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イーグル金貨の魅力とは?デザインの持つ意味を徹底解剖!

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イーグル金貨は、アメリカのランドマークである「自由の女神」と、国鳥である「ハクトウワシ(白頭鷲=イーグル)」が描かれた金貨です。
ペンダントトップや金貨型チョコレートなどで、そのデザインを見たことがある方もいらっしゃるでしょう。
イーグル金貨は製造されて200年、アメリカの自由を象徴する存在として地位を確立し、今なおコレクターや投資家から人気を博しています。

そこで今回の記事では、イーグル金貨のデザインや価値をお伝えしていきます。

イーグル金貨を売りに出そうと考えている方、これから購入しようと検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。
まだ知らなかったイーグル金貨の魅力に出会えるかもしれません。

1. イーグル金貨とは

イーグル金貨(The American Gold Eagle)は、1792年にアメリカ合衆国で成立した貨幣法に基づいて、1795年にフィラデルフィア造幣局で製造が開始されました。

最初は10ドル金貨として流通していましたが、1986年からは地金型金貨(Eagle Bullion Coin)として発行されています。
イーグル金貨は22金で、柔らかい24金よりも保存がしやすいという特徴があるため、投資目的として、役割が変化したのではと考えられます。
そのため、イーグル金貨にはかつて貨幣としての役目があったアンティークコインと、1986年以降に流通した地金型金貨の、2種類が現存しているというわけです。

金貨には、ほかにも特別な式典や周年を祝して発行される「記念金貨」があります。
こちらは発行数に限りがあり、希少価値が上がりやすいです。
そのため、金の市場価格よりも高い価格で取引される傾向があります。一方、地金型金貨は現存数が多いため、高値で売買されることはそんなにありません。

ですから、有名な「ウナとライオン」や「パナマパシフィック金貨」のようなプレミア価格は期待できないでしょう。

2. イーグル金貨の歴史

イーグル金貨は200年もの歴史があり、役割も貨幣から投資目的へと変化しています。
貨幣時代には見た目が3種類ありました。

・ターバンヘッドタイプ
・リバティヘッドタイプ
・インディアンヘッドタイプ

それぞれどのようなデザインだったのか、さっそく見ていきましょう。

■ ターバンヘッドタイプ時代

1795年~1804年の初期に流通したイーグル金貨は、ターバンを巻いた自由の女神の横顔が裏に描かれています。
「自由の女神がターバン?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、自由の女神のモデルとなった「民衆を導く自由の女神」を見てみれば、不自然さは感じませんね。
とても凛々しく、美しいデザインです。

■ リバティヘッドタイプ

1838年~1907年に発行されたイーグル金貨では、中央に描かれた自由の女神の被り物が、ターバンからリバティヘッドに変わりました。
リバティヘッドとは、ニューヨークの自由の女神像が被っている冠をイメージすればわかりやすいでしょう。
さらに、13個の星が金貨のふちを飾り、アメリカらしさが感じられます。

■ インディアンヘッドタイプ

1908年~1933年には新しいデザインが導入されています。
この時代には、羽飾りをつけたインディアンの横顔が金貨の裏に描かれており、ハクトウワシのように強くたくましい印象になりました。
また、インディアンヘッドタイプのデザインが生まれた後、1849年には20ドルの額面を持つダブルイーグル金貨の生産もはじまりました。
金貨の裏にハクトウワシと、「我ら神を信ず(In God We Trust)」というアメリカの標語が刻まれています。

そして、この時代を語る上で、1933年にふれないわけにはいきません。
この年、ルーズベルト大統領が民間の金保有を制限し市民から金貨を強制的に回収したのです。
理由は、世界恐慌への対策として金を国の資産とし、アメリカの財政を立て直そうとしたため。
結果として、「1933年のダブルイーグル金貨」は一部で「存在しない」といわれるほど残存数が少なく、希少価値が高くなっています。

2021年に1933年銘のイーグル金貨がオークションに出品された際には、なんと1,877万ドル(約20億円)で落札されたことがあるのです。

3. イーグル金貨のデザイン

イーグル金貨の表面には、自由の女神が彫られており、裏面にはハクトウワシが描かれています。
ハクトウワシは北アメリカに分布するタカ科の鳥で、強さ、勇気、自由、不死の象徴として、1782年にアメリカ合衆国の国鳥として登録されました。
そして、自由の女神はアメリカ合衆国が掲げる、イギリスから独立を果たした自由と民主主義のシンボルです。

自由という概念は、擬人化によって表現されることが多く、女性の女神に描かれやすいです。
たとえば、ドラクロワの「民衆を導く自由の女神」に描かれたマリアンヌ、そしてローマ神話のリベルタスが代表的でしょう。

また、ハクトウワシと自由の女神は、金貨以外にもチャンピオンベルトやペンダントトップのデザインとしても描かれることが多いです。
冒頭でお伝えしましたが、このデザインを目にした経験がある方は多いと思います。

このように、強さと自由を象徴するイーグル金貨のデザインは、200年以上もの間、アメリカ合衆国の金貨として今なお愛されています。

4. イーグル金貨とリバティ金貨の違い

イーグル金貨に似た金貨として、リバティ金貨があります。
両方のコインに自由の女神が描かれていることから、パッと見だと見分けがつかない方もいらっしゃるでしょう。
しかし、そのデザインには大きな違いがあります。

リバティ金貨の自由の女神は横を向いていますが、イーグル金貨の自由の女神は正面を向いています。
そのため、自由の女神像の向きでイーグル金貨かどうか判断するのが簡単ですね。

また、両者は額面でも異なります。
リバティ金貨は、1849年から1907年に流通していた金貨で、20ドル、10ドル、5ドル、2.5ドルの4種類の額面がありました。
一方、イーグル金貨は1986年から発行が開始され、同じ4種類の額面ではあるものの、内訳は50ドル、25ドル、10ドル、5ドルです。

要するに、リバティ金貨とイーグル金貨は、自由の女神の描写、額面、発行された時代などの違いがあります。
しっかり確認すれば、素人でも見分けはつくはずです。

5. イーグル金貨の種類と価格

イーグル金貨には1、1/2、1/4、1/10トロイオンスの4種類があります。
トロイオンスとは、貴金属や宝石の原石の計量に用いられるヤード・ポンド法の質量の単位で、1トロイオンス=約31gです。
以下は、2024年3月現在の価格相場です。

種類/価格質量(g)サイズ(直径)額面
1オンス/331,91433.932.7mm$50
1/2オンス/165,46716.927.0mm$25
1/4オンス/82,2448.422.0mm$10
1/10オンス/32,3103.316.5mm$5

6. イーグル金貨を高く売るポイント

イーグル金貨はほかの金貨と比べて純度が低いため、金としての価値がやや低下する傾向があります。
しかし、高く売るポイントはいくつかありますので、次に紹介する方法を参考にしてください。

■ 1.金の相場をチェックする

金の相場については、事前に自身で確認しておくことが重要です。
相場を把握していないと、査定価格が適正かどうかを判断できず、損をする可能性があります。
なぜなら金の買取価格は純度によって異なるからです。
そのため、次の金の純度や種類に応じた1gあたりの買取価格相場を参考にしておくとよいでしょう。

・18金:約8,300円
・20金:約9,000円
・22金:約10,000円
・24金:約11,000円

ただし、これらの価格は2024年3月時点のものです。
金の価格は毎日変動するため、売る直前まで相場を確認することをおすすめします。
なお、2022年以降、地金価格が40年ぶりに高騰しているという情報もあるため、今は地金型金貨の売り時かもしれません。

■ 2.証明書や付属品をそろえておく

金貨を買取する際には、付属品をそろえておくことを推奨します。
もちろん、金貨の状態さえ万全であれば、プロの鑑定士がしっかり査定してくれます。
そのため、購入したときの付属品は、「とっておいて損はない」くらいに覚えておくとよいでしょう。

さらに、ケースや箱がきれいであれば、金貨の保管状態が良好であることが示されます。
結果として買取価格がアップすることもあるでしょう。

■ 3.きれいな状態を保っておく

金貨の価値は基本的に純度や重さによって決まりますが、買取価格は金貨の状態にも大きく左右されます。
特に、傷が少なく、美しい状態の金貨は高値で買取される傾向があります。

しかし、金は傷つきやすい素材なので、素人が適当に磨いたり水洗いしたりするのはNG。

そのため、金貨は汚れないように専用ケースで保管するのがベターといえます。
もし、ほかの人が見たときにイーグル金貨であるとわからないほど汚い状態であれば、一度専門業者にクリーニングを依頼するとよいでしょう。
特に、アンティークコインや貴重なデザインの金貨は、美しい状態であればあるほど、評価が上がりやすいですよ。

したがって、金貨を買取に出す際には、状態の良し悪しも考慮する必要があります。

■ 4.複数の買取業者に相見積りを依頼する

複数の店舗に見積りを依頼して、買取価格を比較することも重要です。
1社のみに依頼すると、より高い価格で売れる機会を逃してしまう可能性があります。
最低でも2~3社の買取業者を比較し、少しでも買取価格が高い店舗を選択することで、よりお得に金貨を買い取ってもらえる確立が上がります。

また、金の相場は日々変動します。
そのため、事前査定を依頼する場合は、同じ日に見積りを取ることが重要です。
結果として、公平に業者を比較検討することができます。

なお、適切な買取業者の見極め方としては、以下のようなポイントをチェックしておくとよいでしょう。

・金貨の買取に注力している業者かどうか
・査定や見積りに関する手数料が発生するか
・業者の信頼性と運営元は信用できるか
・買取価格が相場に即して査定されているか
・クーリングオフ制度を利用可能かどうか
・口コミや評判が好意的かどうか

7. イーグル金貨の偽物に注意

イーグル金貨は金を含んでいるため、一定の価値があり、市場には偽物がたくさん出回っています。
偽造品は、金の代わりに別の金属で作られ、金メッキなどが施されることが多いです。
偽物の見分け方については、以下のポイントが役立ちます。

・デザインを比較し、偽造品と本物の違いを確認する
・重さの計測
・鑑定機関の利用

したがって、オークションサイトやフリマサイトなど、素性の分からない場所から購入するのではなく、貴金属店やコイン専門店など、信頼できる業者から購入してください。
その際には、品質の証明書や領収書が発行される場合もあるので、将来売りにだすことを踏まえて大切に保管しておきましょう。

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