らない
・洗浄しない
という二点です。
不必要に取り出して手で触れると、当然ながら汚れが付着し、サビや傷の原因となります。
また少し意外かもしれませんが、洗浄も基本的には行うべきではありません。
洗剤で洗って手垢や汚れを落とそうとするとかえって化学反応での変色が起きかねませんし、きれいにするために研磨を行うと、こちらもかえって価値を大きく落としてしまいます。
見た目がきれいなものや未使用品の方が高く買い取ってもらえるのは確かなのですが、付け焼き刃の洗浄では逆に劣化のリスクが生じます。
「汚れがついた時の対処法」よりも、「汚れないような保管」を心得ておきましょう。
まとめ
ここまでパンダ金貨の特徴や種類、買取の際に気をつけるべきことを解説しました。
パンダ金貨はただの地金型金貨というわけではなく、中国の長い歴史や個性を感じられる貴重なコレクションアイテムです。
金貨買取本舗では、金貨買取の専門家がパンダ金貨のコレクションとしての価値も考慮した価格提示を行なっております。
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