日本の物価が高騰 物価高でも投資で資産を守るポイントを解説
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近年、日本では物価高が叫ばれています。
給料は上がらないのに物価ばかりがどんどん上がっていき、なかなかお金を貯めにくいと悩む方も多いです。
現金・預金を増やすために副業をはじめる方もいます。
しかし、副業は本業の合間にするものであるため、副業に時間を割きすぎて自分の時間が取りづらくなることもあります。
時間がないからと無理をすると、体に影響があるかもしれません。
副業よりも効率よくお金を増やせる可能性があるのが、金や金貨などでの「投資」です。
インフレが続く中で今ある預貯金などの資産を守る・または増やすために、インフレに強い資産とされる金や金貨で投資を行い、資産を増やしていく方もいます。
今回は、物価高でも金や金貨の投資で資産を守るポイントについて解説します。
1. なぜ今日本の物価が高いのか
なぜ今、日本は物価が高いのでしょうか。
大きく2つの理由があります。
1つ目の理由は、燃料・資源コストの高騰です。
新型コロナウイルスの感染が最盛期より減ってきたことで、コロナの影響で低迷していた世界各国の経済活動が一気に復活しました。
企業が製品の開発を再開させたり、物流が盛んになったりするのはいいことですが、製品を作るにも運ぶにも、資源や燃料などのエネルギーがたくさん必要になってきます。
以前にも増してエネルギーの需要が増えた分、物価が上昇しました。
さらに、ロシアがウクライナに侵攻したことで、原油や天然ガスの大きな輸出国であるロシアからの輸入が困難になりました。
日本は原油も天然ガスも輸入に頼っていますが、今までのように手に入れることが難しくなったことで、燃料・資源価格の高騰に拍車がかかったのです。
2つ目の理由は、円安が進んでいることです。
1年~2年前は1ドル110円ぐらいでしたが、2022年になってからはだんだん円安になり、2023年9月には140円台まで下がりました。
お伝えしたとおり、日本は燃料や原材料のほとんどを輸入に頼っています。
円安になると輸入にかかる費用が増え、増えた費用は商品の値段に上乗せされてしまうのです。
円安が著しく進んでいる理由には「欧米の景気が回復してインフレになっていること」にあります。
特にアメリカでは日本よりも物価が高くなっており、物価高を抑えるために金利を上げました。
結果、金利の低い円は売られ、金利の高いドルは買われるようになり、円安ドル高になったのです。
また日本は資源が少ないため、燃料や原材料を輸入しなければならないことも円安の要因となっています。
輸入するにはドルが必要です。
円を売ってドルを手に入れることになるため、円安をさらに進めてしまっています。
■ 世界の物価と比較
日本の物価は確実に上昇していますが、世界に目を向けるともっと上昇していることがわかります。
IMF(国際通貨基金)が公表している「世界経済見通し(World Economic Outlook Database)」によると、G7各国のインフレ率について、日本では消費税が増税された2014年に物価が2%ほど上昇しています。
その後、2021年まで大きな変化はありません。
2021年のインフレ率は、日本は2020年からわずかしか下がっていませんが、他のG7各国は急に上がっています。
そして2022年には、ウクライナ情勢によってエネルギーや原材料が高くなったことで大きく上昇し、2013年からの約10年間でどの国も一番高い率となりました。
日本も物価は上昇していますが、世界的に見るとむしろ海外のほうが物価高の打撃を受けているといえます。
■ これまでの物価を振り返る
日本の物価はこれまで、さまざまな理由で変化し続けてきました。
戦後の高度経済成長期には、産業の発展や所得の増加によってインフレが進み、1970年代には、オイルショックによる原油価格の高騰で物価が急騰しました。
1980年代に入って起きたのが、バブル景気です。
金融緩和や土地価格の高騰で、物価も上昇しました。
しかし、バブルは1990年代に崩壊して経済が停滞し、物価も下落します。
長期的なデフレは、ここからはじまりました。
バブル崩壊から約30年、2020年代になっても日本はデフレから脱却できていません。
新型コロナウイルスの感染拡大や世界情勢などが物価の安定を妨げています。
日本の物価は現在まで、国内外の事情によって大きく揺れ動いてきたといえるでしょう。
2. これからの日本の物価はどうなる?
2023年、日本の物価はエネルギー価格の上昇などによって、消費者物価指数(生鮮食品を除く)の前年比上昇率は2.5%に達しました。
物価高騰による値上げで家計のやりくりに苦しむ家庭も多いです。
しかし、2024年度には、原油価格の下落や政府の経済対策の反動などによって、物価上昇率は1.1%まで低下すると予想されています。
その後は緩やかな経済成長や賃金上昇、デジタル化や脱炭素化などの構造的な変化などによって、物価上昇率は徐々に高まっていくと考えられます。
しかし、物価安定の目標とされる2%を達成することは難しく、2025年度までの平均で1.4%程度にとどまると予測されています。
3. 物価高は対策できる
物価高以前にはなかなか戻りにくいのが、今の日本の現状です。
物価高でもうまく生活していく工夫をしていかなくてはなりません。
対策としては、以下のようなものがあります。
・家計を見直す・節約
・現金ではなく物で保管
ひとつずつくわしく解説します。
■ 物価高対策 ①家計を見直す・節約
物価高に対処するには、光熱費・食費などの節約を行い、家計を見直すことが大事です。
電気代やガス代が上がっているため、光熱費はおさえたいところです。
しかし、夏にエアコンを使わずにいて熱中症になっては意味がありません。
冬場も、エアコンやストーブなどを使わずに体を冷やしてしまっては健康を害します。
無駄遣いを減らすなど、無理のない範囲で節約を行うことが大切です。
料金の安い電力会社に切り替えたり、エアコンの温度設定を低めにしたりと対策を取りましょう。
必ずやっておきたいのは、今の料金よりも安くなる電力会社やプランがないか調べることです。
プランによっては「燃料費調整額」という項目に上限があって、負担を軽くできる可能性があります。
また、古い家電を新しい物に変えることも大事です。
古い家電は省エネ性能が低い可能性があり、使い続けると電気代は高くなります。
一時的にお金はかかりますが、電力消費を減らせるため長期的に見るとお得です。
ガソリン・燃料費を抑えるには、消費量を削減したり、ガソリンや燃料を安く手に入れたりするなどの工夫が重要です。
可能な限り歩いて移動したり、自転車に乗ったりして移動しましょう。
ガソリンの値段は、場所によって違います。
ガソリンスタンドがたくさんある場所などは、値段を競って安くなる傾向があるため、少しでも安いところで補給しましょう。
食費を抑えるには、以下のような方法があります。
・買い物に行く前に買う物を決める
・食べ物の無駄を減らす
・冷凍食品を使う
・コンビニでの買い物はしない
買う物を事前に決めておけば、余計な買い物をしません。
生鮮食品は、値上げの影響を受けやすいです。
値段が比較的安定している冷凍食品を使うと、節約だけでなく食べ物の無駄も防げます。
また、コンビニは基本24時間営業で、人件費や光熱費などの経費がかかることから商品の値段が高めに設定されています。
コンビニで食料を調達するのは避けましょう。
■ 物価高対策 ②現金ではなく物で保管
インフレが起きている今、現金ではなくモノの保管が重要となっています。
インフレとは、モノの価値が高くなり、お金の価値が低くなることです。
たとえば、1個100円だったお菓子の価値が上がって120円になったとします。
100円で買えたお菓子が120円払わないと手に入らなくなるため、お金の価値は低くなったといえます。
しかし、お菓子の視点から考えると、100円の価値だったものが120円の価値になったので、モノの価値が高くなったといえます。
お金の実質的価値が変わってしまうインフレに対応するには、現金ではなく物で保管することが重要です。
金融資産になる「株」や「債券」を持ってもいいですし、不動産でもかまいません。
4. 物価高騰の対策には現物投資がオススメ
物価高騰に負けることなく、今ある資産がなくならないよう守ること、少しでも増やすことを考えるなら現物投資がおすすめです。
現物投資とは、実際にあるものを売買する投資のことです。
お金ではなくモノ自体に価値を見出すため、インフレが起きても影響をあまり受けません。
現物投資の例を挙げるなら「不動産投資」です。
不動産投資とは、不動産を所有して他人に貸すことで毎月の収入を得ることをいいます。
不動産は現物資産のため、資産価値が下がりにくいです。
インフレが起きても急に価値が下がることはありません。
物価が上がると、一般的には不動産の価値や家賃も高くなる傾向にあります。
不動産をたくさん所有して他人に貸せば、その分多くの収入を得ることが可能なのです。
また、価格が上がった不動産を売却することで、利益を得ることもできます。
ただし、不動産を購入するには、数百万円以上のお金が必要です。
誰にでもできる投資ではありません。
■ 金や金貨投資を選ぶと?
金や金貨は、安定して投資できます。
株や債券は、国や企業の信用を基本に取引されるものです。
何か不祥事などが起きれば、価値も下がります。
その点、金や金貨は物自体に価値があるため、高い安全性を確保したまま投資できます。
金は、世界のどこでも同じ価格で取引される資産で、戦争や経済危機など有事の際に価格が高まりやすいものです。
有事の際は、製品の原材料や部品の調達などがうまくいかなくなります。
サプライチェーンの混乱が起きてインフレが生じることで、市場ではリスクに備えようとするため金の人気が高まるのです。
金の投資方法には地金を購入する以外にも、純金積立や金ETFといった、少ないお金からでもはじめられるものがあります。
比較的ハードルの低い状態からはじめられ、利益を得やすいです。
金貨は金でできているため、金と同様にインフレに強い資産です。
金貨には、金の重量や純度など元々持っているスペックだけでなく、デザインや希少性などの付加価値があります。
金貨は収集家や投資家に人気があり、金よりも高い値段で売買されることもあります。
宝飾店や貴金属店などで手軽に購入できることから、初心者でも投資しやすいです。
金と同様に少額から投資できるため、比較的低いリスクで利益を得られる可能性があります。
5. これからは自分で資産を守る
今や人生100年時代と呼ばれるほど、長寿化が進んでいます。
将来の生活や老後の備えとして、節約や貯蓄を心がける人が増えているのも当然といえます。
ですが、安心はできません。
無駄な出費を控え、将来のためにお金を残すことはもちろん重要ですが、それだけでは不十分なのです。
日本ではマイナス金利が続いており、貯蓄しても利子がほとんどつかない状況です。
さらにインフレが起こると、今よりもっとお金の価値が減ってしまう可能性もあります。
今後安心して生活を送っていくには、自分で資産運用を行い、効率よくお金を増やして資産を守っていくことが必要です。