2023年11月10日(金)の国内金相場
本日の金価格は10,431円/g ▲78(0.75%) RSI 52.6%。
10日の国内金価格は+78円、0.75%高で6日ぶりの反発。9日のNY金は+12.0ドル、0.61%高、4日ぶりの反発。
昨日の金の追い風は3つ。米国30年債入札が想定より軟調、つまり買い手が少なく、米国債への信用低下が露わになった。国債が信じられないのであればと、安全資産としての金が連想され、金が買われる結果に。もう一つには、パレスチナ情勢の不透明感。イスラエルがガザ地区などパレスチナ自治区への攻撃を続けている一方、イエメンなどからイスラエルに対する攻撃が続いている。更に、ニューオーリンズで開かれた座談会に出席したリッチモンド連銀やアトランタ連銀総裁の、利上げ休止を支持する発言が伝わったことである。しかし、IMF(講演際通貨基金)討論会でのパウエルFRB議長の「適切となれば、躊躇なく追加利上げを行う」との発言が実況中継されると、市場の思惑もややタカ派方向へと持ち直し、金価格は頭打ちに。ドル円の動きもこれに連動し、米金融当局者2人の発言後には、ドルが下落に転じ151円19銭の高値から150円90銭まで反落。パウエル氏発言後には、ドル買いが優勢となり151円台にしっかり乗せた。
今週末の予定としては、イランのライシ大統領がサウジアラビアを訪問し、ガザについての協議がなされる。
【本日の国内金相場解説(当ページ)につきまして】
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・前日比は、土・日・祝日を除く前営業日の9:30の価格と比較して算出しています。
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・短期相場予想を含む内容となっておりますが、様々な要因により急変する可能性を含んでおり、予想を保証するものではございません旨、ご了承くださいませ。