大判の買取価格一覧
大判のお買取はこちらの価格一覧表をご確認ください。
買取価格表は一例です。表記にない大判でもお買取しており、高額になる可能性を秘めたプレミア大判、歴史的な価値が潜むお宝大判も数多くございます。
大判の価格は状態や相場などにより大きく変動しますので、お持ちの大判の買取価格を知りたい方は『無料査定のお申し込み』『LINEで査定』や『お電話(0120-9610-66/受付時間10:00~18:00)』から是非お問い合わせください。
万延大判
本日の買取価格 |
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慶長大判
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元禄大判
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天保大判
本日の買取価格 |
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大判の種類を価値・買取相場と一緒にチェックしよう!
小判よりも大きく、圧倒的な存在感を放つ大判。金としての価値はもちろん、歴史的価値や希少性も高く、高価買取が期待できます。
この記事では、各大判の特徴や希少価値についてまとめています。ページ上部の買取価格一覧とあわせて、チェックしてみてください。
大判と小判の違い
大判は『大判小判』と一括りにされることも多いですが、両者には大きさ以外にも大きな違いがあります。
貨幣としての流通目的でつくられた小判に対し、大判は恩賞や贈答用としてつくられたケースが多いです。
そして大判に含まれる金の含有量は小判の約10倍にもおよび、発行枚数も少ないことから古銭としての希少価値も大判の方が高い傾向にあります。
また、小判には彫金師本人を証明するための花押(かおう)が刻印されていますが、大判には後藤四郎兵衛家(ごとうしろべえけ)による花押が墨書きされています。
後藤四郎兵衛家とは、室町時代から幕府御用達の彫金師として仕えてきた一門のこと。豊臣秀吉による日本初の大判である天正大判から、代々大判の鋳造を託されてきました。
大判の墨書きは、後藤四郎兵衛家以外の者が書くことは許されず、大判の品質を証明するものです。
各大判の概要をご紹介
大判は、鋳造された時期や品位、作りの特徴によっていくつかの種類に分けられます。以下に代表的な大判の種類とその特徴について一覧にまとめました。
種類によって希少価値や買取価格も変わってくるため、お手元の大判がどれに該当するか、ぜひチェックしてください。
万延大判
鋳造年 | 万延元年~文久2年 |
質量 | 約112.7g |
直径 | 約135×約81mm |
品位 | (金344/銀639/雑17) |
鋳造枚数 | 1万7,097枚 |
万延大判(まんえんおおばん)は、万延元年(1860年~文久2年(1862年)に鋳造された日本最後の大判です。
表面には後藤四郎兵衛家の第17代である典乗(てんじょう)によって『拾両後藤(じゅうりょうごとう)』と墨書きされています。
万延大判は、表面の模様のつけ方から『たがね打』と『のし打』の2種類に分けられます。特にたがね打は『献上大判』と言われ、のし打よりも数が少なく、希少価値が高いです。
たがね打は、のし打よりも横のふくらみがなく、全体的に細長く見えるのが特徴です。また、のし打は線の端と端が弧を描いて繋がっているのに対し、たがね打は線が真っすぐに伸びています。
買取価格は保存状態によっても変動し、状態の良いものは数百万円もの値段がつくこともあります。
慶長大判
鋳造年 | 慶長6年~ |
質量 | 約165g |
直径 | 約151mm×約94mm |
品位 | K16(金672/銀294/雑34) |
鋳造枚数 | 1万6,565枚程度 |
慶長大判(けいちょうおおばん)は、慶長6年(1601年)から発行された江戸時代初期の大判です。
鋳造された時代や墨書きの違いなどによって大きく3種類に分けられますが、まずは一般的な慶長大判の特徴をご紹介します。
この大判は一般への流通目的ではなく贈答用として鋳造されました。そのため、模様が規則正しく、作りもとても丁寧なのが特徴です。また、表面には後藤四郎兵衛家による『拾両後藤』の墨書きがされています。
徳川家康による天下統一を象徴する貨幣としても有名で、鋳造枚数も少ないことから、収集家から高い人気を集めています。
買取価格は状態によって数十万円から数百万円程度と幅広いです。
慶長大判(明暦判)
鋳造年 | 明暦4年~ |
質量 | 約165g |
直径 | 約151mm×約94mm |
品位 | K16(金672/銀294/雑34) |
鋳造枚数 | 不明 |
慶長大判の中でも、明暦4年(以降)に鋳造された大判を『明暦判(めいれきばん)』と呼びます。
明暦3年、江戸の町に甚大な被害をもたらした『明暦の大火』と呼ばれる大火事が起こりました。その際、幕府の金蔵も被害を受け、溶けてしまった金を鋳造し直す必要が発生しました。これにより作られたのが明暦判です。
明暦判は通常の慶長大判と比較すると、たが目のつき方が不規則でつくりが粗い傾向があります。
希少性も通常の慶長大判よりも高くないことから、買取価格の相場はやや劣るものの、状態が良いものであれば百万円以上の値がつくこともあります。
慶長笹書大判
鋳造年 | 慶長6年~ |
質量 | 約165g |
直径 | 約151mm×約94mm |
品位 | K16(金672/銀294/雑34) |
鋳造枚数 | 不明 |
慶長大判の中でも、表面の墨書きが笹の葉のように美しく書かれているものを『慶長笹書大判(けいちょうささがきおおばん)』と呼びます。
この墨書きは、後藤四郎兵衛家5代目徳乗(とくじょう)の弟である長乗(ちょうじょう)の書と言われており、慶長大判の中で最も希少価値が高いです。
特に墨書きが綺麗に残っているものは、買取価格が数千万円におよぶこともあります。
元禄大判
鋳造年 | 元禄8年~享保元年 |
質量 | 約164.56g |
直径 | 約154mm×約97mm |
品位 | (金521/銀449/雑30) |
鋳造枚数 | 約3万枚 |
元禄大判(げんろくおおばん)は、元禄8年(1695年)~享保元年(1716年)までに鋳造された江戸時代前期の大判です。
形状は慶長大判とよく似ていますが、裏面に元禄を表す『元』の文字が刻印されています。
鋳造枚数は約3万枚と少なくないものの、その多くが鋳つぶされて(金属を溶かし地金に戻すこと)しまい、現存枚数は非常に少ないです。
そのため希少価値が高く、保存状態が良いものは数百万円以上の価格で取引されています。
享保大判
鋳造年 | 享保10年~天保8年 |
質量 | 約165.38g |
直径 | 約150mm×約93mm |
品位 | (金676/銀324) |
鋳造枚数 | 8,515枚 |
享保大判(きょうほうおおばん)は、享保10年(1725年)~天保8年(1837年)の期間に発行されていた大判です。
一般的に大判や小判は鋳造された時代が後になるにつれて品位が下がる傾向がありますが、享保小判は初期の慶長大判と同じくらいの品位を保っています。
また、鋳造期間が100年以上と長いのも特徴です。
後藤四郎兵衛家による墨書きも12代寿乗(じゅじょう)、13代延乗(えんじょう)、14代桂乗(けいじょう)、15代真乗(しんじょう)、16代方乗(ほうじょう)、17代典乗(てんじょう)と、6人の花押のものが見つかっています。
現存枚数は多いものの、通用期間が長かったことから墨書きの加筆や直し書(大判の発行後に薄れてしまった墨書きを書き直してもらうこと)も頻繁に行われています。
そのため、初期の寿乗による墨書きが残ったものは大変希少で価値が高いです。
天保大判
鋳造年 | 天保9年~万延元年 |
質量 | 約165.38g |
直径 | 約155mm×約94mm |
品位 | (金674/銀326) |
鋳造枚数 | 1,887枚 |
天保大判(てんぽうおおばん)は、天保9年(1838年)~万延元年(1860年)まで通用していた江戸時代後期の大判です。
見た目は享保大判によく似ていますが、天保大判の方が表面の『たがね目』の模様がやや太く粗いという特徴があります。
鋳造枚数は1,887枚と少なく、希少性が高いことから買取価格の相場も高く、状態が良いもので数百万円以上の値がつきます。
ただし偽物も多いため、専門家がいる買取店で査定してもらうと安心です。
天正大判
天正大判(てんしょうおおばん)は、安土桃山時代にあたる天正16年(1588年)から鋳造がはじまったとされる日本最古の大判です。
豊臣秀吉の命によって作られ、現存枚数が非常に少なく希少価値が高いことから、高額で取引されています。
天正大判は見た目の特徴や鋳造された時期によって『天正菱大判』『天正長大判』『大仏大判』の3種類に分類されます。大きさはそれぞれ異なりますが、質量は共通です。
天正菱大判
鋳造年 | 天正16年~ |
質量 | 約165g |
直径 | 約143mm×約85mm |
品位 | (金730/その他270) |
鋳造枚数 | 約4万枚 |
天正菱大判(てんしょうひしおおばん)は、上下に菱形の桐極印があるのが特徴です。現在発見されているものは世界で6点のみとも言われ、天正大判の中でも最も希少価値が高いとされています。
現存する5枚は主に貨幣博物館や造幣博物館などに収蔵されていますが、1枚は2015年にスイスの老舗古銭商『Hess Divo』のオークションに出品されました。
一般に流通することがほぼない大変希少な大判ということもあり、最終的な落札価格は110万スイスフラン(約1億4,300万円)にもおよびました。
天正長大判
鋳造年 | 文禄4年~ |
質量 | 約165g |
直径 | 約170mm×約110mm |
品位 | (金730/その他270) |
鋳造枚数 | 約5万5,000枚 |
天正長大判(てんしょうながおおばん)は、文禄4年(1595年)に鋳造された大判です。
天正菱大判よりも上下が長いのが特徴で、直径はなんと17cmもあり、世界最大級の金貨幣として知られています。
大仏大判
鋳造年 | 慶長13年~ |
質量 | 約165g |
直径 | 約158.4mm×約98.6mm |
品位 | (金730/その他270) |
鋳造枚数 | 約3万9,763枚 |
大仏大判(だいぶつおおばん)は、豊臣秀吉の死後、秀吉の三男である秀頼によって鋳造された大判です。
京都の方廣寺(ほうこうじ)の大仏殿再建費用を賄う目的で発行されたことからこの名前で呼ばれています。
天正菱大判や天正長大判と比べると、現存枚数は最も多いです。しかし、大変希少であることには変わりなく、状態の良いものは数百万円以上の高価格で取引されています。
大判小判のレプリカの買取はできる?本物との違いは?
大判や小判には、本物を真似してつくられたレプリカも存在します。レプリカであっても材質に金が含まれている場合、金製品として買取可能な場合もあります。
以下に本物とレプリカの見分け方をまとめましたので、お手元に大判や小判がある方はぜひ確認してみてください。
・重さをはかる
大判や小判などの貨幣は、使用する金と銀の量が決まっているため、重さはほぼ一定となります。しかしレプリカは、本物とは異なる素材で作られることが多いです。
もし重さを計ってみて、本物と明らかな違いがある場合、偽物の可能性が高いと言えます。
・模様や質感をチェックする
大判や小判の表面には、畳のような横線の模様が見られます。本物は職人の手によって彫られているため、線の太さに波があったり彫りが浅かったりと個性があります。
一方、レプリカは機械で作られることが多く、模様が均等で彫りも滑らかです。
また、レプリカは艶があり滑らかな仕上がりになっているのに対し、本物はそこまで艶がなくマットな質感です。
・刻印を確認する
刻印の数や位置も本物とレプリカを見極める重要な要素となります。もし本物と数が異なったり、位置が違ったりしている場合はレプリカである可能性が高いです。
また、天正大判以降の大判には、側面に『耳桐』という特徴的な仕掛けが施されています。この仕掛けは、大判を製造する際に10枚を束ね、側面に桐の紋様を打つというものです。
本来は側面が削られて金が盗まれたことを明確に示すための仕掛けでしたが、レプリカにした際に模様の再現が難しいことから真贋を見極める方法としても役立っています。
他にも試金石を使って表面を削る方法がありますが、これは大判や小判を傷める危険性があります。万が一本物だった場合、価値が大きく損なわれてしまうため、絶対にやめましょう。
もし自分で判断が難しい場合は、買取店舗に相談してみてもいいでしょう。
金貨買取本舗では、査定のご質問やご相談を無料で受け付けています。「とりあえず値段だけが知りたい」という場合でも問題ありません。
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大判に書かれている墨書きの意味
前述しましたように、大判にはその品質を保証するものとして、後藤四郎兵衛家による墨書きがされています。大判の価値の評価は、この墨書きの状態によって大きく変わるため、非常に重要なポイントです。
墨書きの状態は大きく『元書』『直し書』『後書(加筆)』の3つに分けられます。一番評価が高いのは、後藤四郎兵衛家による元々の墨書きのみが残っている『元書』の状態です。
しかし、中には発行後に薄れてしまった墨書きを後藤家に依頼して書き直してもらっているものもあります。このように後藤家によって書き直しされた墨書きを『直し書』と呼び、評価は『元書』の次に高いです。
最後に後藤家以外の者によって加筆・書き直しされた墨書きを『後書(加筆)』と呼び、3つの中では最も価値が低くなります。
高額買取を受ける大判のポイント
大判や小判で高額買取を受けるためには、いくつかの意識しておきたいポイントがあります。詳しく説明していきます。
・清掃や研磨することは避ける
大判や小判の汚れを取り除こうと、買取前に清掃や研磨を行う方がいます。しかし知識や適切な道具がない場合、逆に傷をつけてしまうリスクがあり危険です。
また、墨書きのある大判では、文字が消えてしまうことで価値が大幅に下がってしまうリスクもあります。
・買取実績が豊富な店舗を選ぶことが大切
大判や小判の価値は状態や品位以外にも、希少性の高さや刻印の種類といったさまざまな要素が組み合わさり判断されています。
そのため正確な価値をつけてもらうためにも、大判や小判に詳しい鑑定士のいる買取店舗を選ぶことが重要です。
・複数の店舗で見積りを出してもらう
複数の買取店舗に見積りを依頼し、買取条件のいい店舗を選ぶのもおすすめです。
相見積りを取ることで、その商品のおおよその価値がわかり、ご自身の納得のいく売却ができるでしょう。
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