ロンドン五輪記念金貨の買取価格一覧
ロンドン五輪記念金貨の表面は、すべてアン・ランクブロードリー(IRB)による女王エリザベス2世の肖像。女王陛下を讃えるラテン語の表記とともに発行年、額面が刻まれています。
ロンドンオリンピック(第30回オリンピック競技大会、Games of the XXX Olympiad)は、2012年7月27日から8月12日までイギリスのロンドンで開催されました。第30回夏季オリンピック。204の国と地域から約11,000人が参加し、実質19日間(開会式に先立ち男女サッカーの一部試合が行われた2日間を含む)に26競技302種目が行われました。
ロンドン五輪100ポンド金貨(マーズ)
本日の買取価格 |
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ロンドン五輪25ポンド金貨(ミネルヴァ)
本日の買取価格 |
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ロンドン五輪25ポンド金貨(ヴァルカン)
本日の買取価格 |
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ロンドン五輪記念金貨とは?発行期間によって異なるデザインを解説
2012年のロンドンオリンピック開催を記念して発行されたロンドン五輪記念金貨。実は3回に分けて発行され、それぞれ絵柄が異なるのをご存じですか。
描かれた絵柄によって『いつ、何枚発行された物なのか』がわかり、金貨の価値を知ることができますよ。
そこで今回は、ロンドン五輪記念金貨の発行期間ごとの発行枚数や絵柄についてご紹介します。
ロンドン五輪記念金貨とは
ロンドン五輪記念金貨は2012年に開催されたロンドンオリンピックを記念し、英国王立造幣局から発行された記念硬貨です。
ロンドンオリンピック開催の1年前である2011年7月から、開催の直前である2012年7月までの1年間で3回に分けて発行されました。
また、ロンドンオリンピックの記念硬貨は3つのシリーズで構成され、金貨のほかに銀貨も発行されています。
今回ご紹介する金貨には『ザ・ゴールド』というシリーズ名がつけられ、3回にわたる発行でオリンピックの公式標語である『ファースター・ハイヤー・ストロンガー(より速く・より高く・より強く)』の3つのテーマを表現。
1つのテーマごとに100ポンド金貨を1種、25ポンド金貨を2種発行しており、それぞれテーマに沿った競技とローマ神話の神々の絵柄が刻印されています。
発行期間ごとに違う硬貨のデザイン
硬貨のデザインは、以前から英国王室から厚い信頼を受けてきた英国の彫刻家であるイアン・ランクブロードリー(IRB)が手がけました。
全ての金貨の表面にはエリザベス2世の肖像があり、裏面にはオリンピックのシンボル『五輪』が刻まれています。
また、裏面にはそれぞれのテーマに合わせたオリンピック競技とローマ神話の神々の姿が描かれています。絵柄に込められた意味とあわせて順番に見ていきましょう。
第1次販売(販売期間 2012年7月4日~7月22日)
第1次販売のテーマは『ファースター』。100ポンド金貨の裏面にはネプチューン、25ポンド金貨の裏面にはマーキュリー、ダイアナと、『速さ』に関係する競技の絵柄がそれぞれ描かれています。
また、それぞれの金貨の右上には、ラテン語でより速くを意味する『CITIUS』の文字が刻印されています。
・100ポンド金貨(ネプチューン)
品位 | 91.7% |
重量 | 34.05g |
直径 | 32.69mm |
発行限度数 | 7,500枚 |
対日割当数 | 600枚 |
海と水をつかさどる神であるネプチューンの金貨には、ヨット競技が描かれています。
2つの共通点は、どちらも水を支配していること。金貨には『水を支配する重要性』が表現されています。
・25ポンド金貨(マーキュリー)
品位 | 91.7% |
重量 | 8.51g |
直径 | 22.0mm |
発行限度数 | 20,000枚 |
対日割当数 | 1,000枚 |
マーキュリーは、神々の使いとして人間界と神世界を目にもとまらぬ速さで行き来していた運動神経抜群の神です。
そんなマーキュリーの金貨は競争するランナーとともに描かれ、『軽快で俊敏であること』が表現されています。
・25ポンド金貨(ダイアナ)
品位 | 91.7% |
重量 | 8.51g |
直径 | 22.0mm |
発行限度数 | 20,000枚 |
対日割当数 | 1,000枚 |
狩猟の女神であるダイアナは、弓と矢だけを持って未開の地を突き進み、獲物を探したという逸話があります。
金貨にはそんな彼女のように金メダルに向かって突き進む自転車競技のサイクリストたちの姿が描かれています。
第2次販売(販売期間 2012年1月16日~2月3日)
第2次販売のテーマは『ハイヤー』。100ポンド金貨の裏面にはジュピター、25ポンド金貨の裏面にはジューノ、アポロと、『高さ』に関係する競技の絵柄がそれぞれ描かれています。
金貨の右上には、ラテン語でより高くを意味する『ALTIUS』の文字が刻印されています。
・100ポンド金貨(ジュピター)
品位 | 91.7% |
重量 | 34.05g |
直径 | 32.69mm |
発行限度数 | 7,500枚 |
対日割当数 | 700枚 |
気象現象をつかさどる天空の神、ジュピター。そんな彼の金貨には同じく『空中を支配する重要性』が問われる飛び込み競技が描かれています。
・25ポンド金貨(ジューノ)
品位 | 91.7% |
重量 | 8.51g |
直径 | 22.0mm |
発行限度数 | 20,000枚 |
対日割当数 | 1,000枚 |
ジュピターの妻であり、ローマ神話最高位の女神ジューノ。女性や結婚の守り神として、ジューンブライドで知られる6月(June)の由来にもなりました。
金貨には棒高跳びの選手が描かれ『不屈の精神の重要性』が表されています。
・25ポンド金貨(アポロ)
品位 | 91.7% |
重量 | 8.51g |
直径 | 22.0mm |
発行限度数 | 20,000枚 |
対日割当数 | 1,000枚 |
光や太陽の神であると同時に、音楽や詩などの芸術の神としても知られるアポロ。人々に希望を与える象徴として、組体操とともに描かれています。
第3次販売(販売期間 2012年7月2日~7月20日)
第3次販売のテーマは『ストロンガー』。100ポンド金貨の裏面にはマーズ、25ポンド金貨の裏面にはミネルヴァ、ヴァルカンと、『強さ』に関係する競技の絵柄がそれぞれ描かれています。
金貨の右上には、ラテン語でより強くという意味の『FORTIUS』の文字が刻印されています。
・100ポンド金貨(マーズ)
品位 | 91.7% |
重量 | 34.05g |
直径 | 32.69mm |
発行限度数 | 7,500枚 |
対日割当数 | 800枚 |
戦いと農耕の神であるマーズは勇敢な戦士の象徴とされ、男性を表す『♂』の記号の由来にもなりました。
そんなマーズの金貨には、同じく強さを持ちながらも『感情をコントロールする重要性』が問われるボクシング競技が描かれています。
・25ポンド金貨(ミネルヴァ)
品位 | 91.7% |
重量 | 8.51g |
直径 | 22.0mm |
発行限度数 | 20,000枚 |
対日割当数 | 1,000枚 |
ミネルヴァも戦いをつかさどる神ですが、同時に知恵や芸術、学校、商業といった人々の発展を見守る神でもあります。
金貨に描かれているのは、やりを持つミネルヴァとやり投げ選手の姿。『体力と技術の重要性』を表しています。
・25ポンド金貨(ヴァルカン)
品位 | 91.7% |
重量 | 8.51g |
直径 | 22.0mm |
発行限度数 | 20,000枚 |
対日割当数 | 1,000枚 |
火の神ヴァルカンは、炎と鍛冶の神として神々の武器や道具などを作り出しました。
金貨には、金槌を持ったヴァルカンとハンマー投げの選手が描かれ、重いハンマーを自由自在に扱う体力と技術の必要性を表現しています。
まとめ
ロンドン五輪記念金貨は3つの期間に分けて発行され、それぞれのテーマに沿ったオリンピック競技とローマ神話の神々の姿が描かれています。
金貨に描かれた神々と各競技の共通点を知ることで、収集がさらに楽しくなりますね。
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