K18(18金)喜平ネックレス10gの買取価格を解説！高く売れるのはどんなもの？

1980年代からバブル期にかけて大流行した喜平ネックレスは、男女問わず指示された人気のアクセサリーでした。しかし、バブル崩壊後は人気が陰り「強面の男性がつけている」「遊び人のイメージがある」と、あまり良い印象を持っていない人が多いことも事実です。

どちらかと言えば悪い印象の多い喜平ネックレスですが、最近、身につける芸能人やスポーツ選手が増えたことから再度注目されるようになってきました。また、昨今の金相場の上昇から高い資産価値を持つアイテムとしても人気です。

この記事では、K18(18金)の喜平ネックレスの買取相場について説明するとともに、より高価で買い取ってもらうためのポイントを解説していきます。

喜平ネックレスとは

そもそも「喜平」とはネックレスのデザインの一種です。ネックレスのチェーン部分のリングを90度にひねり、表面を真っ平に押しつぶすことで、全てのリングを正面に向けたデザインを指します。

表面が綺麗に正面に向くことから素材の光沢が印象に残りやすい、重厚感あふれるデザインになっていることが特徴です。また、デザインがシンプルなため加工の手間が少なく、加工費が抑えられるというメリットもあります。

なぜ喜平ネックレスは高く売れるの？

喜平ネックレスが高く売れる理由は、大きく3つ存在します。1つは、素材の価値です。主に喜平ネックレスの素材として用いられるのは、金やプラチナなどの貴金属です。価値のある貴金属を素材としているため、高く売ることができます。特に、昨今は金相場が上昇傾向です。18金の喜平ネックレスも今まで以上の高値で買い取ってもらえるでしょう。

2つ目のポイントは、喜平ネックレスが持つ特徴的なデザインです。一般的にアクセサリーは、複雑な加工になるほど加工費は大きくなります。しかし、喜平ネックレスの加工は、チェーンの編み方とそれぞれのコマのカットしかありません。そのため、加工費を安く抑えられ、金やプラチナの素材価格がそのまま取引価格に反映されます。

そして、最後は再販できる可能性が高い点です。喜平ネックレスは資産価値の高さやシンプルなデザインから、再び人気を集めています。買取店としても、人気の高い商品は多少高値をつけても再販できる可能性が高いため、高値で買い取ってくれます。

特に、人気のブランドやデザインであれば、より再販できる可能性も高くなるため、さらに高値で買い取ってくれるでしょう。

5種類のカット面数に特徴あり

喜平ネックレスの特徴的なデザインは、チェーンの編み方とそれぞれのコマのカットによって決まります。特に、カットは面数が増えるほど光を反射しやすくなるため、見た目の印象が大きく異なります。ここでは主に市場に出回っている喜平ネックレスのカット面数と特徴を解説します。

2面カット

コマの上下、つまり、肌に当たる部分とその反対の面だけを平らにカットしたデザインです。1つ1つのコマが大きいため、ネックレスとして十分な耐久力を発揮してくれます。力強いデザインのため、ワイルドな印象を与えたい人におすすめです。

6面カット

6面カットは、上下2面に加えて左右を4面にカットしたデザインです。強度と見た目のバランスがよく、素材にした金属の光沢が映えます。また、ボリューム感がありながらも、派手過ぎない印象のあるデザインであることから、最も人気のカットです。

8面カット

6面カットから左右に1面ずつ増やしたのが8面カットです。光を反射する面が増えた分、シャープでスタイリッシュな印象になります。また、同じ8面カットでもひし形をつなぎあわせたような8面WINカットというデザインを扱っているショップもあり、こちらは肌馴染みのよいデザインとなっています。

12面カット

6面カットのコマの中央に4面のカットが加わるカットが12面カットです。中央にカットが施されたことによって、彫りのある独特の陰影が特徴です。正面から見える面数が多くいため、8面カットと比べてもより繊細な輝きを持ちます。

14面カット

両サイドを細くすることで、さらに面数を増やしたのが14面カットです。取扱店舗によっては、Mカットとも呼ばれます。落ち着いた輝きを放つことから、フォーマルな場で着用しても決して見劣りしません。ただし、コマの耐久力を大幅に落とすため、破損しやすい点には注意が必要です。

また、これ以上のカット数として20面も存在します。ジュエリーショップによって、加工を請け負っているカット数は異なるため、どのカットが可能なのかは事前に確認しておきましょう。

買取価格が高くなる喜平ネックレス

喜平ネックレスの買取価格は、金やプラチナなどの素材の重量と純度に大きく左右されます。しかし、同じ重量と純度であれば、上記に挙げたカット面の違いやチェーンの編み方など、デザインの違いによって買取価格が変わってきます。

また、刻印の有無や留め具も買取価格を左右するポイントです。手持ちの喜平ネックレスのデザインを見て確認してみてください。

カット数・コマ数

前提として、喜平ネックレスはカット数が増えるほど加工に手間がかかり、その分の加工費が上乗せされます。同じ素材で、重量や純度も同じであれば、単純に2面よりは6面、6面よりは8面の方が買取価格は高額です。

加えて、チェーンの編み方によっても買取価格は変化します。喜平ネックレスの編み方には、1つのコマに対して1つのコマをつなぐ「シングル」、2つのコマをつなぐ「ダブル」、そして、3つのコマをつなぐ「トリプル」の3種類が存在します。カット数が同じであれば、より加工に時間を要する編み方の方が高額です。

ただし、デザインは市場人気も加味して考えなければなりません。カット数が多いものは耐久性に難があるため普段使いが難しいことから、それほど人気のあるデザインとは言えません。逆にカット数が少なくとも、著名人が着用する喜平ネックレスと同じデザインであることで買取価格が上がることもありえます。

ホールマーク（刻印）がある

ホールマークとは、各国の機関が金やプラチナなどの貴金属製品の純度を証明する打刻です。ネックレスであれば留め具に刻印されており、貴金属の種類や純度などを記号で確認することが可能です。

ホールマークの有無は、純度に対する信頼性が全く異なります。特に、金は偽物や金メッキ製品も数多く出回っているため、このような公的な認証があることは、取引における安心材料となります。

ただし、ホールマークの刻印は任意とされているため、決して「ホールマークがないから偽物」ということにはなりません。ホールマークのない喜平ネックレスを売りに出す場合は、事前に鑑定士に査定を依頼しておきましょう。

"中留め"である

喜平ネックレスの留め具は、大きく分けて引き輪と中留めの2種類が存在します。ばねを利用した2つのリングを使うタイプが引き輪、金具を受け側に通して折り返して留めるタイプが中留めです。

普通、喜平ネックレスのような総金属製のネックレスの場合、留め具もネックレス本体と同じ金属で作成されます。そのため、留め具としてのサイズも大きく、使用する量も多い中留めの喜平ネックレスの方が、高値で買い取ってもらえる傾向にあります。

18金喜平ネックレスを高く買取してもらうためには

ここからは、18金喜平ネックレスを高く買い取ってもらうためのポイントを解説します。金の純度は24分率で表されることが多く、18金とは24分の18、つまり全体重量の75%が金であるものを示します。

金の純度を保ちつつも、別の金属を混ぜたことで加工がしやすく、アクセサリーとして十分な耐久力を持つ18金は喜平ネックレスの絶好の素材です。

また、金製である喜平ネックレスは、おしゃれのためのアイテムだけではなく、現物資産でもあります。そのような側面で見ても、18金喜平ネックレスは手頃な値段で入手でき、不変的な価値を持つことから、金投資の対象にもなっています。少しのことで買取額が変わるため、高く売れるように動きましょう。

金相場が高いタイミングが狙い目

シンプルなデザインをしている喜平ネックレスの買取価格は、素材の取引相場に大きく左右されます。特に、昨今は世界的な社会不安から実物資産である金が買われる傾向にあり、喜平ネックレスの買取価格も上昇傾向です。まさに今が売り時と言っても過言ではないでしょう。

ただし、18金喜平ネックレスの場合は、金以外に混ぜた金属の種類も影響します。一口に18金といっても、銀や銅を混ぜた18金とレアメタルであるパラジウムやプラチナを混ぜた18金では、取引相場にも差が生まれます。これらの金属の相場もともに確認しておくと売り時を見失いません。

日頃からきれいにお手入れしておく

喜平ネックレスを高く買い取ってもらうためには、日頃からのお手入れが欠かせません。特に、18金のような純度がやや低い金は、金以外に混ぜた金属が原因で黒ずみや変色が起きることも珍しくありません。

特に、汗や皮脂、化粧品などは混ぜ物に使われる銀や銅などの天敵です。使用後は丁寧に磨いておくことはもちろんのこと、使わないときは専用のケースに入れて保管しましょう。

また、金は金属としては柔らかい部類に入ります。そのため、お手入れのときには力を入れすぎに注意しなければなりません。また、傷の原因となるため一般的な金属用研磨剤や歯磨き粉などの使用は絶対に避け、専用のクリーナーや磨き布を用いましょう。

付属品がある場合はそちらも査定に出す

喜平ネックレスを購入すると、ネックレス以外にも使用した金の鑑定書や取引価格を記載した計算書などの各種書類や、保管のためのケースや専用の磨き布などの付属品が渡されます。査定に出すときは、これらの書類や付属品も併せて出しましょう。付属品の有無によって、買取価格が大幅に変わることも珍しくありません。

特に、鑑定書の有無は重要なポイントです。鑑定書は金に対して純度や品位などを証明するための書類であり、金や金製品の売買をする人たちにとっては信頼の証明でもあります。

また、盗難や紛失に対する補償を受けるためにも、絶対に紛失できない書類です。喜平ネックレスに用いた金の価値を正しく知るためにも、書類は大切に保管しておきましょう。

貴金属買取の専門店に査定をお任せする

喜平ネックレスの買取は、貴金属の専門店に依頼しましょう。買い取ってもらう相手はネットオークションやリサイクルショップなど、いくつかの選択肢が考えられます。

しかし、貴金属買取専門店ならば、経験豊富な鑑定士がさまざまな角度から喜平ネックレスの査定を行ってくれます。

喜平ネックレスに限らず、貴金属の売買は信頼が第一です。買取について分からないことを丁寧に解説してくれたり、正確な見積もりを出してくれたりといった信頼できる対応は、やはり専門店だからこそと言えるでしょう。

18金喜平ネックレスの買取なら金貨買取本舗！

金貨買取本舗では、18金喜平ネックレスの買取を実施しています。長年、貴金属製品を買い取り続けてきた実績のある金貨買取本舗では、売り手のニーズに合わせたさまざまな買取方法を展開しています。

また、どのような買取方法であっても、査定は無料です。売りに出そうか迷っているのであれば、一度、鑑定士に調べてもらうのもよいでしょう。お気軽にご相談ください。

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まとめ

一時は人気が下火になっていた喜平ネックレスですが、多くの著名人たちが着用していることから再び人気を集めています。また、素材である金やプラチナの値段上昇も手伝い、最近は現物資産としても注目されるようになってきました。

世代を超えて愛される喜平ネックレスは、単なるアクセサリーとして使うだけに留まらず、いざというときの保険としても使えます。金相場が上がり、注目を集めている今、喜平ネックレスの価値を再確認してはいかがでしょうか。