地金型金貨のパイオニア!クルーガーランド金貨をピックアップ!
今ではすっかりおなじみとなった地金型金貨ですが、その先駆け的存在といえるのが「クルーガーランド金貨」です。南アフリカ造幣局で発行されたこの金貨は、1980年代に日本で金貨ブームを巻き起こしました。今回はそんなクルーガーランド金貨について解説していきます。
クルーガーランド金貨の概要
1967年7月3日に1オンス金貨の鋳造が開始されました。クルーガーランド金貨の純度はK22で、金を約91.67%、銅を約8.33%含んでいます。
金貨の表面には南アフリカのトランスヴァール共和国大統領であるポール・クルーガーが、裏面にはアンテロープの一種であるスプリングボックが描かれています。
スプリングボックは、南アフリカと関わりの深い動物なので、金貨に採用されたのでしょう。
クルーガーランド金貨の特徴
クルーガーランド金貨は正確に1オンス(31.1g)の金を含んでいるのが特徴です。金貨自体の質量は1.0909オンス(約33.93g)で、純度はK22です。
銅が混ぜられているため、純金と比べて赤みがかっているのも特徴のひとつです。また、純金よりも硬度が高いため、傷つきにくく扱いやすいです。
1967年に1オンス金貨が発行され、1980年には1/2オンス、1/4オンス、1/10オンスの3種類の鋳造が開始されました。
クルーガーランド金貨の歴史
クルーガーランド金貨には、50年以上もの歴史があります。鋳造開始は1967年で、1980年代には日本でも人気が高まりブームが発生しました。地金型金貨が投資家たちの間で注目され、クルーガーランド金貨の需要が高まったのです。
しかし、その後に行われたアパルトヘイト政策への抗議として、日本を含む世界各国で輸入が自粛されました。
アパルトヘイトは、白人が黒人に対して行った人種隔離政策のことで、1994年に失効しました。
現在は南アフリカに黒人政権が誕生しており、クルーガーランド金貨は限定品としてわずかに出回っているのみとなっております。
一時期は悪政の象徴として嫌悪されていたこともあり、プレミアムの価値が下がっていましたが、現在では元通りの価値で取扱われています。
なお、これまでの発行枚数は約5,000万枚です。
クルーガーランド金貨はどこで売るのが良い?どこで売っても一緒ではない!
クルーガーランド金貨を売る場所には以下のようなものがありますが、それぞれに注意すべき点があります。
■オークションサイトやフリマサイト
金の相場は日々刻々と変化しています。相場の変動をしっかりチェックして、売るのに最適なタイミングを見極めましょう。買取業者などのサイトではこうした日々の価格推移を表やグラフの形にして表示しており、常に最新の情報を手に入れることができます。
また、円安やインフレが予想されるときには物価と同じく金の価格も上がるため、そうしたタイミングを逃さないよう経済状況もチェックしておく必要があります。
■銀行で可能?
金であることを考慮されず、通貨として処理され額面通りの金額になってしまったり、そもそも換金してもらえないケースもあります。
■金貨や貴金属専門ではない大手買取業者
全国展開のリサイクルショップなどは有名であっても金貨鑑定の専門家がいないことがあるため、査定方法や販路などの知識が不足していることもある点に注意が必要です。
■金貨や貴金属専門の買取業者
金貨を売る際に最も安心できるのは、正しい査定ができる貴金属専門の業者です。店舗持ち込みはもちろん、オンラインでの査定サービスもあって便利に利用できます。
地金型金貨買取は金貨・コイン買取専門店の金貨買取本舗へ
いかがでしたでしょうか? 今回はクルーガーランド金貨についてお話をしました。
金貨買取本舗は金貨や記念金貨、海外のコインやプレミア金貨も積極的にお買取りをしています。またコインや金貨専門店であり日本海外に幅広い販路と金貨やコインに精通した査定員が常駐していますので、買取に特化しており価格にも反映されています。
そして、地金型金貨は安定資産として人気がありますが、金地金価値+プレミアムで市場価格が決まるといって過言ではないため地金価値が高いときほど売却価値が高くなります。
今は地金価値が40年ぶりに高騰していますので地金型金貨の売却をおすすめします。金貨買取本舗の買取価格を他店と比べて下さい。