銀の投資で銀貨を選ぶメリットは? 銀投資のために銀貨を買う
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銀は貴金属の一種で、金やプラチナと同様に投資の対象となります。
銀の投資には、銀そのものを購入する現物投資や、銀価格に連動する金融商品に投資する方法があります。
銀の投資のメリットは、金に比べて少額からはじめられることや、価格の変動幅が大きいことです。
また、銀は工業や医療などの分野で需要が高く、将来的に価値が上昇する可能性もあります。
銀を投資の対象として、注目する人が増えています。
銀貨とは、銀を素材にした貨幣のことで、古来から世界各地で流通してきました。
銀貨は銀の現物を手に入れられるだけでなく、歴史や芸術性も楽しめる魅力的な投資対象です。
この記事では、銀貨で投資ができる方法と、銀貨の種類やメリットについて解説します。
銀投資に興味がある方は参考にしてください。
1. 銀投資とは
銀価格の変動によって利益を得ることができる投資方法は、大きく分けて3種類あります。
(1) 現物投資
(2) 投資信託やETF
(3) 先物投資
それぞれ同じ銀へ投資する投資方法ですが、特徴や運用方法などに違いがあります。
(1) 現物投資
現物投資とは、銀の現物を貴金属販売会社などから購入して自分で管理する方法です。
銀は金よりも価格が低い貴金属ですが、インフレに強い貨幣として知られており需要があります。
現金はある日突然、価値がゼロに近くなる可能性があります。
たとえば自国の通貨が大量に発行されたことで、通貨全体の価値が下がってしまいます。
今までは1枚10円で取引できた現金が、大量発行により同じ硬貨で1枚1円の価格になることは、現金の価値が非常に低いことを意味します。
そのため、お金を銀に換えて保管しておくことで、インフレでお金の価値が下がった場合でも資産を守ることができるので安心です。
ただし銀は変色しやすく、盗難や紛失のリスクがあり、密封などを意識した管理の手間がかかります。
盗難は当然のこと、傷や変色などでも元の価値より大幅に価値が下がってしまいます。
また厳重に管理した銀貨を売却しても、買取価格が銀価格よりも安くなることが多いです。
(2) 投資信託やETF
ETFとは上場投資信託のことで、銀の価値を反映したまま現物ではない状態の銀へ投資可能な方法です。
投資信託とは簡単に言うと、運用会社の専門家に投資を任せる投資方法です。
投資するために用意した金額を、投資したい銘柄を指定し、運用を任せます。
これらの方法は銀の現物を所有する必要がなく、手数料も安いことがメリットになります。
しかし銀価格が下落すると、銀関連の銘柄も全体的に価値が下がるので、銀の価格に左右される点は現物投資と変わりません。
(3) 先物投資
先物投資とは、あらかじめ期日を決めて銀を売買する契約をする方法です。
先物投資で期日を決めた際に、金額も固定される仕組みになります。
銀価格の上昇に期待して購入し、注文を出すことで、期日になった時に銀価格が高くなれば、利益を得られます。
たとえば銀が10,000円の時に買い注文を出して、期日時に12,000円と価格が上昇していていも10,000円で購入できるため、2,000円の利益が出せます。
ただし逆に銀価格が下がっても注文した金額の変更ができないため、損失が発生する点に注意してください。
この方法は現物投資や投資信託よりもリスクが高く、経験や知識が必要であるため上級者向けと言われています。
◆ 現物投資がおすすめな理由
銀の投資方法を3つ紹介しましたが、銀貨を投資に使うなら、現物投資に分類されます。
銀は貴金属の一種のため経済の変動に影響されにくく、インフレに対しても価値を保ちやすいとされています。
現物投資がおすすめな理由は、株式や投資信託などの金融商品が値下がりするときや、物価が上昇するときには銀貨を持っていることで損失を抑えられるからです。
銀貨は銀の地金価格に応じて売買価格が変わります。
銀貨を安く買い、銀の価格が高くなったときに売れば差額分の利益が得られます。
銀は金よりも希少性が低く、価格も安いので、少額から投資できることがメリットです。
また銀貨には投資用に発行されたものと、記念や収集用に発行されたものがあります。
投資用の銀貨は純度が高く、重量や品位が明記されていることが特徴です。
記念や収集用の銀貨はデザインや発行年などによって希少性や人気が変わり、コレクターの需要によって価値が決まります。
銀貨投資は、銀の価値の上昇に加えて、銀貨自体の価値の上昇も期待できるという魅力があります。
そのため銀貨は長期的に保有することもおすすめです。
銀貨は銀のインゴットなどと同じように、貴金属販売店などですぐに購入できます。
ただ銀へ投資するだけでなく、デザインの収集といった楽しみ方をしながら投資ができる点は、銀貨投資ならではの特徴です。
2. 銀投資で銀貨を選ぶメリット
銀投資をするなら現物投資がおすすめと紹介しましたが、現物投資である銀貨投資のメリットはどういったものがあるのでしょうか。
銀貨を投資対象にした場合、以下のメリットを受け取れます。
(1)価値が下がりにくい
(2)低予算ではじめられる
(3)希少性がある
(4)現金化しやすい
(1)から順にくわしく説明していきます。
メリット1 価値が下がりにくい
銀貨は現物投資として、金融危機やインフレなどの経済的な不安定さに影響されにくいという特徴があります。
株式や債券などの資産は、投資先の企業や国の信用が失われたり、通貨の価値が下落したりすると、価値が大きく減少するリスクがあります。
しかし銀貨は銀の現物で保有できるため、実物がある限り価値はゼロになりません。
さらに銀は工業や医療などの分野で広く利用されており、需要がなくなることは考えにくいため、銀貨はリスクの少ない安全資産と言えます。
メリット2 低予算ではじめられる
銀貨は金貨に比べて安価で購入できるため、手軽に投資をはじめられます。
流通量が多く、価格も数万円から数十万円と幅広いため、予算に合わせた購入が可能です。
銀貨は貴金属店やコインショップ、インターネットなどで簡単に入手できるため、購入の際にも手間がかかりません。
また、小型で軽量のため保管や運搬も容易です。
銀貨は少額から 投資できる手軽な資産と言えます。
メリット3 希少性がある
基本的に同じ銀貨は二度と作られないため、年数の経過とともに希少価値も高まります
銀貨は発行国や発行年、デザイン、品質、発行枚数などにより種類が異なりますが、その中には非常にレアなものもあります。
たとえば製造期間が短い『モルガンダラー1ドル銀貨』や、日本で戦後初めて製造された『鳳凰100円銀貨』は、コレクターからの人気が高い銀貨です。
希少性の高い銀貨は、価値が高まっていく可能性がある実物資産です。
発行枚数が少ないものや、歴史的な出来事に関連するものだけでなく、美しいデザインや高い品質のものなどは、投資家だけでなく、コレクターから需要もあるため、プレミア価格でより高価に取引されることがあります。
希少性の高い銀貨は年数が経つほどに価格が上がりやすく、買ったときよりも高く売れる可能性があります。
メリット4 現金化しやすい
銀貨は換金性に優れているため、いざというときにすぐに現金に換えられます。
銀貨は世界中で認められた貨幣であり流通性が高いことが特徴です。
貴金属店やコインショップ、インターネットなどで簡単に売却できるため、急に現金が必要になったときにも困りません。
また銀貨は銀価格に連動して価値が変動します。
もし現金が急に必要になった時に銀価格が高ければ、より多くの現金が手元に入ります。
◆ 金貨やプラチナコインとの比較
銀貨投資のメリットを挙げましたが、投資用のコインの種類はほかにもあります。
金貨やプラチナコインも銀貨投資と同じように、投資用のコインも発行されています。
ではそれぞれの貴金属製のコインと銀貨ではどのような違いがあるのでしょうか。
金貨の中でよくある1オンスのものは、2023年12月の相場では1枚30万円以上します。
なかなか気軽に手を出せる金額ではありません。
その点、銀であれば1グラム約120円と金に比べてかなり安いため、1オンスの銀貨が数千円ほどで手に入ります。
オンスとは質量の単位で、グラムに直すと約31.1gとなります。
日本ではグラム単位の価格が基準ですが、海外ではオンスの価格が基準になります。
コインの種類によっては海外で作られ、取引されるものもあるので、オンスの価格も押さえておきましょう。
プラチナは金より希少性が高い実物資産です。
銀貨は金貨やプラチナコインに比べて安く流通量が多いため、取引がしやすいことがメリットになります。
その点プラチナコインは、金よりも希少性が高く価格変動が激しいです。
金貨は一般的には安定した価格を保ちやすい貴金属になります。
値動きの幅が大きいため、リスクも高く注意が必要です。
銀貨は安価で購入しやすい貴金属で、プラチナよりはリスクが低く金よりは価格変動が大きいため、値動き次第では十分利益も見込めます。
3. どこにいても銀貨や銀を買える時代に
日本では現在銀貨は発行されていませんが、記念銀貨や外国の投資用銀貨などは、入手しやすくなっています。
購入手段は以下のとおりです。
(1)造幣局
(2)コイン専門店
(3)インターネット販売
(4)自動販売機
(1) 造幣局
新しい記念銀貨が発売されたときには、その金貨を造幣局に申し込んで購入できます。
造幣局の銀貨は額面と同じ価格で購入できますが、販売期間や数量が限られているため、欲しくても手に入らない場合があります。
(2) コイン専門店
コイン専門店は収集用銀貨や記念銀貨などの販売や買取を行っているお店です。
コイン専門店では、さまざまな種類の銀貨を見つけられます。
専門家が銀貨を取り扱っているため、偽物を買ってしまったり、相場より高い価格で買わされたりするリスクを減らせます。
コイン専門店なら実際に見て、触れて、品質を確かめながら購入を進めることができます。
また貴金属店でも投資用の銀貨などのコインも扱っていることがあるので、専門家と相談しながら投資目的のコイン購入が可能です。
(3) インターネット販売
インターネットでは、コイン専門店やオークションサイト、フリマサイトなどで簡単に銀貨を購入できます。
ほしい銀貨を簡単に探せることや、自宅で注文できるメリットがある反面、コインの状態や価格が適切かどうか判断しづらいことや、偽物や詐欺にあうリスクなどのインターネット販売だからこそのデメリットもあります。
しかしサイトによってはワンクリックで購入まで進められるので、手軽さを優先するのであればインターネット販売の購入がおすすめです。
購入前に出品者の評価やコメントなどをよく確認し、信頼できるサイトやショップを選ぶことを意識するだけでも、被害を防ぐことができます。
(4) 自動販売機
自動販売機で銀貨を販売している場所もあります。
自動販売機での購入の一番のメリットはやはり『店員とのやりとりがなく気軽に購入できる』点でしょう。
インターネット販売のように人と接することなく購入でき、コイン専門店や貴金属店のように実際に目で見てから購入を決められます。
自動販売機のコイン販売は、インターネット販売と店頭販売の両方のメリットを兼ね備えています。
しかし銀貨の種類が限られており、また購入のタイミングに売り切れて買えない事態にも陥りやすいです。
店員とのやりとりがない以上、自動販売機で銀貨を購入する場合は、積極的に多くの情報を事前に集めておくと良いでしょう。
4. 銀貨の種類
銀貨はおもに、『地金型銀貨』と『収集型銀貨』のふたつに分けられます。
地金型銀貨は、銀の価値に応じて買ったり売ったりできる投資用の銀貨です。
世界中の多くの国で銀は需要があるため地金型銀貨を発行しており、その価格は銀の市場価格にほぼ等しい価値になります。
収集型銀貨は銀の含有量だけでなく、デザインや歴史的な価値も重視されるコレクションの面での需要もある銀貨です。
収集型銀貨には、スポーツや文化などのイベントを記念して作られる記念銀貨や、100年以上前に発行されたアンティーク銀貨などがあります。
コレクターからの需要が読めない以上、どの銀貨の価値が高くなるかはわかりません。
しかし最初は価値を認められずに安く購入した銀貨が、数年後に大きな利益をもたらす銀貨に変わるといった事例も収集型銀貨にはあります。
◆ 投資用に発行された銀貨
投資用に発行された銀貨とは、国や政府が銀の純度を保証した地金型銀貨のことです。
銀の市場価格に応じて、銀貨の価値も変わるため銀投資に向いています。
銀の価格が上がれば銀貨も高く売ることができます。
地金型銀貨が売買できる場所は貴金属店です。
銀の価格は工業や経済の状況によって大きく変動することがあります。
そのため銀貨は短期的にはリスクが高いかもしれません。
銀貨は実物資産のため、長期的にはインフレに強い資産となる可能性があります。
以下に代表的な地金型銀貨を紹介します。
各国の地銀型銀貨は、国を象徴するものがデザインされていることが多いです。
■ イーグル銀貨
イーグル銀貨はアメリカ政府が純度99.9%を保証する地金型銀貨です。
1986年から毎年アメリカ造幣局が発行しており、表面には自由の女神像、裏面には国鳥の鷲と星条旗の紋章がレリーフされています。
その美しいデザインと高い品質で、世界中の銀貨ファンやコレクターに人気があります。
■ ブリタニア銀貨
地金型銀貨の一種であるブリタニア銀貨は、イギリスの王立造幣局が1997年から毎年発行しています。
この銀貨は、イギリス政府が品位と重量を保証しており、銀の純度が非常に高いことが特徴です。
表面にはエリザベス女王が、裏面には女神であるブリタニアがレリーフされています。
ブリタニアはイギリスを擬人化した女神で、世界中のイギリスの歴史や神話に関心があるコレクターに人気です。
ブリタニア銀貨は2012年までは純度95.8%でした。
しかし2013年以降は純度99.9%の純銀製となっています。
■ メイプルリーフ銀貨
メイプルリーフ銀貨は、世界でもっとも有名で流通量の多い地金型の銀貨です。
銀貨のみならず金貨やプラチナコインもあり、どれも人気なため、コイン投資の代表的なコインといえるでしょう。
また純度は99.99%と非常に高く、銀貨以外の金貨やプラチナコインも純度が約99%と高品質なつくりとなっています。
■ パンダ銀貨
パンダ銀貨は中国造幣公司が1982年から毎年発行している銀製の地金型銀貨です。
表面に刻まれているジャイアントパンダは、毎年デザインが変わります。
裏面には世界遺産に登録されている歴史的な建造物である北京天壇(ぺきんてんだん)がレリーフされています。
北京天壇とは、かつて明・清の皇帝が点に祈りをささげるために建てられた宗教的な祭壇のことです。
中国の国宝とも呼ばれるジャイアントパンダが、銀貨にデザインされていることが特徴的です。
高純度でかわいいパンダのデザインが人気であることから、投資家だけでなく多くのコレクターからの需要もあります。
◆ 美しいデザインや希少性のある銀貨
銀貨は銀の含有量だけでなく、種別や発行年代、保存状態などによって価値が決まります。希少性のある銀貨は、特に高額で取引されます。
古い銀貨の中には、歴史的な価値や芸術的な価値が高いものがあり、アンティークコインと呼ばれています。
銀貨は貴金属の価値では金の価格を上回れません。
ただし、発行枚数が少なく現存数が極めて少ない銀貨は、金貨よりも高値で取引されることがあります。
アンティークコインは世界中にコレクターがいるため需要が高く、価値が大きく下落する可能性は低いです。
美しいデザイン性を楽しめることも銀貨の魅力のひとつです。
アンティークコインには、手頃な価格で購入できるコインもあるため、自分の予算にあわせてコインを選びましょう。
■ 1円銀貨
1円銀貨は1870(明治3)年から発行され、最初は貿易用に使われました。
表には龍の図案があり、裏には日章と菊の紋章が彫られています。
1912(明治45)年まで発行が続き、発行年数や文字などのデザインは時期によって少しずつ変わりますが、龍の図案は一貫しています。
この銀貨の中でも、最初の2年間だけ発行された『旧一円銀貨』は、使用用途を貿易に限定していたため、日本ではほとんど流通せず、非常に希少で高価です。
この銀貨は『龍圓一圓銀貨』とも呼ばれます。
■ 100円銀貨
日本にはかつて銀の100円硬貨が発行されていました。
しかしこの硬貨は現在使われている白銅性の100円玉とは違い、銀の含有量が60%と高く、美しいデザインも魅力です。
発行年数・枚数の少なさにより、いろいろな100円銀貨にプレミア価値がついているのがポイント。
たとえば国内初の100円銀貨であった『鳳凰100円銀貨』は、1957(昭和32)年~1958(昭和33)年の短い間にしか発行されなかったことから、どちらの年のものも人気を博しています。
また、その後の1959(昭和34)年~1966(昭和41)年に発行されていた『稲穂100円銀貨』では、発行年数は長いものの、発行枚数が少なく希少価値の高い1964(昭和39)年製がとりわけ高価格に。
少々特殊なところだと、『東京オリンピック記念100円銀貨』なんてものも。
その名のとおり東京オリンピックが開催された1964(昭和39)年にのみ発行されており、その希少性と記念性から今でもコレクター人気は根強いです。
■ 東京オリンピック記念メダル
アンティークコインの種類は通貨だけではありません。
1964年にアジア初のオリンピックが東京で開催されました。
その記念に、純度92.5%、重さ18.6gの銀貨が発行されています。
この銀貨は、売上でオリンピックの運営費を賄うために多くの枚数が作られましたが、美品については数が少なく高価になります。
5. 投資用だけではない銀貨の魅力
銀はインフレ時の価値も下がりにくい実物資産です。
ただし金より価格変動しやすい特徴があるため、売却の際の価格には気をつけてください。
もし銀に投資するなら、銀貨を購入することをおすすめします。
銀貨には投資用に発行されたものや、記念のために発行されたものなどさまざまな種類があります。
銀貨は金貨と同様に貴金属としての価値がありますがそれだけではありません。
デザインや歴史、希少性などによって価値が上がることもあるのです。
銀貨の価値は銀の相場や含有量によって変わりますが、古いものや発行枚数が少ないものはコレクターの需要が高く高値で取引されることがあります。
銀貨はそのまま外気に触れると変色してしまうので、保管には注意しましょう。
銀貨は古い絵や彫刻と同じく、芸術的価値が高く、デザインの美しさも楽しめます。
本記事を参考に、金やプラチナのコインにない銀貨だけの価値を再確認して、銀貨投資も視野に入れてみてはいかがでしょうか?