2023年12月27日(水)の国内金相場
本日の金価格は10,366円/g ▲92 (0.90%) RSI 43.1%。
27日の国内金価格は+92円、0.9%の反発で、20日ぶりの高値。ドル円とNY金の上昇によりしっかり。26日のNY金は2,069.8ドル、+0.7ドルで小幅続伸。NY金堅調の要因は、FRB(米連邦準備理事会)の利下げ期待と地政学的リスクである。市場は、PCEデフレーターが2.2%まで鈍化するとの見通しを先取りし、FRBが利下げを来年3月からスタート、0.25%ずつの場合、5回以上行われると見ている。地政学的リスクというのは、イエメンの反政府勢力フーシ派による、紅海を航行する船舶への攻撃のことだ。フーシ派は、ハマスとの連帯を掲げ、ガザ地区に十分な支援物資が行き届かない限り、紅海を航行するイスラエルに関係する船舶や、イスラエル本土への攻撃を続けると主張している。
ドル円は142.37円、5銭のドル高円安。クリスマス休暇、ボクシングデーで休場となり、昨日までは落ち着いた動きに終始した。本格的なクリスマス明け相場は、今日からとなりそう。
日本の動きとしては、今朝発表された日銀主な意見での「来春の賃上げが予想よりも上振れたとしても、基調的な物価上昇率が2%を大きく上回るリスクは小さい」という発言を受け、早期政策修正観測が後退、円売り優勢となっている。
【本日の国内金相場解説(当ページ)につきまして】
・平日午前9:30に公表されます相場価格を参照し、正午過ぎに更新しております。更新時間は定刻では無く、前後いたしますが、ご了承くださいませ。
・土・日・祝日は金相場の更新がございません為、本コーナーも更新は無しとなります。
・前日比は、土・日・祝日を除く前営業日の9:30の価格と比較して算出しています。
・RSIの期間設定は14日間です。
・短期相場予想を含む内容となっておりますが、様々な要因により急変する可能性を含んでおり、予想を保証するものではございません旨、ご了承くださいませ。