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日本ではアニメで知られる「フランダースの犬」。その原作はイギリスの作家ウィーダによって書かれた児童向けの小説でした。今回はこのフランダースの犬にスポットを当てて、記念硬貨や物語を紹介していきます。
フランダースの犬 記念貨幣セット
主人公の少年ネロと大型犬のパトラッシュとの絆を描いたフランダースの犬。
そんな本作がトーキー(発声映画)化75周年になったことを記念して、2010年に王立ベルギー造幣局が鋳造した「フランダースの犬 20ユーロ記念銀貨幣」を組み込んだ、プルーフ貨幣セットが発行されました。
この貨幣セットは平成22年銘の500円、100円、50円、10円、5円、1円のプルーフ貨幣と、先ほどの記念銀貨がプラスチックケースに入れられており、特製革ケースに組み込み、外装紙ケースに収納されています。
フランダースの犬 20ユーロ記念銀貨幣の表面には、牛乳瓶の入った荷車をひいて雪道を歩くネロとパトラッシュと、その後ろにアントワープ聖母大聖堂及び風車が刻まれています。裏面にはEUの地図、20EURO(額面価格)、ベルギーの国名(左から、フランス語・オランダ語・ドイツ語で表記)及び2010(年銘)をデザイン。
アントワープ聖母大聖堂の前を歩くネロとパトラッシュは、物語のワンシーンを切り取ったかのようです。
品位はSV925、重量23g、直径約36mm、発行枚数40,000枚。なお、フランダースの犬日本・ベルギー2010プルーフ貨幣セットの販売価格は1万3,000円、販売数量は2万セットでした。
ベルギーにある ネロとパトラッシュ像
フランダースの犬といえば、みなさん悲劇のラストシーンを思い起こすことでしょう。
しかし同時に、パトラッシュとネロの友情に心温まる場面もあります。どんな物語なのか、そのあらすじを追ってみましょう。
物語の舞台は、ベルギーのフランダース地方のアントワープ。そこから3マイルほど離れた小さな村に15歳の少年ネロとダースじいさんが暮らしていました。
ネロは幼い頃に両親を亡くし、ダースじいさんにひきとられたのです。
2人の暮らしはとても貧しく、かつては年老いたダースじいさんがアントワープまで牛乳を売りに行き、その金で生計を立てていました。そう、パトラッシュが2人のもとに来るまでは。
ネロがまだ幼い頃、ダースじいさんと2人で道端に倒れている犬を見つけたのです。瀕死の状態のその犬を家に連れて帰り、自分たちのミルクやパンを分け与え、看護をするダースじいさん。おかげでパトラッシュはやがて元気を取り戻しました。
パトラッシュはフランダースの犬でした。フランダースの犬は、大型で筋肉が発達しており、飼い主に奴隷のように使役されて、やがて死ぬまで働かされる一族。パトラッシュも前の飼い主に酷い扱いをされていたのでしょう。
元気になったパトラッシュは、自分から牛乳を積んだ小さな荷車を引く素振りを見せました。いつも優しくしてくれるダースじいさんの力になりたかったのでしょう。彼もその頃には古傷と老いで歩けなくなり、代わって6歳のネロとパトラッシュが牛乳を売りに行くことになりました。
ネロもパトラッシュも貧しいながら、幸せな生活を送っていました。ただパトラッシュには気になることがありました。それは、教会に入るとネロがいつも元気がなくなってしまうこと。その教会には美しい絵がたくさん飾られています。なかでもネロが見たいのは、ルーベンスという有名な画家の絵です。でもその絵はカーテンで隠されており、お金を払わないと見ることができませんでした。
ネロは自らも絵を描き、画家になりたいと思っていました。彼はその夢をパトラッシュとアロアという少女にしか打ち明けていませんでした。アロアはこの村一番の裕福な家の娘で、彼女の父親はネロのことをみすぼらしいと言って嫌っていました。ですが、アロアはネロに好意を持っていたのです。
アントワープでは、年に一度200フランが与えられる絵のコンクールがありました。それは、18歳未満の画才のある子どもを探し出すためのもので、応募の資格は年齢のほかにはとくにありませんでした。作品の締切は12月の1日で、入選者の発表はクリスマスに家族と喜びを分かち合えるよう、24日となっていました。ネロはこのコンクールのために絵を描いていました。
そして寒さの厳しいある日、ネロは完成した絵を携えて町へ行き、それを公会堂の入口に置いてきました。
とある夜、アロアの父親の納屋が燃えました。アロアの父親はだれかが火をつけたに違いないと思い、ネロが犯人だと村の人々に言いふらしました。もちろん、ネロはまったくの濡れ衣でしたが、周囲の人々はネロに冷たくなり、ネロに仕事を頼む人は少なくなりました。傷つき孤立したネロはあの絵さえ入選すれば……と思うのでした。
そんななか、キリスト降誕祭の1週間前、ずっと寝たきりだったダースじいさんがとうとう息を引き取りました。ネロとパトラッシュは悲しみに暮れました。その後、葬式をして全財産を使ってしまったため小屋を追い出されたネロとパトラッシュは、絵の結果を見るためにアントワープへ向かいます。
そして公会堂に着き見た入選作品は、残念ながらネロのものではありませんでした。がっくりと肩を落とし、ふらふらと村へ戻るネロたち。その道中パトラッシュが道に落ちている財布を拾います。
それは、アロアの父の大金が入った財布で、彼女の家では大騒動になっていたのです。ネロはすぐにそれをアロアの家に届けました。
物語の舞台になった アントワープ大聖堂
ネロはパトラッシュが財布を見つけたことを告げ、パトラッシュの面倒を見て欲しいとアロアの母とアロアに託します。
そのことを後から知ったアロアの父はついに改心し、ネロを貶めたことを後悔。村人に呼びかけてみんなでネロを探しました。
パトラッシュはネロの小さな足跡を見つけ教会に向かいます。すると石畳の上に倒れているネロの姿が。
パトラッシュを見るとネロはパトラッシュを抱きかかえました。彼の命がつきかけようとしたその時、突然雲間から月が顔を覗かせ、月の光はルーベンスの二枚の絵を照らし出しました。
ネロは最後に一番見たかったものが見れたのです。
安らかな顔で息を引き取っているネロのとなりで、パトラッシュも長い眠りにつきました。
その翌日、ネロとパトラッシュを見つけた人々はその死を悼みました。少年と老犬は生涯をともに過ごし、そして死んだ後も離れませんでした。ネロが強くパトラッシュをその胸に抱いていたので、教会の特別な計らいの下に彼らをともに祖父の墓に葬ったのでした。
あまりにも切ないネロの人生。しかし、おじいさんが亡くなった時も、デマを流され孤立したときも、いつも傍らにはパトラッシュが寄り添っていました。パトラッシュもまたネロの優しさに触れ、幸せに暮らせていたのでしょう。
人が貧しいからといって差別するような、心の貧しい人間にはなってはいけませんね。いろいろなことを考えさせられるお話です。
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