銀貨でめぐる日本一周の旅 (第31回目・鳥取県)

第31回目は日本海と中国山地に挟まれた、豊かな自然と文化に溢れた鳥取県です。鳥取砂丘をはじめとした鳥取県ならではのおすすめの観光名所、新鮮な山や海の幸を味わえるご当地グルメスポットを、地方自治法施行60周年記念1,000円銀貨と共に紹介していきます。

第31回目は鳥取県の各地をクローズアップ！

鳥取県

県庁所在地	鳥取市
都道府県の鳥	オシドリ
都道府県の花	二十世紀梨の花

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～鳥取砂丘と山陰海岸 千貫松島～地方自治法施行60周年記念（鳥取県）1000円銀貨幣

千貫松島は花崗岩（かこうがん）の離れ岩で、周囲50m、高さ10mの頂きに、立派な松が1本生えています。さらにはトンネルのように穴が貫通している海食洞門で、浦富海岸を代表する奇岩のひとつとなっています。

千貫松島の名前の由来は、江戸時代の鳥取藩二代目藩主・池田綱清が美しさのあまり、「我が庭にこの岩つきの松を移すことのできた者には銀千貫を与える」と、語ったことから名付けられたと言われています。

地方自治法施行60周年記念（鳥取県）1,000円銀貨幣

品位	SV1,000
重量	31.1g
直径	40mm

地方自治60周年千円銀貨/鳥取県 買取価格

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豊臣秀吉の兵糧攻めでも有名な鳥取城跡（鳥取市）

久松公園「鳥取城跡」と桜が美しい「仁風閣」

「鳥取城」は、江戸時代には国内12番目の石高を誇った鳥取藩三十二万石の居城で、「日本100名城」にも選ばれています。

鳥取城は、もともと久松山の自然地形を生かした城で、山の上にあったことから、攻め込むのが難しく、豊臣秀吉が城を包囲し城内に食料を持ち込ませないようにする、「兵糧攻め」の戦法を選んだとも言われています。

現在は、天守跡や二ノ丸跡などが残り「鳥取城跡」として存在しています。山頂では、日本海や鳥取砂丘を見渡すことができるほか、「久松公園」は春には約230本の桜が咲き誇る、桜の名所としても知られています。

偉大な漫画家を生んだ町にある水木しげるロード（境港市）

世界中からの観光客が訪れる「水木しげるロード」

人気の観光地として鳥取砂丘に次ぐ代表的な観光スポットになっているのが、境港市の「水木しげるロード」です。「ゲゲゲの鬼太郎」の著者でも有名な水木しげるさんが生まれ育った場所として、境港駅前にさまざまな妖怪の像が設置されています。その通りを総称して水木しげるロードと名付けられました。

800mある水木しげるロードに置かれた妖怪の数は、なんと177体。また、水木しげるロード周辺のお店には、そこでしか手に入らない限定のお菓子やグッズなどが豊富に販売されています。今でも多くのマンガファンのみならず、世界中からの観光客が訪れる人気の観光スポットになっています。

時代風情が漂う町・白壁土蔵群（倉吉市）

江戸から明治時代にタイムスリップ! 風情ある町並み「倉吉白壁土蔵群」

江戸から明治期の建造物が多く、今も当時の面影を残す「倉吉白壁土蔵群」は、「国重要伝統的建造物群保存地区」に選定されています。

白壁の土蔵をはじめ、玉川に架けられた石橋や、赤瓦に白い漆喰壁が見られる風情のある町並みを歩くと、時代を感じる非日常の体験が味わえます。さらには、酒屋や醤油屋など老舗造りのお店や蔵から、ときおり漂う香りが心地よく、「かおり風景100選」にも選定されています。

落ち着いた風情のある町並みを、時間をかけてゆっくり散歩してみてはいかがでしょうか。

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日本で唯一の梨をテーマにした博物館・なしっこ館（倉吉市）

倉吉市街(倉吉駅)と鳥取の名産品 二十世紀梨

二十世紀梨の生産日本一と言われる鳥取の名産品である梨をテーマに、2001年に倉吉パークスクエア内にオープンした国内唯一の梨の博物館です。

毎年約4,000個の梨を実らせている直径20mの二十世紀梨の巨木はまさに必見。二十世紀梨は果汁が多く、酸味と甘さのバランスのとれた爽やかな味で、シャキシャキとした食感が特徴です。

なしっこ館には、実物の梨を栽培する梨ガーデンがあるほか、館内には梨に関する資料が展示され、梨が日本に伝えられた歴史を知ることができます。

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山陰地方の本格的な近世初期の城郭・米子城跡地（米子市）

米子市街眺望の名所「米子城跡」と「湊山公園」

米子市（よなごし）の中心地に位置し、標高90メートルの湊山に築かれた「米子城」は、「久米城」とも呼ばれ、山陰ではじめて築かれた近世初期の城郭です。米子城は、四層五重の天守閣と四重櫓という大小2つの天守が、華麗に連なっていました。

現在は、「米子城跡」として石垣や礎石などが城郭の形態をとどめ、「国史跡」にも指定されて、米子市街眺望の名所としても親しまれています。また隣の「湊山公園」は、春にはソメイヨシノが咲き乱れ、さらに夕日が美しいことでも有名な公園です。米子城跡と併せて訪れたい人気の観光スポットとなっています。

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山陰屈指の名湯・皆生温泉（米子市）

温泉と海水浴が同時に楽しめる「皆生温泉」

鳥取県米子市にある皆生温泉（かいけおんせん）は、温泉と海水浴が同時に楽しめるおすすめスポットです。

1900年（明治33年）頃、海岸に湧く湯を漁師が発見したのが始まりで、その規模を拡大してやがて、山陰地方でトップクラスの規模を誇る温泉街に…！大型ホテルが立ち並び、山陰の熱海の異名を持つほどの歓楽地となりました。

皆生温泉は北の境港（さかいみなと）周辺の海に加え、南の大山（だいせん）周辺の山と自然豊かな環境に囲まれた宿泊施設が多数存在しています。

さらに、皆生温泉にあるメインストリート、四条通りの温泉街もおすすめです。お土産屋や、地酒など地元の特産品などの見どころも満載。また皆生温泉は日本の朝陽・夕陽100選にも選出されているため、こちらで1泊してタ陽や朝日を眺めて過ごすというのもいいですね。

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一度は食べておきたい！鳥取県のおすすめグルメ

鳥取は砂丘だけじゃない！鳥取でしか味わえない美味しいご当地グルメの数々

鳥取県ならではの定番から地元メニューまで、人気のおすすめグルメをセレクトしました。

鳥取市のご当地ラーメン「素ラーメン」。今では鳥取市を代表するソウルフードとなり、その背景には1955年頃の「武蔵屋食堂」で、学生向けに安く食べられる料理として考案されたことが挙げられます。

うどんの汁に中華麺を入れた麺料理で、ネギ、カマボコ、モヤシなどの具と共に天かすを入れたもの。かつお、昆布、煮干しなどによるダシの旨みを主体とした、関西系のうどんの汁に中華麺を入れた料理です。現在は「武蔵屋食堂」と「鳥取市役所食堂」の2店で提供されています。

続いては米子市のグルメと言えば、西部のブランド地鶏「大山どり」を使った鶏料理がおすすめです。

大山どりは、大山の山麓の綺麗な空気と新鮮な地下天然水で育てられた、ブランド鶏。脂の乗りが良くジューシーで味わいのある肉質が特徴です。県全域や全国的にも提供されている銘柄で、焼き鳥などで米子市の居酒屋で食べることができます。大山どりの甘味や、香りをそのまま生かした米子市ならではのグルメ料理です。

倉吉市のご当地グルメは「餅しゃぶ」。十二単衣をイメージして作られたオシャレな餅によもぎ、とち、ゆず、などを練り込ませ、カツオだしのきいた熱々のお湯にくぐらせていただきます。

代表的なお店では「白壁土蔵群と言えば、清水庵の餅しゃぶ」と言われるほど、町の名物グルメとなっている清水庵の餅しゃぶが有名。お餅の種類が12種類と、味も見た目もバリエーション豊かであることから、海外や県外からの観光客にも大人気です。

鍋で温めたカツオだしに入れた12食12味のカラフルな餅を、視覚と味覚の両方で楽しめます。もともと本業が餅屋を営む清水庵のオリジナルメニューで、今では倉吉ならではのご当地グルメとなっています。

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第32回目は岡山県を特集！

鳥取県のエリア別の観光スポットを紹介しましたが、気になる場所はありましたか。鳥取県を代表する「鳥取砂丘」以外にも、景観がすばらしい自然や公園、癒しを与えてくれる温泉、神社仏閣や遺跡など、さまざまな魅力あふれる観光地が満載です。

情報や知識を持ちながら訪れることで、さらなる発見が期待できると思いますので、ぜひ本記事を参考にして鳥取県に足を運んでみてくださいね。

次回、第32回目は「桃太郎」でおなじみ、岡山県の紹介です。どんな観光スポットやおいしいグルメがあるのか！お楽しみに！

北海道から沖縄まで地方自治法60周年記念銀貨幣と全国をめぐる旅　随時更新中！

銀貨でめぐる日本一周の旅一覧

※本記事は掲載時点の情報であり、記念コインの記事となります。県の観光名所などの詳細や最新の情報は公式サイトなどでお調べください。予めご了承くださいますようお願い申し上げます。

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