2023年12月7日(木)の国内金相場
本日の金価格は10,502円/g ▲37 (0.35%) RSI 53.0%。
7日の国内金価格は+37円、0.35%高で3日ぶりの小反発 。ニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。6日のNY金は2,047.9ドル、+11.6ドル、0.57%高で3日ぶりの反発。予想以下の11月ADP雇用統計を受けての米国債利回り低下が支援要因となった。ドル円は147.33円、17銭のドル高円安、0.12%の反発。ADP雇用統計後、瞬間的に下落するも、すぐに戻し147円を維持。米雇用市場の減速が示されたものの、今週金曜日の米11月雇用統計の結果待ちムードが強く、ドルの下落は一時的だった。
ADP雇用統計は、雇用増加数10.3万人と予想を下回る数字。製造業の雇用は1万4000人減少、サービス業は11万7000人の増加となった。賃金の伸びも鈍化傾向を示唆。5日の米JOLT結果と共に、米雇用統計への警戒感を高める内容ではあった。米雇用統計の月間新規就労者数が少なければ利下げに傾く。逆に多ければ利下げの可能性は減り、金価格は下がる。米雇用統計の結果は果たして、市場の利下げ観測を後押しするものになるか、行き過ぎを伝えるものになるか。いずれにせよ米金融政策の行く先を見極めるヒントとなるだろう。
本日は、米新規失業保険申請件数と米11月チャレンジャー人員削減数の発表が予定されているが、強い影響を与えるものではなく、引き続き金・ドル円は小動き になると思われる。
【本日の国内金相場解説(当ページ)につきまして】
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・前日比は、土・日・祝日を除く前営業日の9:30の価格と比較して算出しています。
・RSIの期間設定は14日間です。
・短期相場予想を含む内容となっておりますが、様々な要因により急変する可能性を含んでおり、予想を保証するものではございません旨、ご了承くださいませ。