2023年11月6日(月)の国内金相場
本日の金価格は10,468円/g ▼37(0.35%)、RSI 73.2%。
6日の国内金価格は-37円、0.35%の続落。
3日に発表された10月米雇用統計が、失業率1ポイント悪化、労働参加率62.7%と予想・前回共に下回る内容となったことで米労働市場の軟化が意識され、米長期金利が低下。ドル売りが強まり、ドル円は一気に149円台前半まで一時下落した。
また市場ではFRB(米連邦準備制度理事会)の利上げ終了観測が強まった。
12月FOMCでは90%の確率で据え置きを予想。パウエルFRB議長は利下げ観測を否定しているが、来年の米利下げの可能性は高まっており、予想時期も7月から6月に前倒しされている。
ハト派政策へと舵を切ることが見込まれたことは、NY金の追い風になったわけだが、それでも価格上昇が限定的であったのは、中東情勢悪化に伴うリスク回避の流れで10月に急速に買われた結果と思われる。
国内金価格も、過去最高値圏での高止まり。ドル売りと円売りの綱引き状態で、方向感の出にくい展開が見込まれる。過去最高値を更新し続けた10月後半の勢いは落ち着き、高値保合いを維持できるかどうか、といったところになると予想。
【本日の国内金相場解説(当ページ)につきまして】
・平日午前9:30に公表されます相場価格を参照し、正午過ぎに更新しております。更新時間は定刻では無く、前後いたしますが、ご了承くださいませ。
・土・日・祝日は金相場の更新がございません為、本コーナーも更新は無しとなります。
・前日比は、土・日・祝日を除く前営業日の9:30の価格と比較して算出しています。
・RSIの期間設定は14日間です。
・短期相場予想を含む内容となっておりますが、様々な要因により急変する可能性を含んでおり、予想を保証するものではございません旨、ご了承くださいませ。