ICDC2011(金メダル)╼
名称 | ICDC2011メダル(金メダル) |
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発行国 | 日本 | 質量(g) | 25g |
直径(mm) | 30mm |
厚さ(mm) | -- |
材質 | 金 |
品位(karat) | K24 |
発行枚数 | 300枚 |
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日本造幣局がコインのデザインを募集し、最優秀作品を実際にメダル化して販売する「国際コイン・デザイン・コンペティション(以下ICDC)」。1998年から行われているこの企画は、日本だけではなく海外からの応募も受付けており、毎回多数の作品が集まります。ここでは、2011年のICDC最優秀賞受賞作品の金メダルを紹介します。
ICDC2011の最優秀賞に輝いたのは、スロヴァキア在住のマーリア・ポルダウフォヴァー氏の作品。
この作品は、「グスタフ・クリムトによせて」をテーマにデザインされています。
前述したように造幣局では、優秀な貨幣デザインを広く世界に紹介するとともに、貨幣デザイン・貨幣製造技術のさらなる向上に繋げていくことを目的に、このICDCにおいて選ばれた優秀な貨幣デザインを、2002年から「ICDCメダル」として製品化しています。
従来なら銀メダルのみを作製するところですが、今回のデザインのテーマであるクリムトの作品には金箔が多用されており、その作風を忠実に再現することや、
ICDCメダルの販売を開始してから今年が10周年に当たることから、銀メダルに加えて金を素材とした金メダルも販売されることとなったのです!
クリムトの世界を1枚のメダルに収め、細かなデティールも繊細に表現されています。
品位はK24、重量約25g、直径30mm。16万1,000円で発売され発行枚数は300枚でした。
グスタフ・クリムト作 「接吻」
今回最優秀賞のテーマになったグスタフ・クリムトは、オーストラリアのウィーン出身の画家です。
彼の描く女性は官能的で美しく、見る者を惹きつけます。またどこか、死の香りを感じさせる作品も特徴的です。
いったい彼はどんな人生を歩み作品を生み出してきたのでしょうか?
1862年にウィーン郊外のバウムガルテンで生まれたクリムト。父は彫版師でした。
1876年に博物館付属工芸学校に入学。石膏像のデッサンや古典作品の模写を中心とした、古典主義的な教育を受けました。
1879年にクリムトは弟エルンスト及び友人のフランツ・マッチュと共に、共同で美術やデザインの業務委託をはじめます。
卒業後に3人は芸術家商会を設立。劇場装飾を中心とした仕事はすぐに軌道に乗り、やがて第一回皇帝賞を受けるなど高く評価されるようになります。
それと同時にクリムトはウィーン美術界にその名声を轟かせていきました。そんななか、1894年にウィーン大学大講堂の天井画の制作を依頼され、「哲学」「医学」「法学」の「学部の絵」3点を担当することに。
しかし、1896年に発表した下絵がきっかけで「ウィーン大学大講堂天井画事件」と呼ばれる大論争が起きてしまいます。
論争の理由は、大学側が「人類の知性の勝利」を表す天井画を所望したにも関わらず、クリムトの提案は退廃的なイメージだったことでした。
伝統を重んじる大学側には受け入れられず、国会にまで問題が発展していったので、クリムトは契約を破棄し報酬金を返金。
その後、公共の絵画制作を手掛けることはなくなりました。
この間、1897年に保守的なクンストラーハウス(美術家組合)を嫌った芸術家たちによって「ウィーン分離派」が結成されました。
分離派は古典的、伝統的な美術からの分離を発表する若手芸術家のグループであり、クリムトが初代会長に就任。
展覧会、出版などを通してモダンデザインの成立に大きな役割を果たしました。
しかし、写実派と様式派による対立や国からの補助金停止などが重なり、クリムトは1905年に分離派を脱退。翌年、オーストリア芸術家連盟を結成しました。
とはいえ、彼の書く官能的な作品にウィーン美術界の風当たりは強く、困難を強いられたクリムトは公の仕事を一切受けなくなります。一方で、その名声によって貴族など上流階級から声を掛けられ、何人もの富裕層のパトロンを持つことに成功。
いわゆる「黄金絵画」と呼ばれる金箔を使った作品を生み出していったのです。この「黄金時代」には、ジャポニズムの影響が見て取れました。そして、黄金時代のあと1910年以降になると、金色は使われなくなり、生と死をテーマにした作品を色彩豊かに描いていきました。
なお、クリムトの家にはモデルを務めた複数人の女性が寝泊りしたこともあったといいます。そのなかでクリムトと関係を持った人物も複数おり、婚外子が少なくとも14人はいたそうです。
そんなクリムトが心から信頼し、プラトニックな愛を貫いたとされるのがエミーリエ・フレーゲ。彼女はクリムトの代表作のひとつ「接吻」のモデルとされており、病に伏した彼の最後の言葉は「エミーリエを呼んでくれ」だったそうです。
若き頃からその才能を発揮していたクリムト。彼は独自の表現を用いて伝統で固められた芸術界に新たな風を吹き入れました。その作品たちは今もなお輝き続けています。
ICDC2011記念金メダルと画家のグスタフ・クリムトの半生についてお話をしましたがいかがでしたでしょうか?
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名称 | ICDC2011メダル(金メダル) |
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発行国 | 日本 | 質量(g) | 25g |
直径(mm) | 30mm |
厚さ(mm) | -- |
材質 | 金 |
品位(karat) | K24 |
発行枚数 | 300枚 |
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