2023年12月20日(水)の国内金相場
本日の金価格は10,326円/g ▲167 (1.64%) RSI 41.1%。
20日の国内金価格は+167円、1.64%の大幅続伸で13日ぶりの高値。19日のNY金は2,052.1 ドル、+11.6ドル、0.57%の続伸。リッチモンド連銀バーキン総裁の「インフレ鈍化が続けば利下げに踏み切る」という発言や、欧州時間のドル安の流れによるNY金の堅調推移、日銀の現状維持決定が国内金の支えとなった。
ドル円は143.84 円103銭のドル高円安、0.72%高で3日続伸。
日銀の金融政策決定会合では、「粘り強く金融緩和を継続していくことで賃金の上昇を伴う形で、2%の物価安定の目標を持続的・安定的に実現することを目指していく」との声明を表明。それに続く植田総裁会見では、金融政策の正常化に踏み出すかどうかについて「もう少し賃金と物価の状況をみたい」との考えを示し、1月会合の政策修正については「そこまでに入ってくる情報次第」とコメント。終始、中立的な姿勢であった。マイナス金利解除に向けた何らかの発言を期待していた一部市場の思惑は裏切られた形となり、円売りが強まり円安が加速した。
FRB高官の様々な発言はあれど、来年早期の利下げ観測は根強く、ドルの上値を抑えている。しばらくはドル安と円安の応酬になりそうだ。
【本日の国内金相場解説(当ページ)につきまして】
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