インディアン金貨の買取価格一覧
インディアン金貨には、10ドル、5ドル、2.5ドルの3種類があります。 10ドルは通称イーグル、5ドルはハーフ イーグル、2.5ドルはクォーター イーグルと呼ばれています。 また、2.5ドルと5ドルのデザインをオールド インディアン、10ドルをヤング インディアンと呼ぶ場合もありますが、正確には10ドルはインディアンではなく、インディアンの羽飾りをつけた自由の女神がデザインされています。 インディアン金貨の金含有量は90%、10%は銅が混ぜられています。
10ドル インディアン金貨
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5ドル インディアン金貨
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2.5ドル インディアン金貨
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インディアン金貨の魅力に迫る!発行背景や歴史、デザインが表す意味とは
ネイティブ・アメリカンが描かれたインディアン金貨は、かつてアメリカ合衆国で通貨として使用された歴史があります。
金貨自体の重さが違っていたり、ネイティブ・アメリカンではなく羽飾りを付けた自由の女神像をデザインしたり(10ドル金貨のみ)と、額面によって特徴が異なるのもインディアン金貨の注目ポイントです。
本記事ではインディアン金貨の発行背景や歴史、デザインについて紹介し、その魅力に迫ります。
発行背景と歴史
1907年~1933年の間にアメリカ合衆国で発行されたインディアン金貨。
発行年は額面によって異なり、10ドル金貨が1907年~1933年、5ドル金貨と2.5ドル金貨は1907年~1929年の発行となっています。
アメリカでは、1933年に金本位制が廃止されるまで通貨として金貨が使用されていました。
発行が停止された理由は、のちに世界恐慌と呼ばれるようになったアメリカの大不況です。
世界恐慌による景気を回復するため、アメリカでは国民が金を保有することを禁じる政策を実施しました。
これにより、多くの金貨が回収されて溶解されることとなったのです。
特徴・デザイン・希少性
額面は、10ドル・5ドル・2.5ドルの3種類です。
金の純度は90%であり、残りは銅で構成されています。また額面によって金貨の重さが異なるため、額面が大きいほど金の総量も多くなります。
それぞれの額面の大きさは以下のとおりです。
・10ドル金貨……約1/2オンス(16.7g)直径26.8mm
・5ドル金貨……約1/4オンス(8.3g)直径21.6mm
・2.5ドル金貨……約1/8オンス(4.1g)直径18.0mm
デザインと魅力
インディアン金貨の表面は、10ドルと5ドル・2.5ドルでデザインが異なります。10ドル金貨にはヤングインディアン、5ドルと2.5ドルにはオールドインディアンが描かれているのがその違いです。
10ドル金貨にデザインされているヤングインディアンについて、デザインを手掛けたセントゴーデンズ氏によると“インディアンの羽飾りを付けた自由の女神”をデザインしたといいます。
羽飾りにはネイティブ・アメリカンの文化を、そして自由の女神はアメリカの精神をそれぞれ象徴しています。力強さや威厳、尊厳が感じられるデザインが魅力的です。
そして金貨の裏面は、アメリカ合衆国の国鳥であるハクトウワシが共通してデザインされています。ハクトウワシは、平和と力強さの象徴です。
裏面に刻印されている「In God We Trust」(1908年~)は「我々は神を信じる」、そして「E Pluribus Unum」はラテン語で「多数からひとつへ」を意味しており、アメリカ合衆国がたくさんの州で構成されていることを表しています。
インディアン金貨の魅力は、アメリカ合衆国の歴史的背景や多様な文化が感じられるデザインにあるといえるでしょう。
希少性
発行年によってはプレミアがつき、高価で取引されます。特に希少性が高いのは、1907年と1933年に発行されたインディアン金貨です。
はじめて発行された1907年銘の金貨は、発行枚数や現存枚数が少なく、ほかの年に発行された金貨とデザインが異なります。
1907年銘の金貨には、のちに国家の標語となった「In God We Trust」という刻印がありません。
ちなみにこの刻印は1908年の中ごろに発行された金貨に刻印されるようになったため、1908年前期に発行された金貨にも刻印がありません。
1907年銘ではなくても、刻印がないだけで一定のプレミア価値が認められます。
そして、1933年銘の金貨(10ドル金貨)の流通量はほぼゼロに等しいといわれています。理由は冒頭で触れたとおり、金本位制の廃止です。
1933年銘の金貨は非常に入手困難であり、最も希少価値が高いとされています。
偽物に注意
価値も人気も高いインディアン金貨は、偽物が多く出回っているのも事実です。偽物を見極めるためには、図柄の彫りや重量をチェックしておくとよいでしょう。
偽物は、図柄の彫りが浅い物が多いといわれています。
たとえば、金貨にデザインされた被り物の羽には非常に細やかな彫刻が施されているため、本物の金貨と比べれば彫りの精度がはるかに低いです。
また偽物には、安値な金属に金メッキを塗っている物も多いです。使用している金属が異なる場合は、金貨の重量も変わります。
見た目は似ていても、重さを図ることで偽物と見極められる場合もあるので、念のために覚えておくことをおすすめします。
まとめ
1907年にアメリカ合衆国で発行されたインディアン金貨は、発行年によってプレミアムがつくほどの貴重な金貨も存在しており、世界中の金貨コレクターに愛されています。
金そのものの価値はもちろん、ネイティブ・アメリカンの文化や歴史が感じられるデザインにも価値があります。
一方でインディアン金貨の偽物が多く出回っているのも事実です。
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