ペンス金貨の買取価格一覧
50ペンス金貨は、1992年 EC記念として英国王立造幣局より初めて発行されました。その後、年代とは関係なく特別な記念があるごとに記念金貨として発行されています。1997年より通常の50ペンス硬貨のサイズが多少小さくなったのと同時に50ペンス金貨のサイズも同じように小さくなりました。
50ペンス金貨 スカウティング
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50ペンス金貨 ビクトリアクロス
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ペンス金貨は価値がある? 種類やデザイン、七角形の理由を解説
1992年にEC(欧州共同体)の単一市場の完成を祝う記念として初めて発行された50ペンス金貨。
ECとは、EU(欧州連合)の前身として欧州の加盟国間での経済的統合や自由貿易を促進することを目的に、1957年に設立された機関です。
当初は、フランスや西ドイツなど6か国が加盟し、イギリスは1973年に加盟しました。
以降、イギリスで記念すべき出来事があるごとに、さまざまなデザインのペンス金貨が誕生してきました。
そのバリエーションの豊富さや、生産数が限られているものは希少性があることから、大変コレクター人気が高い金貨です。
今回は、そんなペンス金貨の特徴や種類、魅力について、ご紹介します。
ペンス金貨とは
ペンス金貨は、特別な記念に合わせ、英国王立造幣局によって発行される金貨です。
銅やニッケルなどでつくられた一般的なペンス硬貨と違い、金でつくられていることから、主に投資やコレクション目的で流通しています。
前述したように、ペンス金貨が初めて発行されたのは1992年ですが、ペンス硬貨自体は1969年から発行されていました。
発行当初、ペンス硬貨のサイズは直径約30mmでした。しかし1997年から直径約27mmにサイズが変わっています。
そのため、ペンス金貨も1997年以降のものは、サイズがやや小さくなっています。
なぜ七角形なの?
ペンス硬貨は、七角形という特殊な形状をしているのが特徴です。
七角形を採用した理由は、所説ありますが、他の貨幣と見た目や触り心地で簡単に区別できるようにするため、という理由があげられます。
また、丸くないことで中心線が明確になり、偽造しづらくするという意味も含まれています。
ペンス金貨にはどのような種類がある?
特別な出来事があるごとに発行されてきたペンス金貨は、デザインのバリエーションも実に豊富です。
今回はたくさんあるペンス金貨の中でも人気や知名度の高い種類の一部を紹介します。
50ペンス金貨 スカウティング
スカウティングは、2007年にボーイスカウト創立100周年を記念して発行された50ペンス金貨です。
日本でも馴染み深いボーイスカウト運動ですが、その歴史はイギリスのロバート・ベーデン=パウエルからはじまりました。
軍人であったパウエルは、自身の経験に基づき、少年たちにサバイバルスキルとキャンプでの心構えを教えるための活動として1907年にスカウトを設立。
この活動は国外にも急速に広がり、現在も少年少女が自然と触れ合い、自らを成長させる場として意味をなしています。
金貨の表面には、イギリスの彫刻家であるイアン・ランク・ブロードリーによるエリザベス2世の肖像画。
裏面には、スカウトのエンブレムであるフルール・ド・リスと、スカウトのモットー「BE PREPARED(そなえよつねに)」が刻印されています。
発行年 | 2007年 |
重量 | 15.5g |
直径 | 27.3mm |
品位 | K22 |
50ペンス金貨 ビクトリアクロス
ビクトリアクロスは、2006年にビクトリア十字章の設立150周年を記念して発行されました。
ビクトリア十字章とは、イギリスや英連邦王国構成国において、極めて勇敢な行為を示した軍人に対して授与される最高の武功勲章です。
表面には、イアン・ランク・ブロードリーによるエリザベス2世の肖像画。
裏面には実際のビクトリア十字章の表面と裏面が描かれ、ビクトリア十字章が制定された年月日である『29 JAN 1856』の日付が刻印されています。
発行年 | 2006年 |
重量 | 15.5g |
直径 | 27.3mm |
品位 | K22 |
コレクターズアイテムとしてのペンス金貨の魅力
ペンス金貨は、コレクターズアイテムとして非常に魅力的な存在です。その理由を3つの観点から解説します。
デザインの多様性
ペンス金貨はさまざまな記念行事や周年記念、歴史的人物を祝うために発行されており、そのデザインは非常に多彩です。
たとえばハリー・ポッターの原作小説第1巻の出版から25周年を記念した50ペンス金貨には、ハリーが通うホグワーツ魔法魔術学校の絵柄がデザインされ、ファンにはたまらないアイテムとなっています。
このように、金貨のひとつひとつがその出来事を象徴したデザインとなっているため、コレクターは自分の興味に合わせて多様なテーマの金貨を集めることが可能です。
比較的歴史が新しい
ペンス金貨は、1992年に初めて発行された比較的新しい硬貨です。そのため、現代のコレクターにとっては親しみやすく、収集をはじめる際の敷居が低いといえます。
また、現在もイギリスで日常的に使われている50ペンス硬貨と同じデザインや七角形の特殊な形状を採用していることも、収集をはじめるきっかけに繋がりやすいでしょう。
限定発行のため希少性が高い
ペンス金貨は、限られた数量だけ発行されることが多く、これが希少性を生み出しています。また、この希少性から、将来的に価値が上昇する可能性を秘めています。
そのため、ペンス金貨は単なるコレクターアイテムにとどまらず、資産としての魅力も兼ね備えているのです。
希少な金貨を手に入れることで、その美しさや歴史を楽しむだけでなく、将来への資産形成にも役立てることができます。
まとめ
ペンス金貨は、バリエーションの豊富さと限定生産による希少性が魅力的な金貨です。
金貨のデザインをじっくり眺めてみることで、美しさだけでなく、イギリスの歴史や文化への理解を深めることができるでしょう。
金貨買取本舗では、お持ちの金貨に対するご相談や査定を無料で受け付けています。