プルーフ貨幣の価値とは?人気の種類や高価買取につながるコツも紹介
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プルーフ貨幣は、コレクターなどの間で特に高く評価される貨幣です。
その美しい仕上げと限定的な発行量から、通常の流通貨幣とは一線を画します。
本記事では、プルーフ貨幣の価値やプレミア価値のつくプルーフ貨幣セット、高価買取につながるコツなどについて紹介します。
プルーフ貨幣に興味がある方はもちろん、コレクションされている方も、ぜひ参考にしてみてください。
1. プルーフ貨幣とは?
プルーフ貨幣とは、特別な製造過程を経て作られた高品質な硬貨です。
その中でも金貨のプルーフ貨幣は、美しさと希少性から特に人気があります。
プルーフ貨幣は通常、コレクター向けに製造され、その美麗なデザインと精巧な仕上げが評価されます。
なお、プルーフ貨幣は、コレクション品としてだけでなく、通常の流通貨幣と同じように使えるとのこと。
ただし、デザインが異なる場合は自動販売機などでは使用することができません。
よって、プルーフ貨幣は、買取に出すと額面以上の価値がつくことがありますが、店頭などでの買い物や自動販売機で使う際には額面通りの価値で扱われます。
日本の造幣局は、昭和62(1987)年から毎年、通常プルーフ貨幣セットを発行しています。
令和6(2024)年には、造幣局から500円~1円までの『桜の通り抜け2024プルーフ貨幣セット』が販売されました。
また、特定のイベントや記念行事に合わせて発行される記念プルーフ貨幣セットもあります。
これらのプルーフ貨幣は、コレクターや投資家にとって価値のあるものとされるそうです。
■ プルーフ貨幣の価値が高い理由
プルーフ貨幣の価値が高い理由は、製造過程、美しさ、希少性にあります。
これらの要素は、現在流通している1円玉や5円玉、10円玉や100円玉、そして500円玉のプルーフ貨幣も例外ではありません。
まず、プルーフ貨幣は特別な製造過程を経て作られます。
その結果、プルーフ貨幣の表面は鏡面のように磨かれ、細部のデザインは非常に鮮明に描かれます。
これにより、1円玉から500円玉のプルーフ貨幣も、通常の流通硬貨と比べて美しさが際立つのです。
そして、プルーフ貨幣の希少性も価値を高める要素です。
一般的な流通硬貨と比べて製造数が非常に少ないため、その希少性が価値を高めます。
なお、プルーフ貨幣の中には金や銀などの貴金属を使用したものが少なくありません。
金や銀などの貴金属は、希少性、美しさ、耐久性、多用途性、市場や歴史的な信頼性から、資産としての価値が高く評価されています。
■ プルーフ貨幣の買取相場
プルーフ貨幣の買取相場は、その貨幣の希少性や人気によります。
通常のプルーフ貨幣セットの買取価格は、一番古い昭和62(1987)年のものでも2,000円程度からで、昭和63(1988)年以降のものは680円程度からです。
記念プルーフ貨幣セットの買取価格は、通常のものに比べて高く、2,000円から3,000円程度が相場です。
また、『ワンピース2022プルーフ貨幣セット』のような特別なセットの買取価格は、その人気や希少性により買取価格は高くなることが少なくありません。
この貨幣セットは、一部のオークションサイトで2万5,000円ほどで取引されています。
ワンピース2022プルーフ貨幣セットは、令和4年銘の500円から1円までの6種類のプルーフ貨幣と銀メダル1枚をセットにしたものです。
『ONE PIECE』の世界で流通している基軸通貨『ベリー』を配した、特製革ケースに収納したものです。
このセットは、3万個販売され、抽選で当選した人のみが購入できる限定貨幣として販売されました。
プルーフ貨幣の買取相場は定価だけでなく、発行数、デザインの特異性、そして市場の需要によって大きく左右されるのです。
ワンピースのような人気作品とのコラボレーションがあると、その価値はさらに高まる傾向があります。
■ ミントセットとの違いや見分け方
『プルーフ貨幣セット』と『ミントセット』は、どちらも造幣局がその年に発行した通常貨幣や記念貨幣を未使用状態でケースに入れて販売する貨幣セットです。
しかし、その製造過程と見た目、価値には大きな違いがあります。
ミントセットは、その年度に発行された貨幣のうち一度も使用されていないものを専用ケースに収めたものです。
貨幣自体は一般的に流通しているものと同じ状態で、シンプルに『未使用状態の貨幣セット』と考えるとよいでしょう。
一方、プルーフ貨幣セットは『プルーフ加工』という特殊な加工が施されており、一般的に流通しているものよりも見た目が美しいという違いがあります。
プルーフ貨幣は特殊技術を用いて磨き上げられ特別に製造されたもので、模様が鮮明に浮かび上がるような趣です。
また、ミントセットとプルーフセットでは、ケースの種類も異なります。
ミントセットは贈答用や記念品的な品として位置づけられているため、プラスチックケースと厚紙の外箱といったシンプルなケースが使われています。
対して、プルーフセットはコレクター向けの品であり、ある種の美術品的な品として扱われており、装飾的に凝ったケースや劣化しにくいケースが使われることが多いです。
価値の面でも違いがあります。
ミントセットは未使用状態ということを除けば通常貨幣と同じものであるため、売却しても額面通りの価値しかつかないことがほとんどです。
しかし、プルーフ貨幣セットはプルーフ加工により美しさが増し、その希少性から価値が高くなります。
2. プレミア価値が付くプルーフ貨幣セット
プルーフ貨幣セットは、その美しさと希少性からコレクターの間で多くの需要を持つことを前述しました。
しかし、全てのプルーフ貨幣セットが同じ価値を持つわけではありません。
中には、プレミア価値がつき、高値で取引されるセットが存在します。
一体、どのようなプルーフ貨幣セットにプレミアがつくのでしょうか。
ここからは、プレミア価値がつくプルーフ貨幣セットと、高値で取引される理由について紹介します。
(1) 昭和62年プルーフ貨幣セット
『昭和62年プルーフ貨幣セット』は、昭和62(1987)年に日本の造幣局から発売されたプルーフ貨幣セットです。
このセットには、1円・5円・10円・50円・100円・500円の各硬貨がそれぞれ一枚ずつ含まれています。
このセットがプレミア価値を持ち、高値で取引される理由はいくつかあります。
まずひとつ目は、その希少性です。
昭和62年プルーフ貨幣セットは、昭和61年度に4万セット、昭和62年度に19万セットの合計23万セットが発売されました。
これは、プルーフ貨幣セットとしては比較的少ない数であり、その希少性が価値を高めています。
ふたつ目の理由は、セットに含まれる50円硬貨の存在です。
昭和62年の50円硬貨は、全てがプルーフ貨幣セットとミントセットで発売されたもので、一般に流通する硬貨としては発行されていません。
そのため、昭和62年銘の50円硬貨は非常に希少であり、これが昭和62年プルーフ貨幣セットの価値を一層高めています。
(2) 東京2020オリンピック競技大会記念プルーフ貨幣セット
『東京2020オリンピック競技大会記念プルーフ貨幣セット』は、東京2020オリンピック競技大会と東京2020パラリンピック競技大会を記念して、大会開催直前までに4回に分けて、オリンピック・パラリンピックあわせて37種類が発行されました。
特に、第1次、3次、4次に発行された3種類の1万円金貨幣はその中でも人気の高い商品です。
『東京2020オリンピック競技大会記念1万円金貨幣』は金1000、直径26mm、量目15.6g、裏面には共通で『東京2020オリンピック競技大会エンブレム』が描かれています。
各金貨幣の表面には、平成30年銘(第1次)に『流鏑馬(やぶさめ)』、令和元年銘(第3次)に『勝利の野見宿禰像(のみのすくね像)と栄光のギリシャ女神像』、令和2年銘(第4次)に『聖火ランナーと国立競技場』が描かれ、それぞれに『心技体』が刻まれました。
この金貨幣が高値で取引される理由はいくつかあります。
まず、発行枚数が限られており、その数は4万枚でした。
これは、全体の需要に対して供給が少ないため、プレミアム価格がつく一因となっています。
また、抽選販売となっており、抽選倍率の高さから入手困難なことも価値を押し上げる要因になりました。
取引価格(2018年~2022年)については、1万円金貨幣(第1次発行分)の実勢価格(業者が販売し実際に市場で取引された値段)は、14万円から20万円です。
買取相場を見ると、約12万円から15万5,000円となっています。
また、一部のオンラインショップでは、1万円プルーフ金貨3種セットが128万7,000円、全37種類特別記念貨幣セットが168万3,000円で販売されました。
■ 天皇陛下御即位記念プルーフ貨幣セット
日本で発行されている記念金貨の中で、現在最も価値が高いとされているのが『天皇陛下御即位記念10万円プルーフ金貨幣セット』です。
平成2(1990)年に造幣局から発行された記念貨幣セットで、明仁上皇の平成天皇即位を記念して作られました。
純金製で重さは30g、直径は33mmです。金の重量だけで、額面の10万円を超えるほどの価値があるかもしれません。
プルーフ加工が施された表面には、鳳凰と瑞雲、裏面には菊の紋と唐草が輝かしく浮かび上がっています。
発行枚数は200万枚で、そのうち10万枚がプルーフ金貨セットとして販売されました。
金の輝きを最大限に引き出した、この金貨は国内外で高い評価を受けており、海外のコレクターからも人気です。
取引価格については、直近の実勢価格を見ると、一部のオンラインショップでは、10万円プルーフ金貨単独貨幣セットが30万円以上で販売されています。
以上のように『天皇陛下御即位記念プルーフ貨幣セット』は、プレミアが付いて高値で取引されています。
3. プルーフ貨幣が高価買取につながるコツ
プルーフ貨幣は、その美しい仕上がりと限定的な発行数から、コレクターにとって非常に価値の高いアイテムです。
しかし、より高価に買取されるためにはいくつかのポイントがあります。
ここからは、プルーフ貨幣が高価買取につながるコツについて紹介します。
これらのコツを押さえることで、コレクションの価値を最大限に引き出し、より有利な取引を実現しましょう。
◆ 金価格が高騰するタイミングを狙う
プルーフ貨幣の中には金などの貴金属を使用したものがあり、その価値は貴金属の市場価格に大きく影響を受けます。
金の価格は、世界の経済状況や政治的な出来事、インフレなどによって変動することが少なくありません。
たとえば、経済が不安定な時期やインフレが進んでいる時期には、金の価格が上がることがよくあります。
これは、金が安全な資産と見なされるためです。
そのため、金の価格が高くなっている時期にプルーフ貨幣を売ると、より高い価格で買い取ってもらえる可能性が高くなります。
金の価格の動きをチェックし、売るタイミングを見極めることが大切です。
ただし、金の価格を予測するのは簡単ではありません。
専門の情報源やニュースを参考にしながら、タイミングを見計らってみましょう。
これにより、プルーフ貨幣をより高価に売ることができるようになります。
◆ 適切に保管する
適切に保管することは、プルーフ貨幣を高く売るための大事なポイントとなります。
プルーフ貨幣は特別な製造方法で作られており、製造直後の美しさと状態を保つことが重要です。
まず、プルーフ貨幣は湿気や温度の変化に弱いので、湿度や温度が一定の場所に保管することが大切です。
湿気が多いと錆びたり、変色したりすることがあります。
次に、プルーフ貨幣を直接手で触らないようにしましょう。
指紋や皮脂が付くと、貨幣の表面が汚れ、劣化することに繋がります。
取り扱う際には、手袋を使うことをおすすめします。
さらに、プルーフ貨幣は専用のケースやカプセルに入れて保管することが最善です。
これにより、外部の環境から貨幣を守り、その美しさを長期間保つことができます。
◆ 専門業者に査定を依頼する
専門業者に査定を依頼するのは、プルーフ貨幣を高く売るための大切な要素です。
専門業者は、貨幣の価値を正確に評価するための知識と経験を持っています。
さらに、専門業者は偽造品や模造品を見分ける能力も持っています。
したがって、安心して査定を依頼することが可能です。
まず、専門業者は貨幣の状態や稀少性をしっかりと見極めてくれます。
たとえば、傷や汚れがないか、オリジナルの箱や証明書が揃っているかなど、専門業者は細かい点までチェックしてくれます。
これにより、買取対象のプルーフ貨幣が、どれだけ価値があるかを正確に知ることが可能です。
また、業者によっては現在の市場動向を把握したうえで、適切な買取価格を提示してくれます。
そのため、自分では気づかない高い価値が見つかることもあります。
ただし、全ての業者が同じように信頼できるわけではありません。
業者を選ぶ際には、評判や実績を確認することが大切です。
口コミやレビューを参考にしましょう。
なお、複数の業者に査定を依頼することをおすすめします。
比較することで、一番高い価格を提示してくれるところに売ることが可能です。
4. 資産価値とコレクション性!プルーフ貨幣は一石二鳥の投資
プルーフ貨幣は、その美しいデザインと希少性から高いコレクション性を持ち、金や銀などの貴金属を使用したものは資産価値も高いです。
そのため、プルーフ貨幣を購入することは、資産価値とコレクション性、このふたつの価値を兼ね備えた一石二鳥の投資といえます。
そして、その価値を最大限に引き出すためには、適切な保管方法を守り、最適な買取タイミングを判断することが大切です。
また、専門的な知識を持つ業者に買取を依頼することも重要です。
これらのポイントを押さえ、プルーフ貨幣の魅力を最大限に活かしましょう。