国債とは何か?金投資と比較する形で簡単にわかりやすく解説
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最近は、円安や物価上昇が国民の生活に大きな影響を与えています。
さらには未来の生活を不安視する声も多く、老後のために資産形成(投資)を始める方も多く見られるようになりました。
NRI『生活者1万人アンケート調査』によれば、投資をしている方は2015年から2021年にかけて3.6%増加しています。
また、投資している年代は50代が最も多いこと・20代で投資を始める方が近年急増していることもわかっています。
このデータから、老後(60代以降)に向けて投資者が増えていると予想できます。
しかし、投資の経験がない方にとっては、投資者がどのような投資をしているのかイメージがつきませんよね。
「投資はお金を失うリスクもあるのでは」と不安になる方も多いと思います。
大切なお金だからこそ、低いリスクで安全に投資していきたいところです。
実は、そういった方におすすめの投資があります。
その投資とは『低リスク・低リターンな投資』で、代表的なものが『国債』『金投資』となります。
この2つは両者とも低リスクではあるものの、逆の性質を持っています。
そのことから、「両者はライバルのような関係である」と言われることもあるほどです。
本記事では、このうち『国債』を取り上げます。
「国債とは何か・どのような仕組みなのか」
「金投資の違いは何なのか」
を中心に話を進めていきます。
1. 国債とは何か?利回りはどのくらい?
国債とは、国が投資家からお金を借りるために発行する証書(権利などを証明する文書)です。
今は学習指導要領の改訂により、中学生の段階で金融教育が始まっています。つまり現代では中学生の子供たちが国債を学び、理解する時代に突入しているのです。
それだけ金融において国債は押さえておくべき基礎なのでしょう。
国のお金と聞くと『税金』を思い浮かべる方が多いと思います。
しかし、税金だけでは、高額な費用がかかる社会保障や各種インフラの整備などは賄えません。
そこで、国は債券(国債)を発行し投資家にそれを買ってもらうことで、投資家からお金を借りるのです。
日本を例に、どの程度を国債で賄っているのか見てみましょう。
2022年度の日本の予算によると、この年の歳入(収入)は約108兆円ありました。
このうち、約37兆円が国債(公債金)に当たります。
その割合は約34%。つまり、収入の3分の1が国債で賄われていることになります。
これが国債というものですが、投資家からすれば、国へ貸した金額と同じ額が返ってくるなら貸す意味がありませんよね。
なので、もちろん、投資家がお金を貸す(国債を買う)利点があります。それが次の2点です。
・満期までの間、国債へ投資した額(元本)に対する利息をもらえる。
・満期を終えると元本が返還される。
この時の投資家のように、実は国債は個人で購入できます。その仕組みを『個人向け国債』と言います。
他の金融商品と同様に、銀行や証券会社などで購入できます。
具体例として利点を説明するため、日本の固定5年の国債を100万円分買った場合を考えてみましょう。
固定5年というのは、国債を買ってから5年後に元本が返ってくるものです。
そして、その5年の間は金利分の利息をもらうことができます。
その実際の利息は、財務省の受取利子シミュレーションで計算できます。
例えば、2023年2月15日発行の固定5年国債は金利が0.18%でした。
よって、その利息は次の計算になります。
100万円 × 0.18% = 1,800円
これが5年分ありますので、最終的に得られる金額は次の通りです。
100万円(元本) + 1,800円 × 5年 = 100万9,000円
要するに、国に100万円を5年貸すと、9,000円のお小遣いがもらえるようなイメージです。
こう聞くと少し安く感じるかもしれません。
実はその通りで、国債の金利は他の投資商品と比べると高くないのです。
しかし、例えば日本の国債であれば、日本という国がなくならない限りは利息をもらえますし、元本も返ってきます。
「国の保証付きで低いリターンを得られる、自分の資産の分散にも役立つ」
これが、国債が『低リスク・低リターン投資』に該当し、多くの投資家に購入されている理由となっています。
そして、この『国債』のライバル的存在が『金投資』です。
冒頭でも述べた通り、この2つは低リスクであるものの逆の性質を持っているため、ライバルのような関係にあります。
では、一体どのような性質を持っているのか――。
次のセクションからその性質の違いを紹介していきます。
2. 違い① 実物資産かどうか
実物資産とは、そのもの自体に形があり価値を持つ資産を指します。
実物資産の例としては、土地や建物などの不動産、金やプラチナなどの貴金属、時計やウイスキーなどのコレクション類などですね。
つまりは、金投資で扱われる金(ゴールド)は『実物資産』に当たります。
一方で、国債は実物資産の逆である『金融資産』に当たります。
他の金融資産の例としては、株式、現金、商品券、小切手などです。
金融資産の特徴は、発行元となる組織(国など)がその資産に価値を与えていること。
例えば、現金である『1万円札』は、製造原価はたった17円だと言われています。
しかし、私たちは生活の中で「1万円の価値がある」と信用して使っていますよね。
この信用は、日本という国が現金に対して価値を与えているからこそ生まれているのです。
逆に言えば、仮に日本が破綻したとしたら、日本円は無価値(0円)になる恐れがあります。
これは国が発行している国債も同じです。
実際に、新興国の国債では、国の信用が十分でないために元本が返ってこない『デフォルト(債務不履行)』という現象がたびたび発生しています。
例えば、2022年はスリランカ、ガーナがデフォルトに。
アルゼンチンに至っては2001年・2014年・2020年と複数回デフォルトが発生しています。
このように、国が価値を与えている国債には、『国の信用』というリスクを抱えているのです。
一方、金や不動産などの実物資産は、発行元となる組織が無いため、このリスクはありません。
3. 違い② 利息があるかどうか
1.でご紹介した通り、国債には利息(金利)がつきます。
実際に、2022年6月時点での国債の金利をいくつか見てみましょう。
まず、デフォルトリスクの高い新興国を見てみます。
・インド: 7.43%
・メキシコ: 9.03%
高い金利が設定されていることがわかります。
信用の低い新興国は、より多くの資金を集めるために高い金利を設定しています。
その一方でデフォルトリスクの低い先進国は次の通りです。
・日本: 0.22%
・ドイツ: 1.38%
・アメリカ: 2.98%
新興国と比べると金利は低いですね。
ただ、その中でも経済大国の代表『アメリカ』は2.98%と高めです。
これがどれぐらいの金利かを日本円で例えますと――。
100万円分の米国債(アメリカの国債)を購入した場合、年間2万9,800円の利息がつく計算になります。
以上が実際の国債の金利であり、低金利の国債だとしても少なからず利息がつくことがわかったかと思います。
つまり、国債を購入すれば、国が破綻しない限りは儲けられるわけです。
一方で、金(ゴールド)は保有しても利息はつきません。
その理由は、2.でもご説明しましたが、金は組織によって価値を与えられているわけではないからです。
この点が金の最大のデメリットであり、他投資との比較でもよく挙げられる点であります。
4. 国債以外の債券の特徴
国債と金投資の違いを見てきましたが、国債以外の債券もそれぞれ違いがあるので触れていきましょう。
そもそも国債とは債券の一つで、国が発行したもののことを指します。つまり国ではない機関が発行した債券もあり、同じ債券でもそれぞれ名前が異なります。
民間企業が発行した債券は『社債』、市町村などの地方自治体が発行した債券は『地方債』と呼ばれます。
国債は国なので一つしか種類がありませんが、社債や地方債は企業や市町村で個別に発行されているものなので、複数の種類が存在します。
種類が多い分、企業や自治体で金利に差があります。そのため同じ名前の債券でも利回りが異なることもあります。
例えば2023年5月の東京都の5年債は利率が0.3%です。一方国債は、0.18%の利息から0.05%を引いた0.13%が国債の利率になります。
金利や利率や利回りといった単語が出てきますが、似ている単語でも意味が異なります。
利率は毎年受け取る利息の割合で示したものです。そして利回りとは、一年を通した売却益や利息などを合計した際の利益の割合を指します。
やはりはじめから利率に差がある国債と地方債では利回りも差が表れ、地方債のほうが有利だと言えます。しかし一方で倒産の可能性や市町村の財政破綻など、国よりも規模が小さい分信頼性は低いと言えます。
債券投資は安定と言われますが、国債や社債や地方債などそれぞれに異なるリスクがあることも覚えておきましょう。
5. 老後の資産にはどちらがおすすめ?
本記事では、国債を取り上げ、その仕組みや特徴をご紹介してきました。
では、老後に備えた資産として、『国債』と『金投資』のどちらがおすすめなのでしょうか。
その答えですが、自分の生活や目的などに合わせて変わるので、どちらが良いとは断言できません。
ただし、資産を増やすよりも守ることを優先したい方には『金投資』をおすすめします。
ご紹介した通り、金投資は金そのものに価値があるため、購入した金が無価値になる可能性は限りなくゼロに近いです。
加えて、金は他の投資と比べ、価格の変動が比較的小さめです。
ゆえに、大きな儲けを出すのは難しい一方、その価値が大きく変動することはないとも見ることができます。
以上から、金投資は自分の資産を守ることに優れているのです。
しかし、価格の変動が小さいと言っても、変動自体はあります。
加えて、他のリスクとして、
金とは別の貴金属に投資需要が生まれたとしたら……。
金を人工的に効率よく生産できる技術が生まれたとしたら……。
金の価格が暴落する可能性も否めません。
「金の価格が暴落しても平気な金投資があれば……」
――これこそが、当社がおすすめする『国内金貨投資』でございます。
具体的には、次のような記念金貨への投資を指します。
・天皇陛下御在位60年記念10万円金貨(金20g)
・天皇陛下御即位記念10万円金貨(金30g)
これらは日本国の造幣局により発行された金貨であり、額面の金額(10万円)が法的に保証されています。
つまり、金の価格がどれだけ下落しても10万円の価値を失うことはありません。
ゆえに、金の価格の暴落のリスクを極力排除できる投資商品なのです。
国内金貨投資に関して、さらに詳しく知りたい方は『金貨投資とは』をご覧ください。
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