2023年12月6日(水)の国内金相場
本日の金価格は10,465円/g ▼80 (0.76%) RSI 52.8%。
6日の国内金価格は-80円、0.76%の続落で14日ぶりの安値。5日のNY金は2,036.3ドル、-5.9ドル、0.29%の続落。週明けの暴騰後の売りが引き続き優勢だが、昨日発表された米10月JOLT求人件数の低調な結果や来年の米利下げ開始への期待、イスラエルがガザ北部に続き、南部への攻撃を強化していることも金の支援要因となり、相場を下支えしている。
ドル円は147.16 円、5銭のドル安円高、0.03%の小反落で方向感を欠く展開。米10月JOLT求人件数は873.3万件と予想の930.0万件を下回る低水準となった。これを受けドル売りに傾き、一時146円50銭台まで急落したが、同時に発表された米11月ISM非製造業景況指数が52.7と予想(52.3)を上回ったことで、ドル売りは続かず、NY午後には147円30銭台へとこの日の高値圏を回復。ドルが対ユーロで堅調に推移した(タカ派で知られる欧州中銀(ECB)のシュナーベル理事が早期利下げの可能性を排除しなかったことでユーロが下落する中、相対的にドルが上昇したためである。)ことから金は軟調な展開を強いられ、じり安となった。
本日は米11月ADP全国雇用者数、木曜日に週間の米新規失業保険申請件数、金曜日に米雇用統計と雇用関連の指標発表が続く。強い内容が期待できない中で、147円付近でのもみ合いからドル安への流れが予想される。
【本日の国内金相場解説(当ページ)につきまして】
・平日午前9:30に公表されます相場価格を参照し、正午過ぎに更新しております。更新時間は定刻では無く、前後いたしますが、ご了承くださいませ。
・土・日・祝日は金相場の更新がございません為、本コーナーも更新は無しとなります。
・前日比は、土・日・祝日を除く前営業日の9:30の価格と比較して算出しています。
・RSIの期間設定は14日間です。
・短期相場予想を含む内容となっておりますが、様々な要因により急変する可能性を含んでおり、予想を保証するものではございません旨、ご了承くださいませ。