金の価格これからどうなる? 今後の金相場を推移と金を売るタイミングを予想
2023 年金相場上昇中!
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国内金貨投資を始めてみませんか?
金を売りたい・買いたいと思っている方にとって、現在の価格や今後の見通しは非常に重要です。
これから金相場が上がると予想されれば買い時ですし、下がる傾向にあるとわかれば売り時といえるでしょう。
昨年の金相場は、世界情勢や需要の高まりを受け、右肩上がりに推移しました。
2024年以降の金の相場はどのように予測されているのでしょうか。
今回の記事では、24金の値段や価格推移について解説します。
金を売ったり買ったりするタイミングに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
1. 2024年の金相場を予測する前に
今後の金の価格推移を予測する前に、現在の金相場を把握しておきましょう。
金が高値を更新し続けている理由を理解すれば、ある程度今後の予測も立ちますよ。
■ 2023年の金相場は?
2023年の金相場は驚異的な上昇を見せました。
ピークともいえる2023年12月4日には、国内の金小売価格の指標である田中貴金属工業の店頭販売価格が、1gあたり1万928円と過去最高額に設定されました。
これは国内市場における金価格の高騰を象徴するものといえます。
また、ドル建て金相場もこの日には史上最高値を更新し、金相場は20年以上前の価格と比べて10倍以上の値上がりを記録したのです。
この金相場の価格高騰の背景には、米国の金融政策や世界情勢の変化がありました。
まず、米国連邦準備制度(FRB)の金融政策があげられます。
FRBは金利を調整し、経済の状況やインフレーションの動向に応じて金融政策を調整します。
金利の変動は通貨の価値に影響を与えるため、結果として昨年の金の価格に反映されたといえます。
さらに、国際紛争といった世界情勢も金相場に影響を与えました。
2023年、ロシアのウクライナ侵攻が続いたことは皆様の記憶にも新しいでしょう。
世界的に緊張と不安な状況が続いたことによって、投資家は自身の資産を守るために金を求め、結果として金相場が上昇したと考えられます。
このような特定の地域の政治的問題が与えるリスクを「地政学的リスク」と呼び、企業や投資家には適切な判断が求められるのです。
■ 金が高い理由
前述したように地政学的リスクや金融政策の影響もあり、最近では、金を資産として購入する方々が増えています。
なぜ人々はほかの物ではなく「金」を求めるのでしょうか。
ここでは金が高い価値を誇る理由を解説します。
1.希少性が高い
金はほかの銀やめっきの材料になるロジウムといった貴金属と比較しても、非常に希少な存在です。
なぜなら、地球上の埋蔵量には限りがあり、さらに、金の採掘は膨大な時間や労力、そして精錬するためにもコストがかかるからです。
このような背景により、金は簡単に入手できる物ではないため価値が高くなるのです。
2.利用の幅が多様
金は加工がしやすい柔らかな金属です。
その特徴をいかして、宝飾品や美術品、工業製品、医療用品、電子機器など、さまざまな用途に使用されています。
多種多様な産業で金が必要とされるため、常に金の価値は高く評価されています。
3.流動性が高い
金は安定資産とも呼ばれ、市場で高い流動性を持ち、いつでも資産を現金やほかの資産に変えることができます。
なぜなら、金が世界中で広く流通しており、金が需要と供給に基づいて取引される市場が確立されているからです。
この高い流動性が、金の価値を高めているといえるでしょう。
また、金はほかの投資商品や資産と比較しても価値が安定しているため、市場価値が急激に変動することが比較的少ないです。
そのため、金は不確実な経済状況や投資環境においても、安心して保有できる貴重な資産として位置づけられています。
結果として、金は世界中の投資家たちにとって、安全かつ信頼性の高い存在として認識されているのです。
5.コロナの影響のため
2020年~2023年は、新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的な流行により、金の需要が高まったといわれています。
未知のウイルスの蔓延により、世界中で外出自粛やロックダウンが行われ、消費活動が急速に減少しました。
このような経済の停滞は、株式市場や通貨の価値の不安定化を引き起こし、投資家や個人がより安定した資産への保有を求める傾向を強めたと考えられます。
すでにお伝えしたとおり、金は不確実な経済状況下でも希少性があり、安定した投資先として認識されています。
そのため、コロナ禍のようなパンデミック下ではその需要が増大し、価値が下がりにくい金がより求められるようになったといえます。
2. 今後の金相場に影響する日本の経済事情
ここまでで、金の相場が、世界的な経済情勢や各国の経済政策に左右されることがおわかりいただけたと思います。
続いては、これからの金価格と日本の経済事情の関連性について解説します。
■ 2024年 円の相場と推移
2024年の円の相場と推移は、今後の金価格に重要な影響を与えるでしょう。
なぜなら、円の相場がどのように変動するかによって、金の価格も変わるためです。
たとえば、円の価値が下がると日本での金の需要が増加します。
これは、円への信頼性が下がった結果、日本の企業や投資家が金を購入する動きを強めるからです。
逆に、円の価値が上がると金の需要は減少し、価格も下がる傾向にあります。
そのため、円の相場が落ち着いていれば金価格も安定しますが、円の価格変動が激しい場合、金価格も変動するでしょう。
したがって、2024年の円の相場の推移を注視することは、金相場の今後の動向を理解するうえで極めて重要です。
3. 純金である24金の今の価格
金と一言でいっても純度によって価値は変わります。
24金、18金という言葉はアクセサリーを購入する際に見聞きしたことがある方も多いでしょう。
この数字は金の純度を表しているのです。
そこで最後に、24金はいくらなのかと、24金の価格が高い理由について解説します。
■ なぜ24金は高いのか
2024年2月現在、24金の価格は約10,300円です。
24金が高価である理由は純度が非常に高いためです。
一般的に金の価格は純度に比例します。
24金は金の純度が99.9%以上であり、ほかの金属がほとんど含まれていないため、非常に価値が高いです。
一般的に日本では、金の純度が99.9%以上の金を純金、または24金(K24)と呼んでいます。
金製品には時計やジュエリーなどがあり、その製品に「K24」という刻印があれば、それが24金製であることを示します。
また、金の純度は24分率で表されるため、K18の場合は金の含有量が18/24、つまり75%ほどです。
K18は75%の金に対して、割り金と呼ばれるほかの金属を25%混ぜて作られています。
割り金を混ぜる理由は、硬さや加工のしやすさを調整するためです。
この計算から、たとえば8金の価格は24金の約33%、9金の価格は純金の約37%に相当することもわかるでしょう。
4. 金レートは日々変わる 買い時を見極めよう
金の価格は日々変動しています。
そのため、適切なタイミングで売ったり買ったりするためには、市場の動向を常に注意深く観察することが重要です。
そのため、金の価格チャートを発表しているサイトをチェックしたり、円相場を注視したりすることをおすすめします。
また、世界情勢やアメリカの金利政策に動きがあった際にも、市場に変化はなかったか常に確認する癖をつけるとよいでしょう。
結果として金レートの変動に敏感になり、適切なタイミングで効果的な金取引を行うことができるようになります。