2023年11月16日(木)の国内金相場
本日の金価格は10,433円/g ▲33(0.32%) RSI 48.0%。
16日の国内金価格は+33円、0.32%高で3日続伸。15日のNY金は-2.2ドル、0.11%の小幅安で3日ぶりの反落。ドル円は98銭のドル高円安、0.65%の反発。PPI(生産者物価指数)と米小売売上高が発表になったが、双方の結果に振り回されたNY金、ドル円は激しく上下動した。
PPIは前日のCPIに続き、ガソリン価格低下を反映して予想以上に低下。前年比+1.3%(予想+1.9%)、コアPPIは前年比+2.4%(予想+2.7%)。インフレ鈍化を示唆する内容で、為替市場も一旦ドル売りの反応を強め、ドル円は150円近くまで下落。米10月小売売上高は予想-0.3%に対し、前月比-0.1%と小幅な減少にとどまった。自動車とガソリンを除いたコアは0.1%増加と堅調だった。この結果は米経済の7割を占める個人消費の底堅さを示し、米長期金利が上昇すると今度は151円40銭台まで急速に買い戻された。とは言え、CPI後のドル売りを消すほどの動きはではなかった。短期金融市場も、CPIで高まった来年の利下げ期待は後退したが、利上げ終了への期待感は変わらず。NY金はPPI発表後、小幅に急騰。小売売上高を受けて急反落。
米経済指標に一喜一憂する金価格とドル円。経済指標から来年の米金融政策を読もうとする動きが強まっている。注目度が高いものは無いものの、今日も一連の米経済指標が発表される。
【本日の国内金相場解説(当ページ)につきまして】
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・前日比は、土・日・祝日を除く前営業日の9:30の価格と比較して算出しています。
・RSIの期間設定は14日間です。
・短期相場予想を含む内容となっておりますが、様々な要因により急変する可能性を含んでおり、予想を保証するものではございません旨、ご了承くださいませ。