平成5年 皇太子殿下御成婚記念 五万円金貨、皇太子殿下御成婚記念平成5年5万円金貨、皇太子殿下御成婚記念金貨、皇太子殿下御成婚記念貨幣、皇太子殿下御成婚記念5万円プルーフ金貨、皇太子殿下ご成婚記念プルーフ貨幣、5万円記念貨幣、5万円記念硬貨などと呼ばれる金貨。本日の買取価格は上記の通りです。
皇太子徳仁親王と小和田家の長女・雅子様の御成婚記念して日本円の記念硬貨が発行されました。この記念貨幣のデザインは造幣局工芸官と平山郁夫氏が担当し、皇太子の婚約を詠う和歌にちなんで二羽の鶴と、菊花紋章と皇太子のお印・梓の葉をモチーフとしたものが採用されました。皇太子殿下御成婚記念プルーフ貨幣としての発行枚数は金貨10万枚のほかに、銀貨20万枚、白銅貨20万枚が発行されました。
因みに、皇太子殿下御成婚記念として発行されたのは、記念貨幣だけでなく、結婚前日の6月8日に記念切手を発行しました。種類は62円切手が2種4000万枚、70円切手が1500万枚で、その後、夫妻の肖像入り62円小型シートも発売されました。
皇太子殿下御成婚記念5万円金貨の価値とは?

記念硬貨は世界各国にて、国の国事が行われると共にその記念として発行されていることがほとんどです。
日本でも海外と同じように記念硬貨が発行されています。日本の記念硬貨として金貨が初めて発行されたのは、1986年(昭和61年)の昭和天皇御在位60年記念金貨です。
この金貨発行までは銀貨・白銅貨が記念硬貨の主なもので、額面は千円台まででした。それゆえに天皇御在位60年金貨の10万円金貨は素材にしても、額面においても画期的な記念硬貨の発行だったと思われます。
また、この記念金貨の発行を機に、皇室の行事に関する記念硬貨が発行され続けております。その一例が、御在位記念や御即位記念金貨、ご成婚金貨の発行です。
皇太子殿下御成婚記念5万円金貨は、日本造幣局で発行された額面5万円の純金製の金貨です。1993年(平成5年) 9月9日に皇太子徳仁殿下と雅子様の御成婚記念として発行されました。
額面5万円の金貨としては国内唯一で、一般的に5万円金貨と呼ばれるのは、こちらの金貨となります。
皇太子殿下御成婚記念5万円金貨を売る場合は……!?
金貨のなかでも純金製である皇太子殿下ご成婚記念五万円金貨には、貴金属として5万円以上の価値があります。
つまり、貴金属相場が大きくこの5万円金貨に関わってきます。毎日のように変動している貴金属相場での金相場から、この皇太子殿下御成婚記念5万円金貨の価値は額面以上になります。
金融機関での換金や両替では、額面5万円だけの価値に変わりありませんが、金相場では1グラム単位で価格が掲示され、その単価は記念金貨発行からの歳月を経過して上昇傾向にあります。
当社【金貨買取本舗】の皇太子殿下御成婚記念5万円金貨買取価格を参照してください。額面との価格差に驚くと思います。
なお、ご自分でオークションなどへの出品を考えている方は、そのメリットとデメリットを解説したこちらのコラム
【御成婚記念金貨5万円】買取がどうしてよい?オークションと比べてみましたをご一読いただければと思います。
皇太子殿下御成婚記念5万円金貨は、専用のケースもしくは、ブリスターパックに収められて販売されています。このパッキングには偽造を防ぐ役目があります。
中の5万円金貨は、ブリスターパックから取り出すことなく、できるだけそのままの状態を保たれた方が後々不便が起こりません。そのひとつの理由に、ブリスターパックに入っていることにより真贋をせずに済みます。しかし、これはもちろんブリスターパック自体が本物である時のみです。
ブリスターパックに入った皇太子殿下御成婚記念5万円金貨の重量を調べたときに、本物よりも軽い場合は、当然ですがそれは偽物であるといえるでしょう。
実は、ブリスターパックに入った状態の5万円金貨の偽物も存在するようです。しかし、ブリスターパック自体の重さも偽物と本物とでは異なるそうです。
また、本物のブリスターパックには日本造幣局特有のフォログラムや繊細なデザインが印刷され、金貨それぞれの番号も記載されていますので、よくご覧になれば偽物との区別がつくようになってはいます。
ですが、重量を調べるのも真贋の一つの方法といえます。5万円貨幣として、金融機関で両替や換金をなさる場合も、このブリスターパックは重要です。
早い話が金貨真贋の問題ですが、本物の造幣局発行ブリスターパックであれば金貨を真贋する時間が縮小されます。ですので、ブリスターパックの状態で保存しておくことをおススメします。
ご成婚金貨のデザインと質量

皇太子殿下御成婚記念5万円金貨は価値の高い金貨として知られ、また、その外観の美しさからも人気の高い記念金貨のひとつです。
現在までに日本造幣局から発行された記念貨幣・硬貨のうちの数種類は、国際的なコインのコンペティションにて賞を受賞しています。そのなかに 皇太子殿下御成婚記念5万円金貨も含まれるのです。
日本造幣局によると、MDCコイン・コンペティションという世界的なコインのコンペティションが開催されており、その世界造幣局長会議(Mint Directors Conference)に付随するイベントとして、メンバー造幣局が製造した貨幣のコンペティションが行われているそうです。このコンペには、記念貨幣(プルーフ金貨幣)、記念貨幣(その他)及び流通貨幣の3つのカテゴリーがあるとのことです。
各コインコンペでは、メンバー造幣局が1つのカテゴリーにつき1種類の貨幣を応募し、各カテゴリーから「最も美しい貨幣(Most Beautiful Coin)」及び「最も技術的に優れた貨幣(Most Technically Advanced Coin)」が投票で選ばれるそうです。
そこで、皇太子殿下御成婚記念5万円金貨は1994年に記念貨幣(金貨)最も技術的に優れた貨幣賞を受賞しているようです。
なお、金貨表面のデザインは瑞鳥の鶴2羽と波、金貨裏面のデザインは菊の御紋章と皇太子殿下のお印の梓となっています。
品位はK24、重量18g、直径27mm、発行枚数2千万枚。金貨だけでなく、金貨、銀貨、白銅貨、3点セットと、銀貨、白銅貨、2点セットも発売されました。
皇太子殿下御成婚記念 5万円金貨、銀貨、白銅貨、3点セットの詳細はこちらからご覧下さい。
皇太子殿下御成婚記念 プルーフ貨幣3点セット