ソブリン金貨の買取価格一覧
ソブリン金貨(Sovereign)とは、イギリスの1スターリング・ポンドに相当する金貨の名称です。
1872 ビクトリア ヤングヘッド ソブリン金貨
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1880 ビクトリア ヤングヘッド ソブリン金貨
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5ポンド ソブリン金貨 Five Sovereign
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2ポンド ソブリン金貨 Double Sovereign
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1/4ソブリン金貨 Quarter Sovereign
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ソブリン金貨 Sovereign
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1/2ソブリン金貨 Half Sovereign
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ソブリン金貨は、それまで流通していた天使を描いたエンゼル金貨に対して、玉座に坐る国王が描かれたため、ソブリン(君主)と名づけられました。1489年ヘンリー7世の時代に発行された量目240グレインの金貨が20シリングと等価とされたのが最初でした。
その後、ヘンリー8世の時代に発行されたソブリン金貨は、22シリング6ペンスとなり、20シリングと等価とされた金貨は200グレインに量目が減らされました。エリザベス1世女王の時代になるとソブリン金貨は更に大型となり30シリングとされ、これとは別に20シリングの1ポンド金貨が鋳造されました。この昔のソブリン金貨は、1604年を最後に鋳造が打ち切られ、以後は20シリングの金貨はユナイトと称し、玉座の君主のデザインではなく、国王の横顔に変わりました。
そして、イギリスが金本位制を採用した1816年貨幣法(55 GeorgeIII.c.68)で新しい本位金貨が制定され、これをソブリンと名づけ1817年から鋳造されました。鋳造開始は1817年でしたが、実際に紙幣との兌換が開始されたのは1822年でした。
この金貨は唯一の無制限法貨として、1917年まで国内流通用の本位貨幣として発行されました。
イギリス本国でだけでなく、オーストラリア、カナダなど、広く英国植民地でも流通したため、これらの金貨には鋳造所を示すミントマークが刻まれ判別が可能になっています。
ソブリン金貨は長期間にわたって大量に鋳造され現存するので、この金貨もフランスのナポレオン金貨のように、地金型金貨に準じた扱いで取引されています。ヴィクトリア女王のヤングヘッドタイプ以前のものについては、年号により非常に希少なものも存在し、高値で取引されています。
ジョージ3世の1819年銘、ジョージ4世の1828年銘、ヴィクトリア女王の1841年銘、1875年銘メルボルン鋳造、エドワード7世の1908年銘オタワ鋳造、ジョージ5世の1917年銘が特に貴重なタイプとなっています。ただし、ジョージ4世とジョージ5世のコインについては、この希少年号のコインは非常に多くの贋物が存在し、高プレミアムの取引には専門的な真贋の鑑定眼が必要となっています。