金貨投資、手取り足取りおしえまっせ!
金貨投資、手取り足取りおしえまっせ!
投資

金価格はドル建て?円建て?初心者にも違いを分かりやすく解説

2023 年金相場上昇中!
本日の買取価格は 14,210 円!
国内金貨投資を始めてみませんか?

詳細はこちら

金の価格は、投資や資産運用を考えるうえで多くの人が注目する重要な指標です。
しかし、「金価格はドル建て?円建て?」という疑問を持つ方も少なくありません。
実際、金の価格はドルで表されることが多い一方で、日本国内では円建ての価格も関わってきます。

本記事では、金価格の「ドル建て」と「円建て」の違いを初心者にもわかりやすく解説し、それぞれの特徴や影響を紹介します。
ぜひ参考にし、金の価格動向をより正しく把握するための基礎知識を身に付けましょう。

1. ドル建てと円建て、金価格はどう関係しているの?

金の価格が変動するニュースを目にしたとき、「ドル建て」や「円建て」という言葉を耳にしたことがあるでしょう。
簡単に言うと、ドル建ては国際市場での金の価格をドルで表したもので、世界中の取引で共通に使われます。

一方、円建ては日本国内での金の価格を円で表しており、ドル建て価格に為替レートを反映させたものです。
このようにドル建てと円建ての違いを知ることで、金の価格がどのように決まるのか、また為替相場がどのように影響を与えるのかを正しく把握することができます。

まずは、金価格とドル建て、円建てのそれぞれの関係について解説します。

■ 国際市場の金価格は『ドル建て』

国際市場において金は、主にアメリカドル(USD)を基準として取引されます。
これは、ドルが世界の基軸通貨であり、多くの国が貿易や金融取引においてドルを使用しているためです。

したがって、国際市場の金価格は「ドル建て」で表示されるのが一般的です。
ドルの価値が変動すると金価格にも影響が及ぶため、ドル建て価格の動向は世界中の投資家にとって重要な指標となっています。

■ 日本の金価格は『円建て』

日本国内で金を購入する場合、金価格は「円建て」で表示されます。
これは、日本円(JPY)を基準として価格が設定されるためです。
円建ての金価格は、国際市場でのドル建て価格に加え、円とドルの為替レートによっても影響を受けるので注意が必要です。

たとえば、ドルに対して円が強くなれば、円建ての金価格が下がる傾向にあります。
このように、日本で金を購入する際には、円建て価格と為替相場の両方を考慮しなければなりません。

2. 金価格で注視すべき指標

金は長年にわたって安全かつ安定した資産として知られ、多くの投資家が不安定な経済状況の際に注目してきました。
しかし、金価格はさまざまな要因の影響を受けるため、その変動を予測するにはいくつかの重要な指標を理解しておかなければなりません。

続いては、金価格に特に注視すべき指標について解説します。
これらの指標を理解しておけば、金価格の動向をより正確に把握し、投資判断に役立てることができるでしょう。

■ アメリカの景気動向

アメリカ経済が好調になると、金以外の高リターンが期待できる投資商品への関心が高まります。
これは、金利が上がることで、利子や配当が得られる投資商品がより魅力的に映るためです。

一方で、金投資には、金地金や金貨の購入、または純金積立などの現物投資がありますが、これらは利子や配当を生みません。
そのため、経済が順調な時期には、利回りの良いほかの投資商品が好まれる傾向が強まり、金価格は相対的に下落しやすくなります。

しかし、アメリカ経済が不安定になると、価値の安定した金の需要が増えます。
たとえば、2023年3月にはシリコンバレーバンクの破綻が影響し、ドル建ての金価格が上昇しました。

■ アメリカの金融政策

アメリカの政策金利は、FRB(米連邦準備制度理事会)が開く「FOMC(連邦公開市場委員会)」によって決定されます。
政策金利が上昇すると、一般的にドル建ての金価格は下落し、逆に金利が引き下げられると金価格は上昇すると言われています。
しかし、この逆相関の傾向は常に当てはまるわけではなく、過去には金利が下げられても金価格が上がらなかったケースも見られるのです。

2023年9月のFOMCでは、年内に0.25%の追加利上げの可能性が示唆されました。
通常、金利が上がると金の価格は下がるとされていますが、ウクライナ情勢などの地政学的リスクが続く中では、金価格が安定的に上昇する可能性も指摘されています。

■ 金の現物需要

金の現物需要も金価格を左右する重要な指標です。

特に、インドや中国などの国々では、金が伝統的に結婚や祭事に欠かせない存在であるため、需要が季節や文化的要因に応じて変動します。
また、産業用途や中央銀行による金の購入も現物需要に含まれます。
現物需要が高まると、金価格は上昇する傾向があるため、これらの動向を注視することが重要です。

■ ドル指数の動き

ドル指数(DXY)は、ドルがほか通貨に比べてどれくらい価値が強いか、または弱いかを測るための指標で、金価格との関係性は非常に密接です。
一般的に、ドルと金価格は逆相関の関係にあるとされています。

具体的には、ドル指数が上昇すると、ドル建ての金価格は相対的に下落する傾向があります。
これは、ドルが強くなると、ほかの通貨を使用する国々にとって金の価格が割高に感じられるため、金の需要が減少しやすくなるからです。

反対に、ドル指数が低下すると、金価格は上昇しやすくなります。
ドルの価値が下がると、金が比較的割安に見え、投資家が安全資産として金を求める傾向が強まるためです。
このように、ドル指数の動きは金価格を予測するうえで非常に重要な指標となっており、金に投資する際にはこの動向を注意深く観察することが欠かせません。

3. 金価格が上がるタイミングは?

ここまでお伝えしたとおり、金は不安定な時代にこそ価値を増す資産として、多くの投資家から注目される存在です。
特に、世界経済や国際情勢が揺れる時期には、金価格が上昇することがよくあります。

最後に、金価格が上がる主なタイミングについて解説し、その背景にある経済や社会の動向を説明します。
こうした知識を身につけることで、金投資のタイミングをより的確に判断できるようになるでしょう。

■ インフレになった時

インフレが進行すると、通貨の価値が低下し、商品やサービスの価格が上昇します。
この状況では、現金の価値が目減りするリスクが高まるため、投資家は価値を保つ安全資産として金に注目します。

なぜなら、金は歴史的にインフレに強い資産とされており、インフレ時には金価格が高騰する傾向があるからです。
また、インフレが深刻化すると、経済がリセッション(景気後退)に陥る可能性もあり、その際にも金の価値がさらに高まることがあります。

■ 大規模な戦争やテロなどが発生した時

世界的な戦争やテロが発生すると、経済や市場に対するリスク回避として、金が買われやすくなります。
なぜなら、こうした危機的状況では株式市場が不安定になり、国の財政に影響を与える可能性があるため、安全資産としての金が求められるからです。

特に、戦争やテロが続くと、デフォルト(債務不履行)リスクが高まり、経済の安定が損なわれる可能性があるため、金の価格が急激に上昇することがよくあります。

■ 中国やインドなどの金特需

中国やインドは、世界でも屈指の金需要国であり、特定の時期には「金特需」と呼ばれる現象が見られます。

たとえば、中国では春節(旧正月)に金の需要が急増します。
この祝日は中国で最も重要とされ、金は幸運や富の象徴として贈り物として多く購入されます。
この需要増加が、金価格の上昇を引き起こす要因となります。

同様に、インドではディワーリーの時期に金の需要がピークを迎えます。
この祭りは富と繁栄を祝うもので、金を購入することが縁起が良いとされるため、ジュエリーや金貨の購入が活発化します。
こうした背景から、中国やインドなどでの金特需が金価格の上昇を引き起こしやすいのです。

4. 金価格はドル建てが基準!アメリカや国際情勢もこまめにチェックしよう

金価格は基本的にドル建てで取引されており、アメリカの経済動向や国際情勢が直接的に影響を与えます。
そのため、金に投資する際には、アメリカの経済指標や金融政策、さらには国際的な地政学リスクも常に注視することが重要です。

これらの要素をしっかりと把握することで、金投資におけるタイミングをより的確に見極めることができるでしょう。
賢明な投資を行うためにも、アメリカや国際情勢の変化をこまめにチェックする習慣を身につけてください。

関連記事

販売店情報 SHOP

金貨買取本舗
御徒町店

〒110-0005 東京都台東区上野5丁目23番14号
A-RISE 御徒町 B1F
0120-979-399[買取総合窓口受付:10:00-18:00]

※ご要望によってはお客様の居住地近辺の弊社店舗をご案内する場合がございます。