「ジュエリーを売りたいけど、お店に行くのは面倒……」と感じている方も多いのではないでしょうか。
そこで手軽にジュエリーを売りたい方におすすめなのが、写真を送るだけで査定してもらえる『写真査定』というサービスです。
この記事では、写真査定のメリットやデメリット、査定額アップにつながる撮影のコツについて解説します。
写真査定とは?
近年、コロナ禍で外出を控える人が増えたこともあり、手軽に利用できる『オンライン査定』が人気を集めています。
その中でも特に注目されている『写真査定』は、お持ちのジュエリーの写真を送るだけで、専門の査定士が査定額を提示してくれるサービスです。多くの場合、LINEなどのメッセージアプリを利用して簡単に依頼できます。
写真査定のメリットは、なんといってもその手軽さです。
対面でのやり取りが苦手な方でも、気軽に簡易査定を受けられます。複数の業者に同時に査定を依頼することも可能なため、より高額な査定額を提示してくれる業者をみつけやすいという利点もあります。
写真査定が危険と言われる理由は?
手軽で便利な写真査定ですが、その一方で危険だという声もあります。
写真査定はあくまで写真を見るだけなので、現物の状態を正確に把握するのが難しいというデメリットがあり、また送る写真次第で査定額が下がるおそれもあります。
写真査定の結果、高額な査定額を掲示しておきながら、実際に現物を送ると、金額を意図的に下げる悪徳業者もまれに存在するので注意しましょう。
また査定額に納得できず返送を希望した場合に、返送料を請求してくる業者にも注意が必要です。返送費用は事前に確認しておきましょう。
査定額が上がる!?ジュエリー撮影のコツ5選
写真査定で査定額が下がらないようにするためには、ジュエリーの撮影方法が重要です。ここでは5つの撮影テクニックとポイントを解説します。
背景や室内の明かりに気を使う
1つ目は背景や室内の明かりに気をつけることです。
背景はシンプルな白背景が理想的です。柄物の背景だとジュエリーが見えにくくなる原因になります。
また、照明は明るく、ジュエリー全体に光が当たるようにしましょう。蛍光灯の光は反射しやすいため、自然光(窓際など、直接日光が当たらない明るい場所)や柔らかい光(レースカーテン越しの光や間接照明)を使うのがおすすめです。
さらにピンぼけを防ぐために、スマホの画面をタップしてピントをあわせましょう。ピントが合っていないとジュエリーの細部が確認できず、査定額に影響する可能性があります。
正面・アップ・背面など様々な角度から写す
2つ目はジュエリーの立体感やデザインの細部を伝えるため、正面やアップ、背面などさまざまな角度から撮影することです。
ジュエリーの全体像が写真から伝わるように、正面からだけでなく、横からのアングルや背面の写真も撮影して送りましょう。
また装飾部分や留め具などの細かい部分もアップで撮影して、ジュエリーの状態やデザインを細部まで確認してもらうと、査定額が減額する可能性を低くすることができます。
特に傷や汚れ、宝石の欠けなど、気になる箇所はアップで撮影しましょう。
刻印はアップで撮影する
3つ目は刻印をアップで撮影することです。
ジュエリーには素材や品位、加工の有無や種類を示す刻印がされている場合があります。
この刻印の種類によって素材の価値やブランドが特定でき、査定額にも大きく影響するのです。たとえば貴金属の場合、K18やPt900などの刻印がされています。ダイヤモンドなどの宝石にはカラット数を示す刻印が入っていることもあります。
刻印部分をアップで撮影することで、より正確な査定を受けることができます。
付属品(保証書や箱など)は別で撮影する
4つ目は保証書や箱などの付属品は別で撮影することです。
ジュエリーを購入した際の保証書や箱などの付属品は、破棄や紛失すると適切に査定されず、査定額が下がるおそれがあります。
そのため保証書や付属品があれば、ジュエリー本体とは別に撮影して送りましょう。
特に鑑定書や保証書は、ジュエリーの品質を証明して信頼性を高めてくれる重要な書類です。査定士がより正確な査定をしやすくなるので、ジュエリー本体の写真と一緒に送りましょう。
アプリの補正機能は使わない
5つ目は写真アプリの補正機能は使わないことです。
写真アプリには明るさや色味を調整する機能がありますが、査定用の写真撮影のときには使わないようにしましょう。
色彩加工やフィルターなどの機能を使用すると、補正によってジュエリーの本来の色味や質感が実物と異なり、査定士が正確な査定をすることが難しくなります。
ありのままのジュエリーの状態を正確に伝えるためにも、補正はせずに実物通りの写真を送るようにしましょう。
写真査定の注意点
写真査定は便利な反面、いくつかの注意点があります。
以下の点に注意することで、トラブルを避けてスムーズな査定を受けることができます。
写真で不安な場合は文字で伝える
写真だけでは伝えきれないジュエリーの状態については、文章で補足説明を加えましょう。
ジュエリーに目立つ傷や汚れがある場合、その箇所を具体的に状態説明するのがおすすめです。
たとえば、傷の箇所を説明するときは「〇〇の部分に1㎝ほどの線傷があります」のように傷の場所と程度を伝えると、具体的な情報が伝わりやすくなります。
これにより、査定士がより正確に状態を把握しやすくなり、査定額の減額を防ぐことにもつながります。
査定は参考価格、買取時に変わる場合もある
写真査定で提示される金額は、目安となる参考価格であることを理解しておきましょう。
実際に現物を査定してもらうと、写真では確認できなかった傷や汚れが見つかり、査定額が変わる場合もあります。
写真査定はあくまでも簡易的な査定であり、現物査定で状態を丁寧に確認したうえで正確な金額が掲示されます。
金相場の基準がどこになるか確認する
査定を依頼する際、業者がどの時点の相場を基準に査定しているのか、ウェブサイトや問い合わせフォームで事前確認しておきましょう。
貴金属の査定額は、相場変動の影響を受けやすくなります。相場は常に変動するため、査定額は時間経過によって変動する可能性があります。
田中貴金属工業のウェブサイトでは、貴金属の価格情報が公開されています。2024年12月の金相場平均価格は1gあたり13,082円でした。
たとえば、K18のネックレスの重さが10gだった場合、単純計算では以下のような金額になります。
しかし、これはあくまで金の相場による計算です。
実際の査定では、貴金属の品位やデザイン、宝石の価値なども見られるため、上記金額はあくまで参考程度に留めておきましょう。
金貨買取本舗のLINEから写真査定を試してみよう
この記事では、写真査定についてのメリットやデメリット、査定額アップにつながる撮影のコツについて解説しました。
特に写真の撮り方で査定額が大きく変わることもありますので、ぜひ参考にしてください。
写真査定はお持ちのジュエリーを手軽に売りたい場合に、とても便利なサービスです。写真を送るだけで、専門の査定士が丁寧に査定してくれます。
金貨買取本舗では、LINEを使った写真査定を承っております。店舗に足を運ぶ手間も査定を待つ時間も必要ありませんので、ぜひお試しください。
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