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地方自治法施行60周年記念1,000円銀貨を紹介しつつ、その県の見どころやおすすめグルメをガイドしていく企画「銀貨でめぐる日本一周の旅」。23回目となる今回ターゲットとなる県は福井県です!
INDEX
「全47都道府県幸福度ランキング2022年版」で1位に輝いた福井県。同ランキングで過去に5回連続で「幸福度日本一」になっており、住みやすい県だということが伝わってきます。
そんな福井の魅力を公開するべく、おすすめスポット&グルメをお伝えしていきましょう。
県庁所在地 | 福井市 |
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都道府県の鳥 | ツグミ |
都道府県の花 | スイセン |
地方自治法施行60周年記念(福井県)1,000円銀貨幣
福井県の勝山市北谷町には日本最大の恐竜化石発掘現場があり、福井県は恐竜王国とも呼ばれています。
日本で見つかった恐竜の化石のうち、約8割が福井で発掘されており、「フクイサウルス」「フクイベナートル」など、初めて福井で発見され「フクイ」の名を冠した恐竜も多数存在します。
なぜ福井県で多くの化石が発掘されたかというと、恐竜が生きていた頃に堆積した地層のなかでも、とくに骨などがたくさんかき集められた部分(ボーンベッド)が発見できたからです。
また、早くに大規模かつ集中的な発掘が行われたことも理由のひとつと言われています。
国の名勝・天然記念物に指定されている東尋坊は、荒々しい岩肌の柱状節理が1kmに渡って続く雄大な崖です。
20メートル以上に及ぶ岸壁の高さで、そこに打ち付ける日本海の荒波はすさまじい迫力!思わずその光景に見入ってしまいます。
また、東尋坊から見る夕日は美しく、写真映えするスポットでもあります。
品位 | SV1,000 |
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重量 | 31.1g |
直径 | 40mm |
「越前松島水族館」の外観と天守が重要文化財に指定「丸岡城」
山中峠・木ノ芽峠・栃ノ木峠を通る稜線を境にして、北側の嶺北(越前地方)と、南側の嶺南(若狭地方および敦賀市)によって成る福井県。その嶺北に位置する坂井市のおすすめスポットを挙げていきます。
まず、JR北陸本線「芦原(あわら)温泉」駅よりバスで30分ほどの場所にある「越前松島水族館」。
イルカやアザラシ、サメ、巨大なタコなどに触ったり、ドクターフィッシュに手を掃除してもらったり、リクガメやウミガメ、海の魚にエサをあげる体験ができる、体験・体感型の水族館です。
ほぼ毎日行われる「ペンギンの散歩」や「かわうそのごはんタイム」、迫力ある「イルカのショー」など、お楽しみがいっぱい!かわいらしいアザラシやカワウソ、マンボウも大人気です。
「ぺんぎん館」「かわうそ館」「おさかな館」「ふれあい館」「かめ・かえる館」など、多くの館に分かれており観覧のしがいがある水族館です。
なお、床がガラス張りの「さんごの海」水槽や、ペンギンが通り抜けるところを見られる「水中トンネル」といった趣向を凝らした展示がされています。
北陸本線の丸岡駅からバスに乗り継ぎ、丸岡バスターミナルで下車して15分ほど歩くと現れるのが、北陸唯一の現存天守「丸岡城」です。現存天守とは江戸時代以前に建設された天守が残っているお城のことで、日本全国に12城あります。
それらを総称して「現存天守(現存十二天守)」と呼びます。丸岡城はその貴重な天守のひとつで、重要文化財に指定され保存されています。
丸岡城が築かれたのは戦国時代。一向一揆への備えとして織田信長の命により柴田勝家が甥の勝豊に築かせました。丸岡城を支える石垣は「野づら積み」という古い方式で、すき間が多く粗雑な印象を受けますが排水がよく、大雨に崩れる心配がないと言われています。
天守内は自由に見学でき、最上階(天守閣)まで上ることが可能。1階から2階に上る階段が65度、2階から3階部分で67度の全国でも珍しい急階段となっています。
3階の窓からは丸岡の町並みや坂井平野などが見渡せ、とても眺めのいい景色が広がります。ぜひ殿様になった気分で、天守から景色を望んでみてください。
ちなみに、丸岡城の周辺は、日本庭園式公園の「霞ヶ城公園」として整備されており、歴史的・文化的資源を有効活用している公園として、「日本の歴史公園百選」に選ばれています。
また、園内には400本のソメイヨシノが植えられており、春になると城が桜の花で霞むほどの絶景が見られます。
大人から子どもまで大人気のご当地アイドルグループ・お買い物アイドル・「アミーガス」
ショッピングセンター「アルプラザ アミ(以下アミ)」は、ただのショッピングセンターではありません。
お買い物アイドル・アミーガスが所属しており、彼女たちのファンの聖地となっているのです。アミーガスとはアミ内のイベントスペースを中心にライブをするアイドルグループ。メンバーは現在、みお、ゆい、みゆう、まお、ゆーたん、もか、はるか、ひまりの8人。
下は10歳から上は29歳と幅広い年齢層で、正統派から個性派まで8人8様の魅力が光っています。
しばらくコロナでアミ内でのライブは中止されていましたが、10月10日のパフォーマンスライブで約2年ぶりに復活!アミーガスの特徴はアイドルファンだけではなく、アミに遊びに来る子どもたちにも大人気なことです。
家族連れでライブを楽しんだあとは、小学生以下のお子さまなら彼女たちとのチェキが無料で撮れる「子どもチェキ」コーナーもアリ。
時には、アミのキャンペーンで子どもたちに風船を配るお姉さんになったり、アミのCMに出演したりと大活躍なのです。
そんなアミーガスがセントラルステージで繰り広げる「チャレンジライブ」。再開されたらぜひ行ってみてください。観覧無料です。アミへは北陸本線の春江駅から徒歩15分。ライブが終わったらお買い物をしたり、フードコートで団らんして、アミを満喫してくださいね。
油揚げ料理
福井のご当地グルメ1発目は「油揚げ」。
全国で消費量が最も多いのは福井県だと言われる油揚げの専門店を紹介します。
丸岡町にある「谷口屋」では、創業から100年近く受け継がれた技術で、「竹田の油揚げ」を作り続けています。
ふっくらと分厚く大きな油揚げは、それだけでご飯の主役に。
まるでハンバーグのようにジューシーで香ばしく、食欲をそそります。
谷口屋では、揚げたての油あげを大根おろしと特製のタレでいただく「油揚げ御膳」や、これも福井の名物である「越前おろしそば」とお揚げがセットになった「越前おろしそば御膳」などを提供しています。
油揚げの概念が覆ること間違いなしなので、ぜひご賞味ください。
毎年11月6日になると解禁されるのが「越前ガニ」。
ブランドガニの王様です。
地元では越前ガニのメスの「せいこガニ」を好んで食べ、お店にも並びます。せいこガニは体が小さく脚も細いのですが卵を持っており、珍味として人気なのです。
ただし、せいこガニの漁は12月中には終わってしまうため、短期間しかその味を楽しむことができません。
なかには、せいこガニを食べるためだけに福井を訪れる人もいるほどですから、シーズン中に福井に行けた人は、その貴重な味を確かめてみてください。
ブランドガニの王様 越前ガニ
世界三大恐竜博物館の1つ「福井県立恐竜博物館」と 越前での白山信仰の拠点である「白山平泉寺」
カナダの「ロイヤル・ティレル古生物学博物館」や中国の「自貢恐竜博物館」と並んで、世界三大恐竜博物館の1つとなっている、勝山市の「福井県立恐竜博物館」。ここには、福井県で発掘された多くの恐竜の化石が保存されています。
銀色に光るドームの内部にある展示室は、「恐竜の世界」「地球の科学」「生命の歴史」の3ゾーンで構成されており、44体もの恐竜全身骨格や大型復元ジオラマ、化石などの貴重な品々を展示。動くティラノサウルスやフクイラプトルのロボットも展示されており、そのリアルさと迫力に圧倒されます。
手持ちのスマホで、展示解説を聞ける音声ガイドのアプリもあり、子どもから大人まで楽しめることうけあい。常設展示のほかに、期間限定の特別展示があったり、ハロウィンイベントでミニコンサートがあったりと、何度訪れてもそのたびに楽しめる博物館となっています。
恐竜と地球の歴史に詳しくなっちゃいましょう♪
境内一面に美しい緑の苔の絨毯が広がっている「白山平泉寺/平泉寺白山神社」は、心安らぐ癒しのスポットです。
717年(養老元年)に泰澄大師によって開かれたと言われ、白山信仰の越前での拠点となっていました。一帯は、最盛期の戦国時代には8,000人もの僧兵がいたとされ、当時の日本では最大規模の宗教都市となり繁栄したそうです。
しかし、 1574年(天正2年)に、越前一向一揆勢に攻められ全山が焼失。10年後に一部再興されましたが、境内は元の10分の1程度にすぎず、多くの坊院跡は山林や田畑の下に埋もれました。
その後、平成になって発掘調査がはじまり、当時の遺構がそのまま平泉寺区の地中に埋もれていることが判明。
数々の石畳や石垣、坊院跡(僧侶の住居跡)が発見され、旧境内全域が国史跡に拡大指定され、名称も「白山平泉寺旧境内」となりました。発掘調査はまだ続いており、貴重な遺跡物がいまも発見されているそうです。
「日本の道100選」にも選出されている石畳の階段が境内へと続き、左右には樹齢1,000年を越える木々が建ち並ぶ鳥居前。
鳥居をくぐり深い緑に囲まれた参道を奥へと進んでいくと拝殿があり、そのさらに奥に白山平泉寺の本社があります。
と、ここでお寺なのに鳥居があるのを不思議に思う方もいると思いますが、白山平泉寺は明治時代に神仏分離令により神社として分離独立し、「平泉寺白山神社」となりました。
なお、本社の扉は普段は閉ざされており、33年に一度だけ開かれます。次に開かれるのは2025年だとか。
西日本最大のスキー場 「スキージャム勝山」
恐竜博物館から車で約10分の場所にある「スキージャム勝山」は、西日本最大のスキー場でありリゾート施設です。
最長滑走距離5,800mの広大なゲレンデは、初心者から上級者向けまで多彩なコースがあるので、自分のレベルに合ったコースで遊ぶことができます。
また、テストライドセンターでは、購入前にBURTONの最新モデル(スノーボード、バインディング、Step On®)を借りて雪上で試すことが可能。
気になるモデルがある方はぜひ利用してみてください。
スキージャム勝山では、春から秋のグリーンシーズンもセグウェイやパラグライダー、芝そりにバギーなど、充実のアクティビティでさまざまな遊びを満喫できます。ゲレンデ直結徒歩0分の露天風呂「ささゆり」もあるので、極上の温泉に浸かって遊んだあとの疲れた体を癒すのもいいでしょう。
さらに、スキージャム勝山には宿泊施設だってあります。泊りがけでとことん遊びを満喫するプランもステキですね。家族や友だちとの思い出作りに訪れてみてはいかがでしょうか。
勝ち山のそば粉使用 おろしそば
勝山で紹介したいグルメは、勝山市内で栽培されたそば粉だけを使用している「勝ち山おろしそば」。
市内では13店舗で提供されているなかから、今回は「手打ちそば 八助」を紹介しましょう。
メニューはネギと鰹節がかかったそばに、大根おろしだしをかけていただく「おろしそば」、のり、とろろ、ネギ、わさびが乗ったおそばに山かけだしをかける「山かけそば」、おそばの横にネギとわさびが添えられている「ざるそば」、そして温かいかけだしの中にそばとかつおぶしとネギが入っている「かけそば(温)」の4種類。
現在店内飲食はできず、テイクアウトのみとなりますが、お店の駐車場にベンチやテントがありそこで食べることができます。越前のそばを食べなれた人たちも唸る八助のだしとそばのおいしさ、ぜひとも味わってみてください。
ここでスイーツをひとつご紹介。福井県の名物スイーツと言えば「羽二重餅」があります。
羽二重餅は求肥に似た和菓子で、餅粉を蒸し、砂糖と水飴を加えて練り上げたものです。
最近ではこの羽二重餅も種類が増え、きなこやよもぎを練り込んだもの、小豆を挟んだもの、くるみを入れたものなどさまざまな味が楽しめるようになりました。
そのなかでとくに注目を浴びているのが、「金花堂 はや川」の「羽二重くるみ」。和くるみの入った羽二重餅を3枚のシュー生地で挟んでいる創作菓子で、風味豊かなシュー生地とくるみの入った羽二重餅のハーモニーが絶妙と大人気なのです。
旅のおみやげにぴったりの一品です。
福井県の名物スイーツ 羽二重くるみ
日本三大木造大鳥居のひとつに数えられている「氣比神宮」と「敦賀市立博物館」
7柱のご祭神をまつる北陸道の総鎮守「氣比神宮」は、敦賀駅よりバスで3、4分の好立地にあります。
702年(大宝2年)の建立と伝えられており、地元の人たちからは「けいさん」の愛称で親しまれている氣比神宮。祀られている御祭神は伊奢沙別命(いざさわけのみこと)、衣食住を司る神様です。
そのため、海上安全、縁結び、安産、健康などのパワースポットとして知られています。なお、氣比神宮の大鳥居は春日大社の一之鳥居や厳島神社の大鳥居と共に、「日本三大木造大鳥居」のひとつに数えられており、国の重要文化財に指定されています。
境内には、かつて氣比神宮を訪れた「松尾芭蕉の像」と「句碑」や、ご神徳が得られる神水と言われる「長命水」、青々と伸びる天然記念物の「ユーカリ」と、さまざまな見どころがありますので、じっくりめぐってみてくださいね。
「敦賀博物館通り」は古い建物が残る商店街で、敦賀の町の歴史を感じることができます。
いまは「敦賀市立博物館」となっている旧大和田銀行本店のモダンなビルや、元薬屋だった古民家カフェ、創業400年の歴史を誇る酒屋など、いい雰囲気の建物やお店があり、散策しているだけでも楽しめるでしょう。
敦賀市立博物館ですが、昭和2年に二代目大和田荘七によって建てられた大和田銀行本店を活用したもので、設計は建築家の永瀬狂三と吉田克が手掛けました。
北陸初のエレベーターや、レストラン、迎賓室などを備えており、当時の敦賀にとって先進的な建物だったと言えるでしょう。
なおいまは、敦賀市内にて発掘された考古遺物のほか、中世、近世、近代の文書資料、民俗資料、さらに近世、近代の美術資料まで、敦賀ゆかりの資料を数多く展示・保存しています。博物館通りに行ったら博物館にもぜひお立ち寄りを。
おいしい海鮮が食べたい!と言う人はここに行くしかない!60店舗が出店する日本海側最大級の海鮮市場「日本海さかな街」。JR敦賀駅からバスで約10分のところにあるこの市場に、敦賀港で獲れた新鮮な魚介をメインに銘菓やお惣菜など、さまざまな福井のおいしいものが集まってきます。
市場ではカニはもちろん、鮮魚、魚卵、といった水産物のほか、干物、焼鯖寿司、塩辛などの加工品まで、膨大な種類の商品が並び、店主の威勢のいい声が飛び交います。
場内には17店舗の飲食店もあり、新鮮な素材がてんこ盛りの海鮮丼や海鮮焼き、寿司といった海の幸をその場で食べることが可能。日本海の恵みをいただきましょう!
地元民のソウルフード ソースかつ丼
敦賀で食べられる名物グルメのひとつは、「ヨーロッパ軒」の「ソースかつ丼」。
ヨーロッパ軒の創業はなんと1913年(大正2年)、東京都早稲田鶴巻町に店舗をオープンさせました。
その後、関東大震災をきっかけに郷里福井に帰り、総本店所在地・片町通りに福井ヨーロッパ軒が誕生。
さらに、敦賀に分店をのれん分け1号店として開店させました。いまでは敦賀に5店舗もあるほど、地元民のソウルフードとなっています。
上質なロースとモモ肉に目の細かいパン粉をまぶし、カラッと揚げたカツ。
それをウースターソースに各種香辛料を加えた秘伝のタレにつけて、ご飯の上に乗せたソースカツ丼は絶品!
また、トンカツの代わりにメンチカツを乗せた「パリ丼」や、冬季限定の能登産の牡蠣を使った「牡蠣フライ」などもあります。
敦賀と言えば忘れちゃいけないのが「敦賀ラーメン」です。ルーツは1953年(昭和28年)に初めて開店した、ラーメン屋台と言われています。その後、屋台は増え続け多くの人に親しまれるようになりました。
敦賀ラーメンの基本は、豚骨と鶏ガラをベースにした醤油味のスープ。人気店の「中華そば 一力」の場合、豚骨醤油ベースのスープにチャーシューとメンマとネギ、そして紅ショウガが乗っています。
なお、一力は1977年に店を構えていますが、元は屋台からのスタートでした。屋台でラーメンを楽しみたい方は、「池田屋ごんちゃん」や「赤天ラーメン」などをのぞいてみてください。
多くの人に親しまれる味 敦賀ラーメン
福井県には水ようかんや鯖のへしこ、ボルガライスなど、まだまだ紹介したいグルメがたくさんありました。空気もおいしいし人も優しいステキな県なので、ぜひ旅行に行ってみてくださいね。
さて、24回目となる次回は琵琶湖とひこにゃんで有名な滋賀県です。どんな図柄の地方自治法施行60周年記念1,000円銀貨幣なのか?観光スポットとご当地グルメは……?お楽しみに~!
北海道から沖縄まで地方自治法60周年記念銀貨幣と全国をめぐる旅 随時更新中!
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