金歯・金入れ歯の買取価格

金歯は買取可能？相場や売却時の注意点を解説

金歯の買取について検討されている方も多いのではないでしょうか。

歯科治療で不要になった金歯や、長年使用していた金歯は、実は価値のある貴重な金属として買取が可能です。

本記事では、金歯の買取に関する詳しい情報から、高値で売却するためのコツまで、徹底的に解説していきます。

売る際の注意点や金歯を売るなら今がおすすめな理由についても説明しているため、これから金歯を売りたいと考えている方はぜひチェックしてください。

金歯の買取は可能？買取価格を決める主な要因

「使わなくなった金歯は買取してもらえるの？」という疑問をお持ちの方も多いでしょう。

結論からお伝えすると、金歯は価値のある金属として、貴金属を取り扱う専門業者での買取が可能です。

金は腐食に強く、長期にわたってその状態を保ちやすい特徴を持ちます。

そのため、たとえ長年使用した金歯であっても、買取の際に金属としての価値を認めてもらえる可能性が高いのです。

しかし、金歯の状態や素材によって買取価格には幅があるため、しっかりと理解しておくことが重要です。

金歯の価格を決める主な要素は、以下の3つです。

• 金の純度（含有量）
• 重さ
• 金の市場相場

くわしく見ていきましょう。

金歯の純度（含有量）

一般的に金歯は、金100％の純金ではなく、銀や銅といったほかの金属が含まれていることが多いです。

これは金が非常にやわらかい金属で、純度が高いと破損や変形のおそれがあるためです。特に金歯は口腔内で使用するため、耐久性を上げるためにも合金が採用されています。

具体的には、20金（K20）、18金（K18）、14金（K14）などが金歯によく用いられます。数字が大きいほど純度が高いことを表し、店舗での買取価格も高くなります。

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金歯の重さ

重量も貴金属の買取価格を決める重要な要素のひとつです。一般的な金歯の重さは0.3g～5g程度となり、大きさや形状によって異なります。

精密な重量測定には専用の計測機器が使用され、0.01g単位での正確な計測が行われるのです。

また、歯や樹脂が付着している場合は、それらを除いた純粋な金属部分の重量が測定されます。

買取価格は、この正確な重量データと金の純度を掛け合わせて算出されるため、より重い金歯ほど高額での買取が期待できるでしょう。

金歯の市場相場

金歯の買取価格は、金の市場相場と密接に連動しています。

金相場は国際的な経済状況や為替レート、地政学的リスクなどの影響を受けて日々変動しており、この変動が金歯の買取価格にも直接反映されるのです。

近年は金相場が比較的高水準で推移していることから、金歯の買取も注目を集めています。2024年10月現在では、金1gあたりおよそ1万4,000円～1万5,000円が買取相場となっています。

金価格が上昇傾向にある時期を見極めて売却することで、より高額での買取が期待できるでしょう。

金歯の価格はどう決まる？具体的な査定方法

前述のとおり、金歯の価格は主に金歯の純度、重さ、査定時点での金相場によって決定されています。また、金歯の状態も査定に影響することもあります。

買取店舗による一般的な金歯の査定の流れは以下のとおりです。

• 目視による状態確認
• 専門機器による純度測定
• 専門機器による精密な重量測定
• 現在の相場を考慮した価格算出
• 買取価格の提示と説明

まず、目視による外観チェックが行われ、金歯の状態や変形、傷の有無が確認されます。

基本的に傷や変形がある場合でも、金の価値が大きく損なわれることはないため、買取は可能です。

しかし、後述で説明しますが、歯や樹脂が付着している場合は、それらを取り除くための手数料が別途必要になることもあります。

次に、X線蛍光分析装置などの専門機器を使用して、金の純度や含有量を正確に測定。この工程では、金以外の金属の混合率も同時に分析されます。

その後、精密な計測器で重量測定が行われ、純度と重量のデータをもとに現在の金相場を考慮した買取価格が決定されるのです。

金貨買取本舗では、査定の際になぜその金額になったのか、計算の根拠を含めて丁寧に説明を行います。

無料査定は、お電話やメール、LINEで受け付けています。まずはお気軽にお問い合わせください。

買取可能な金歯の種類は？

金歯と一口に言っても、目的や形状によってさまざまな種類があります。買取対象となる金歯は、主に以下の3つのタイプです。

1. クラウン（被せ物）

   クラウンは最も一般的な金歯の被せ物です。虫歯や歯周病で損傷した歯を保護するために使用されます。

   • 歯の形状に合わせて作られる個別設計
   • 耐久性が高く、長期使用が可能
2. ブリッジ（被せ物）

   ブリッジは、失った歯の機能を回復するために両隣の歯を削り、橋をかけるように補う被せ物です。その特徴から、架橋義歯（かきょうぎし）とも呼ばれます。

   • 複数の歯をつなぐ構造
   • 比較的大きな金属量を使用
3. インレー（詰め物）

   インレーは、虫歯治療などで歯を削った際にできた穴を埋めるために使われる詰め物です。

   • 比較的小さいサイズ
   • 歯の窩洞（かどう。虫歯を削った部分）に適合

金歯の買取に関する疑問や注意すべきこと

はじめて金歯の買取を依頼する場合、「純度が不明な場合はどうするの？」「変形や劣化があるけど大丈夫？」と不安なことも多いでしょう。

また、金歯の買取を考える際には、いくつかの注意するべきポイントがあります。

事前にポイントを把握しておけば、慌てず安心して手続きを進めることが可能です。ひとつひとつ確認していきましょう。

金歯1本でも買取できる？

多くの買取店舗では、金歯1本からでも買取を受け付けています。1本だけでも、金の重さや純度が高ければ、高額での買取も期待できます。

お手元に不要な金歯が1本でもある場合は、ぜひ買取店舗に査定の依頼をしてみましょう。

純度が不明な金歯はどうなる？

前述したように、金歯を査定するにあたり、純度は大事な要素のひとつです。

しかし、通常金歯に純度が刻印されることはないため、お手持ちの金歯の純度がわからないと言う方も多いでしょう。

そのような場合でも、多くの貴金属買取店では、専門機器を用いて金の含有量を正確に測定できるため、心配いりません。

どうしても気になる場合は、事前に専門業者に調べてもらうこともできますが、直接買取店舗に持ち込んでも査定は行えるので安心してください。

変形や劣化がある金歯は買取可能？

変形や劣化した金歯についても、基本的には買取が認められています。多くの買取専門店では、形状にかかわらず金属の価値を重視して査定を行います。

金の特性上、たとえ長年使用していた金歯であっても、その価値が損なわれることはあまりありません。そのため、状態が悪い物でも適正な価格で売却することが可能です。

しかし、明らかに状態が悪い場合は、査定額が減少する可能性もあります。したがって極端な場合に関しては、査定を受ける前に買取店舗に相談するのもひとつの手でしょう。

歯がついてる場合の対応

金歯には、入れ歯の樹脂や歯の一部が付着している状態の物もあります。そのような場合も、多くの業者は不要物を除いた金の含有量を測定することで、適切に査定を行ってくれます。

ただし、不要物がついた金歯をそのまま売却する場合、業者によっては不要物を取り除くための手数料が別途必要な場合もあるため、注意が必要です。

ちょっとした付着物であれば、自分で取り除くこともできなくはないですが、無理に行って金歯を傷つけてしまう危険性もあり、あまりおすすめできません。

時間や手間がかかることも考えると、買取店舗に任せた方が賢明なこともあるでしょう。

査定を受ける際は、買取価格とあわせて手数料がどのくらいかかるのかを確認しておくと安心です。

金歯を高く売るためのコツ

金歯を高く売るためには、いくつかのコツがあります。よりお得に金歯を売却するためにも、ポイントをしっかり押さえておきましょう。

金の価格が高いときを狙う

前述したように、金の買取相場は金の価格を決定する上で重要な要素のひとつです。金1gあたりの相場は常に変動しているため、適切なタイミングで売却することが肝心です。

特に、金の価格が急騰しているニュースや経済の動きに注意しておくと、売り時を逃さずに済むでしょう。

また、貴金属専門サイトで相場情報を確認したり、買取店へ問い合わせたりすることもおすすめです。相場が上昇傾向にある時期を狙うことで、より高額での売却が期待できます。

ただし、相場の急激な変動は珍しいため、上昇傾向が見られたら、迷わず行動に移すことをおすすめします。

できるだけ状態を良くしておく

金歯を高額で売却するためには、できるだけ状態を良くしておくことも大切です。金の特性上、多少の汚れや劣化があっても金属としての価値が大きく損なわれることはありません。

しかし、少しでも状態を綺麗にしておくことで査定時の印象が良くなり、査定額が上がる可能性もあるのです。

手入れの方法としては、マイクロファイバークロスなどの柔らかい布で磨いたり、研磨剤の入っていないクリーナーなどで軽く洗浄後、ぬるま湯ですすいだりする方法がおすすめです。

ただし、無理な手入れは金歯を傷つけ逆効果になることもあるため、できる範囲の手入れを心がけましょう。

実績のある専門業者に依頼する

金歯の買取を行う際、業者選びも非常に重要です。信頼できる店舗は、どうしてこの査定額になったのか、必ず根拠を説明をしてくれます。

そのため、適正価格での納得のいく売却が行えるのです。

特に、貴金属を専門に取り扱っている買取店舗は、知識や経験が豊富で正確に評価してくれる可能性が高いです。

事前に評判を調べて、実績のある買取店舗を見つけると、より良い結果が得られるでしょう。

中には、無料で査定をしてくれる店舗もあります。そのような店舗は、売却前に詳しい情報を教えてくれるので安心です。金貨買取本舗でも無料での査定を受け付けています。

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複数の店舗で見積もりを取る

金歯の売却を検討する場合、複数の店舗で査定を受けることが賢明です。

異なる業者の価格を比較することで、自分の金歯の市場価値を把握することができ、最も高い価格を提示してくれる店舗を見つけられるでしょう。

買取業者によって、査定基準や相場の見方が異なるため、同じ金歯でも査定額に大きな差が出る場合もあります。

複数の店舗で査定を受けることは、時間がかかるかもしれませんが、その分信頼できる取引先を見つけられる確率が高まるのです。

また、高く買取してくれる場合でも、付着物などの除去費用といった手数料や諸経費が多くかかる場合もあります。

買取金額だけでなく、手数料や手続きにかかる費用がいくらぐらいになるのかも、しっかり確認しておくことが大切です。

金歯を歯医者で取り外す際の注意点

金歯を抜くタイミングで金歯を売りたいと考える方も多いでしょう。

金歯は歯医者で取り外してもらうのが一般的ですが、歯医者によっては取り外した金歯をそのまま処分してしまうところもあります。

トラブルを防ぐためにも事前に歯医者に金歯を返却してほしい旨を相談しておくと安心です。

また、金歯を取り外した後は、なるべく速やかに買取店舗へ持ち込むことをおすすめします。すぐには売却しない場合は、清潔な容器で湿気を避けた場所に保管しておきましょう。

金歯の買取相場と今がおすすめの理由

金歯の買取相場は常に変動していますが、金の相場が上昇している時期に売却すると、通常よりも高額で買い取ってもらえる可能性が高まります。

特に現在の金相場は高水準で推移しており、多くの貴金属買取店舗でもその影響を受けて買取価格が上昇しています。

売却を考える際には、この相場の動きを見逃さず、タイミングを意識することが、より有利な取引につながるでしょう。

最近では、金歯を含む貴金属の買取を行う店舗が増えており、選択肢も豊富です。このため、売却を考える方にとって、今は非常に良い機会と言えます。

金歯の買取を検討する際には、相場を意識し、賢く行動することが大切です。

金歯以外の買取対象：銀歯やプラチナ歯も売れる？

ここまで金歯の買取方法について解説してきましたが、買取店舗によっては金歯以外にも銀歯やプラチナ歯も買取している場合があります。

銀歯の素材は「金銀パラジウム合金」と呼ばれる合金で、買取価値の高い金やパラジウムが含まれています。

さらに銀自体も金属として価値を持つため、銀歯にも一定の価格がつくことが期待できるのです。

また、プラチナは耐久性が高く、変色しにくい特性を持っているため、貴金属市場でも人気の高い金属です。

2024年10月時点でのプラチナの相場は、1ｇあたりおよそ4,000円～5,000円程度となります。

金歯に比べると買取価格はやや見劣りしますが、そのまま処分してしまうのはもったいないと言えます。ぜひ、貴金属を取り扱っている買取店に査定を依頼してみましょう。

まとめ: 金歯を売るなら知っておきたいポイント

金歯の売却を成功させるためには、金の買取相場や信頼できる業者選びなど、適切な情報収集が肝心です。

また、複数の専門業者に査定を依頼することで、適正価格を把握でき、満足のいく売却ができるでしょう。

もし不明な点などある場合は、実績のある買取店舗に相談することをおすすめします。金貨買取本舗では、専門知識を持ったプロの査定士が無料で査定を行っています。

まずは『メール査定』や『LINE査定』、お電話から、ぜひお気軽にご相談ください。