2023年11月29日(水)の国内金相場
本日の金価格は10,573円/g ▲58 (0.55%) RSI 59.2%。
29日の国内金価格は+58円、0.55%の反発で過去最高値を更新。28日のNY金は2,040.0ドル、+27.6ドル、1.37%の大幅続伸。NY金の急騰に押し上げられて国内金も10550円の節目を上抜け。
ドル円は147.45円、121銭のドル安円高、0.81%安の3日続落で2ヵ月半ぶりの安値となった。
昨日は複数のFOMC委員の発言が伝わってきた。タカ派代表格のウォラーFRB理事は、現在の金融政策について「適切な位置にあるとの確信を深めつつあるが、インフレ率が数カ月間低下を続ければ『利下げ』を始められる」と今後数カ月後の利下げの可能性に言及し、グルーズビー・シカゴ連銀総裁は「長期にわたる高金利は何らかの懸念となる可能性がある」と追加利上げに消極的な姿勢を見せた。また、著名投資家のビル・アックマン氏も、来年1~3月にもFRBが利下げ開始すると予想していると語った。各FOMC委員のコメントがFRBの総意ではないが、彼らの発言を、市場は「来年の利下げに前向き」と捉えた結果、金価格は急騰し、ドルは急落した。来週からFOMC前のブラックアウト期間に入り、委員は発言を制限される為、今週が次回FOMCに向けての最後の機会となる。
明日は米PCEコアデフレーターの発表が予定されているが、こちらも鈍化が続くとみられている。
【本日の国内金相場解説(当ページ)につきまして】
・平日午前9:30に公表されます相場価格を参照し、正午過ぎに更新しております。更新時間は定刻では無く、前後いたしますが、ご了承くださいませ。
・土・日・祝日は金相場の更新がございません為、本コーナーも更新は無しとなります。
・前日比は、土・日・祝日を除く前営業日の9:30の価格と比較して算出しています。
・RSIの期間設定は14日間です。
・短期相場予想を含む内容となっておりますが、様々な要因により急変する可能性を含んでおり、予想を保証するものではございません旨、ご了承くださいませ。