ワールドカップアメリカ大会記念金貨の買取価格一覧
ワールドカップアメリカ大会記念金貨は、アメリカ合衆国で1994年6月17日から7月17日にかけて開催されたFIFAワールドカップを記念し、アメリカが発行した記念金貨です。 発行枚数は22,447枚。 表面はワールドカップ、裏面には大会ロゴがデザインされています。
ワールドカップアメリカ大会記念金貨
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ワールドカップアメリカ大会記念金貨の価値は?デザインや発行背景の魅力に迫る
1994年FIFAワールドカップの開催を記念して発行されたワールドカップアメリカ大会記念金貨。
FIFAワールドカップ公式記念金貨としては史上初めての発行であり、今もなお金貨コレクターの間で人気を集めています。
本記事では、ワールドカップアメリカ大会記念金貨の特徴やデザイン、発行背景、また1994年FIFAワールドカップの内容を振り返りながら、その魅力に迫ります。
特徴
質量は8.359g、直径21.59mm、品位はK21.6です。額面は5ドルのみで、流通を目的としない収集家向けの金貨が22,447枚、プルーフ硬貨が89,614枚発行されました。
デザイン
表面の中央には1994年FIFAワールドカップのトロフィー、そしてトロフィーの下には開催した年の「1994」、左側には自由を意味する「LIBERTY」、右側には神を信じるという意味を持つ「IN GOD WE TRUST」の文字が刻印。シンプルかつ繊細なデザインが特徴です。
トロフィーの輝きに魅了される金貨コレクターやスポーツファンも少なくありません。
裏面には1994年FIFAワールドカップの公式ロゴやゲッケイジュ、本大会を表す「World Cup USA94」、国名である「UNITED STATES OF AMERICA」、そして額面を表す「FIVE DOLLARS」の文字が刻印されています。
ちなみに金貨と同時期に発行された1ドル銀貨と1/2ドル銅貨の裏面も、額面を除き共通のデザインです。
表面のデザインはウィリアム・J・クラウチェヴィッツ、裏面のデザインはディーン・マクマレンが手掛けています。
発行背景
ワールドカップアメリカ大会記念金貨は、1994年6月17日から7月17日にかけて開催された1994年FIFAワールドカップを記念し、同年6月14日にアメリカのウェストポイント造幣局で鋳造されました。
1930年から続くFIFAワールドカップにおいて、公式記念金貨が発行されたのはこの年が初めてです。
これを皮切りに人気を博したワールドカップ公式記念金貨は、発行と同時に早期に完売する金貨も多く、オリンピックの記念金貨と並んで人気が高い記念金貨となっています。
金そのものの価値が評価されるのはもちろん、発行枚数が限られている公式記念金貨なので、希少性の高い金貨と言えるでしょう。
1994年FIFAワールドカップでの主な出来事
アメリカでFIFAワールドカップが開催されたのは、本大会が初めてになります。もともとアメリカでは、野球やフットボールなどのスポーツが人気を集めており、野球やフットボールよりも人気の低いサッカーが興行面において成功するか疑問視されていました。
しかし、開催期間中の総動員数が歴代一の358万人を記録し、結果として大成功を収めたことになります。
本大会ではブラジルが4度目の優勝を果たし、現在に至るまでワールドカップ史上最多優勝国としてその名を残しています。
決勝戦ではイタリアと対戦し、無得点のままPK戦に突入して3対2で勝利を収めました。
このPK戦において、イタリアの代表選手ロベルト・バッジョが最後のキックを外し、結果的に敗退を決定づけてしまったことは今でも語のたねにされるエピソードです。
このほかにも、本大会で強烈な印象を残したエピソードはいくつかあります。
たとえばアルゼンチンの代表選手であるディエゴ・マラドーナがドーピング検査で陽性となり、大会から追放されたエピソードです。チームの柱を失ったアルゼンチンは、決勝トーナメント1回戦で敗退しました。
また開催国アメリカではサッカーの人気が低かったものの、代表チームは予選を突破し決勝トーナメント1回戦まで進む快挙を果たしました。これによりアメリカ国内では驚きと称賛の声が上がり、現在のサッカー人気につながっています。
一方、日本はアジア地区最終予選において予選グループ3位となり、予選敗退しています。
日本は第4節の終了時点で勝ち点・勝率ともに予選グループ1位だったため、初のワールドカップ本戦出場が大いに期待されていました。
しかし最終第5節のイラク戦でロスタイム中に同点となり、勝ち点で並んだ韓国と得失点差で敗れることに。この衝撃的な結果はのちに「ドーハの悲劇」と呼ばれるようになり、現在まで語り継がれています。
まとめ
ワールドカップアメリカ大会記念金貨は、1994年FIFAワールドカップ公式記念金貨として初めて発行された金貨です。
トロフィーをモチーフにした特別感のあるデザインと繊細な彫刻技術で、多くの金貨コレクターやスポーツファンから人気を集めています。
金そのものの価値に加え、1994年FIFAワールドカップ開催を祝した限定デザインも高く評価されることから、市場においても高値で取引される一品です。
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